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神様と

あー僕は死んだのかと思った。


そして、僕は白い雲の上で寝ていることに気づいた。

「ここは、死後の世界か。」



起き上がり一面を見渡してみると見渡す限り一面が白い雲がありまるで空の上にいる状態だった。

よく見ると今自分がいるところだけ座布団やちゃぶ台と扉があることに気づいた。


そして、扉から年老いたおじいさんが現れたのだった。

おじいさんが座布団に座り、言わんばかりにおいでの手のジェスチャーをしたのだった。


僕はその座布団があるところで座ったのだった。

座ったところでおじいさんが話しかけてきた。

「気分はどうかね?」


とりあえず今状況と疑問をありのまま伝えることにした。

「はい、ところでここはどこですか?」


おじいさんが

「お前さんたちが言うとここは天国かな?」

「天国ですか...」

僕ががっかりした状態で答えた。

おじいさんが話をつづけた。

「お前さんには申し訳ないことをした。

 私の配下の者がお前さんを殺してしまったのだ。

 配下の者は捕まえてのだが、2人組だったためもう一人は捕まえそびれてしまった。

 本当に申し訳ない...」


おじいさんが何度も謝ってきた。

僕はそれに対して答えた。

「そんなことはいいですよ。ちなみにおじいさんは何者でしょうか?」

「おお、申し訳ないまだ自己紹介もしていなかった。

 私は、この世界を司る神である。なので、お前さんの名前をわかっている。

 翼というのであろう。」


僕は、驚きが隠せなかったが、気になることを話した。

「神様であるなら、同じ世界で転生させてもらえるのでしょうか。」


それに対して神様は申し訳なそうに答えた。

「申し訳ない、原則として世界のルール上、同じ世界にお前さんは転生できない

 なので、別世界に転生をさせてあげようと思うが、お前さんはどうかね?」

僕は、がっかりともに半分うれしい気持ちもあった。転生させてもらえるというところで。

「わかりました。ぜひ、転生をお願いします。」


神様は続けた。

「今回は特別にお前さんの記憶を残したまま転生をさせようと思う。また、こちらの

 不手際でもあったためにそれなりの能力を与えて転生させてあげよう。

 あと、転生させてあげる代わりにお願いを一つ聞いていただけないか。」

「なんでしょうか。」

「この世界にはもともと私の配下であった神が何らかの理由で悪事を働くようになってしまったのだ。

  私はそれらを邪神と呼んでいる。邪神を捕まえて更生し、また新たに神として自覚をもって仕事してもらう

  ようにはしている。しかし、現状、人で不足でありほんとが捕まえきれていない状態なのだ。

  申し訳ないが、邪神ども捕まえて引き渡してもらえないだろうか。」

「わかりました。」

「おお、それは大変助かる。では、今からお前さんを転生させる準備を行う。

 お前さんが転生したときは、赤ん坊から人生の再スタートする。

 まあ、以前そのまま転生させたものがおるが、世界に順応に苦心したものがいたので。

 赤ん坊からスタートする際、記憶は一時的に削除を行う。年が上がるにつれて現在の記憶を

 思い出していくから心配しなくても大丈夫。あと、今後の私との連絡ためにこの端末を今後渡すが、

 お前さんが、6歳にごろになったころに手元に行くように手配しておく。そのころには前世がすべて

 戻っているはず。何か質問とかはよいかね。」


「ないです。」


「では、私が10数えたらお前さんは転生して別の世界で生まれることになる。健闘を祈る。」

そして、神様のカウントが始まった。

「10、9、8、7、6、5、4」

「3」

「2」

「1」

「0」


僕は、転生して新たな人生を歩むことになった。


  ※神様が、人生を記憶を消して再スタートさせる理由はいくつかある。

   1.記憶の整合性・・・前世の記憶を持ち続けると来世の人生を狂わせかねないため子供の時だけ記憶を削除する

              自分の親を再認識させるためや、子供らしい人生を送らせるため

   2.言語の学習・・・転生後の世界で言語正しく覚えるため

             以前に、そのまま転生させたものが言語を覚えきらずに大変だったことや

             言語を無理に覚えさせようとして、学習機能が壊れた人がいたため

             (ちなみに上記2人はなんとか軌道修正して第2の人生を送っている)

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