人生最期の日
きづいたら、僕は、地面にたたきつけられた。
全身が動かず、意識が遠くなっていった...
僕は、坂本翼。
とある会社でIT業界を約10年ほど勤めた。
仕事の内容はとある会社のシステムの管理。
主に、システムの管理をしつつ、仕事の効率化を図るのが僕の仕事。
システム構築することもあり、多少のプログラムを作ることができる。
といっても、プログラムはほかのサイトから参考したり、ソースをコピー、
社内にあるソース、自分の作成したものをコピーして、別のプログラムの
ソースに貼り付けて改良することが多かった。
そんなことばかりしていたためか、いつからからかチームリーダの山田さん
からコピペ太郎なんて呼ばれるようになった。
つい数か月前に転機が訪れた。
知人の紹介で鉄道業界へ就職できることになったのだった。
もともとのこの業界で働くつもりはなく、
子供のころからの夢は鉄道会社につくつもりでいた。
そもそもなぜ、IT業界に入ったかというとちょうど僕が、
学校に在籍中に大きな不景気がありいつもくる業界の
求人もない状態だったからだ。
そして、今日初出社の日...
いつもより早く家を出て、駅に向かった。
ホームでいつものように電車を待っていた。
早めに駅のホームで待っていたため駅を通過する電車があった。
その電車を通過するところを待っていたところ、突然後ろからおもいっきり押されたのだ。
電車とぶつかってしまったのだった。
電車時速80kmであったため止まることもできない状態だった。
ぶつかった勢いで大きく吹っ飛ばされて、地面にたたきつけられた。
突然のことだったため何が起きたのかさえも理解できない状態だった。
そして、全身が動けない状態で、意識が遠くなる中で、
「せっかく叶った夢がこんなところで終わるなんて...」
と人生最期に僕はそう思った。
そこで彼の人生が幕を閉じたのだった...