プロローグ
続くかどうかわかりません。が頑張りたいです。
どうしてこうなったのだろう。
一体自分が何をしたのだろうか。
どこで間違ったのだろう。
いや、わかっている。あんな奴らを信じていた俺が馬鹿だった。
あぁそうだ。他人なんてクソ喰らえだ。
もし、もし、チャンスがあれば、次こそは他人に頼らなくても…1人…で…生きていく力を……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
俺の名前は八島ユキト。高校2年生。
俺は、学校は好きだ。友達は面白いし、部活は楽しい。
では今日から毎日学校に来いと言われると迷わずNoと答えるだろう。
矛盾している。
だが仕方ない。朝に弱いからだ。朝、眠いのに学校まで自転車で行かなくてはならないなんて。ひどく面倒だ。
むしろ学校に行くほうがめんどくさい
そしてもう1つの理由を話す前に俺の話を少ししておこう。
俺はこう見えて結構天才だ。大抵のことはすぐに出来る。少し練習とかすれば。
勉強も然り、スポーツも然り。
でも今は帰宅部に収まっている。
それにもちゃんとしたわけがある。
高校1年生の時、テニスに興味があったから取り敢えず入部した。
練習初日で顧問から筋があると言われた。それから1週間程度でまともに打ち合えるようになった。
ただ1人の先輩が悪く思ったらしく、練習試合的なものを受けた。
すぐ勝負を仕掛けてくるとか、どこぞのポケットなトレーナーかと思ったことは内緒だ。
結論から言うとそこで勝ってしまった。それがいけなかった。結構夢中になってたから気が回らなかった。
するとその先輩が色々と俺の悪評を話しまくったらしく…
先輩に勝ったことにより部活が気まずくなり退部。そして現在に至る。
こんな感じだ。
勉強も教科書1回読んだら理解出来る。
授業なんてまともに聞いたことなんてあるかないか。
でもテストの順位は1位。
みんな俺が勉強してないこと知っている。だから、
ギリギリで教室に入る。みんな黙る。時々ひそひそ話。
これが毎日の朝の行事と言っても過言じゃない。過言でした。すみません。
教室入っただけじゃん。なんでそんな目で見るの。やめて!メンタルが!
まぁもう慣れたんですけどね。お陰様で鋼鉄メンタルです。
それに─
「今日もギリギリだな!ユキト。」
「おはよう。もう少し早く来なさいよ。遅刻するわよ。まったく世話が焼けるわ。」
こいつらがいる。
最初に挨拶してきたやつが久坂竜也。俺の幼馴染兼親友だ。中学校まで同じサッカー部だった。高校でも続けている。体格が大きい。とても努力家だ。
もう1人の名前は広瀬月。読み方は、るな、だ。珍しい名前だと思う。彼女も俺の幼馴染兼親友だ。華奢で、誰にでも優しい。しかもかわいい。
だから、学校は楽しい。こいつらは最高だ。
しかも最近、話しかけてくれる人が増えている。これは大きな進歩だ!そんな人達とは仲良くしていきたい。そしたらもっと学校が楽しいだろうなぁとか思ったり。今でも十分楽しいが。
それにしても、毎日毎日憎々しそうな目で見られたらこっちもイライラするってもの。できるから仕方ないじゃないか。
まぁこんなこと口に出せばぶん殴られそうだけど…
もういっそのことあいつら異世界にでもどんでいって─ッ!
突如床に魔法陣が映し出された。
「おい!なんだこれ!」
「これって魔法陣じゃ─」
クラスのみんなが口々に叫んでいると
世界が一瞬にして砕け散り、白い光で視界を覆った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
知らない天井だ。ここはどこだぁあああ!!!!落ち着け俺!深呼吸だ!ヒッヒッフー
「おい!みんな大丈夫か!」
周りにはちゃんとクラスメートがいる。誰もいなくなってはいないようだ。パニクってるけど。仕方がないか。
「よくぞ召喚に応じてくださいました。勇者様方。私の名前はクリフォード・ランベルト。そして私の娘で王女のエミル・ランベルト。以後、よろしくお願い致します。」
「ご紹介にあづかりました、私の名前はエミル・ランベルトでございます。以後、お見知りおきを。」
声がした方へ目を向けると、友好的な笑みを浮かべた老人と美女がいた。そしてその周りには多分騎士だろう。鎧を纏った兵士が片方に5人ずつ並んでいる。
あぁもう理解してしまった。こんなものを見せられたら。
クラスメートもほとんどが理解したようだ。
本当にこんな事起きるんだな…
異世界に召喚されるなんて…
この話には自分の好きなことを全て詰め込んでいきたいと思います!続きましたら、応援よろしくお願いします!