転生者もふもふに出会う幼年期7
ワールドカップ
ニラを発見してから結構見つけたもの、ひまわり、どくだみ、そして┅トリュフ発見!これだけはパーパの目を盗み収納へ(ふふふ)俺の収納はもちろん時間停止である。機会があれば盗み食いじゃ!
「あそこの場所で野営をしよう。暗くなる前に準備を始めよう」
パーパがそう言うと馬を馬車から外していく!
俺は馬たちに水を用意する。水は念のため常温にしてだす。
「お疲れ様、明日もお願い」と一声かける、そして一頭づつ疲労回復をイメージした治癒魔法をかける。
「メディありがとう。」
「ボクは楽させてもらいましたからね。」
日が沈んできた。まず護衛4人のうち2人だけ、俺達四人と先に食事をする。残る2人は後でとる。
今日の夕食は、スープ 固いパン 干し肉
「メディ、パンが固かったらスープにつけるんだぞ」
「パーパ、万能魔法でこんな事も出来るんですよ」
俺はそう言ってパンに、霧吹き状の水を吹きかけてから、焚き火の上で風を発生させ、クルクルと空中で回す。湯気がたち美味しそうだ。
「パーパどうぞ!美味しくなったはず」俺の作業を見ていたパーパがぼーっとしている
「ああ、ありがとう。はふっ」メディのは万能魔法とは
違うような~?あれ、本当にパンが美味しくなってる?いや、焼きたてに戻ったのか?
護衛さんと使用人がパーパのパンをチラチラ見ている。
「皆さんの分も焼き直しますか?」
「是非」一同
交代での食事も終わり。光魔法の練習をやろうと思い父親に声をかける。
「パーパ、光魔法の特訓してもいい」
「メディは偉いな!頑張れ」
俺は皆から距離をとり、水晶玉ほどの光を数十個つくった後、それを頭上に飛ばす。
今度は数十個の玉の色をバラバラに変えていき、白、赤、青、緑、桃、橙、紫、と色を試した。
その後明るさを調節し、点滅させたり不規則に移動させたりして特訓を終える。
うん、綺麗だったぁ~!!1人満足し皆の場所に戻ると、どの人もぼーっと、俺を見ている。何だろう?
「パーパ、明日も早く出ますよね。もう寝ねます。」
「メディさっきの光って」
「綺麗でしたか!?色をつけてみたんですが」
「ビックリしたよ!!」
「ええ特訓もしましたし、程よく頑張りましたからね。」
「おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
使用人と護衛が話しかけてきた。
「会頭!何ですか、あの魔法は普通ではありませんよ。」
「パウワさん、光魔法にしては明るすぎます。」
「うん!皆も聞いていた通り、程よく頑張たんだよ┅」
「!!!」一同絶句
「他言無用ですよ。」
「はい」一同
「そろそろ、休もうかな」メディの光属性魔法?を見ていた一同に他言無用と言ったものの、たぶん無理だろうな。しかし、光に色をつけれるなんて知らなかったよ。
翌日┅
「くぁ~っ、んん眩しいーぃ」俺は水魔法で洗顔とうがいをすませる。焚き火に近づく。
「メディ、おはよう!」
「パーパ、おはよう。皆さんおはようございます。」
「おはようございます!」
「朝食をすませたら、準備して村に出発しよう。」
「パーパ、ところで村には遊ぶ所ってあるの?」
「川と森が近いね!水遊びができるし魚も釣れるよ。そこでお昼にするかい?」
「はい!お願いします。」
あれから、馬車に乗ること数時間やっと村に着いた。
魔物の侵入を防ぐ為であろう石垣が、村の周りを囲っている。
門というほど立派ではない通用口から中へ入っていく。
「メディ、あの大きな家の横の倉庫につけるよ」
「わかりました。」
馬車を横につけた所で、家の中から人が出てきた。
「パウワ会頭ようこそ、お出でくださいました。」
「ギィムさん、お世話になっております。今回はうちの次男も同行しております。」
「いつもお世話になっております!メディチュアルと申します。メディとお呼び下さい。」
「ご丁寧な挨拶ありがとうメディくん。マーチ村へようこそ!」
「石垣の向こう側は浅い川と森があるので、一段落したら涼むといいよ。」
「ありがとうございます。話しは変わるのですが、あそこの赤い果実は特産品ですか?」トマトだよなあれ
「うん?ああマトトだね。特産品ではなく一般的な物だよ。」
「パーパ、マトトの仕入れをお願いします。」
「えっ、あれ酸っぱいんだよメディ、どうするの」
「上手くいけば、良い物が出来ます。30個ほど欲しいです。」
「はぁ、わかったよ」
さて、積み込みが終わるまで、魔力循環でもしていよう。
ワールドカップの放送時間、早じまいするお店があるなんて、驚きです!