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転生者のスープの仕込み

ブックマークありがとうございます。

バッツさんが競歩のような速足で近づいてくる。

あんな勢いで近づかれると、何だか体を反らしたくなるのは何故だろうか?そんなことは、まぁいいか。

「お待たせしてしまい、申し訳ありません。簡易的に作ったので、気に入らなければ壊して、作り直してください」


「とんでもない、むしろこの短時間でよくぞここまでの物を┉はぁ~凄いものですね」(全然簡易的ではないな!素晴らしく整ったいるし、一枚で出来ているのか?板のカウンターが歪みなく真っ直ぐだ、それに見たことのない物もある)


「では、カウンターのこちらの、作業スペースへ入りましょう。まず、これが魔石コンロ1です。使い方は魔石に魔力を注いでください。まぁ~手を置おいて入れ!と念じれば入ると思います。やってみてください」


「そ、そうですか?手置いて入れ!あっ、なるほど~万能魔法を使用した時のような感覚ですね。」


「さすがバッツさん、そういうふうに言えばよかったんですね。例え名人っていいなぁ~ボクが例えを言っても、伝わりにくい事が多くて┉」


「いやいや、十分わかり易いですよ。たまたまです」


「すみません、説明の途中でしたね」

(バッツさん、いい人だな~)


「そうでしたね。では、ご教授ください」


「はい、魔石に魔力が入ると色が変わります。青色になったら、このボタンを押すとここから火が出ます、もう一度押すと火が消えます。ボタンの上に、横にスライドするツマミがあります。これは、右に動かすと火力が上がります、左に動かすと弱くなります。通常は中心から火が着きます。次は色の説明をします」


「魔石の色ですか?確かに青くなってます。青色になってからボタンを押すと火が出るんですよね」


「はい、青色で火つきます。

色についてですが、青色から黄色、黄色から赤色、赤色から魔石という感じで変化します。

青色は十分に魔力が補充されている状態です。

黄色は少し減っているものの補充するほどではないです。赤色はそろそろ補充してください。

魔石の状態は最初から補充してください!と色の変化で知らせてくれます。

もちろんどの色の時に補充していただいてもかまいません」(おや、バッツさんの顔が少しヒキつっている、分かりにくいかな?)


「な、なるほど~」

(こんな魔道具見たことない?アーティファクト?なのか)


「次は小型の冷蔵庫です。

こちらは、バッツさんの言い方を真似させていただいて、魔石に手を触れて入れ!と念じれば、万能魔法を使用した時のような感覚で、魔力が減るのが分かります。

こちらは、扉を開いて中に肉類、果物、腐りやすい飲み物の保存に便利です。」


「それは、凄い!┉ですがこの店舗は乾物のみですから、使わないのでは?」(これもアーティファクトかぁぁ?)


「これから活躍します。次に商品の使い方ですが、こちらの昆布です。いつもの使い方を教えてください」


「昆布ですか?手で一口位の大きさまで小さくして、口の中に入れて終わりです」


「なるほど!まずは、寸胴に水を入れて、沸騰する手前ほどまで温めます。

この時に軽くでいいので、綺麗な布で軽く拭いてください、その後は昆布をお湯に潜らせます、1回で十分ですが、主観的な物なのでバッツさんにお任せします。

ほら、お湯の色が変わりましたよね。旨味です」


「本当だ!」


「この他に、前の日の夜に水を入れた寸胴を用意して、その中に昆布を入れて、一晩待つやり方もあります」


「色んなやり方がありますね!メモしておこう」


「取れた昆布出汁に、干しエビ、貝柱を入れて暫く待ちます、待つ間にオークのベーコンを焼きながら、もいやし、ホーレン草、じゃが芋をさっと茹でます┉┉さて、出汁は~うん?少し早いけど!まぁいっか、木の丼に、もいやし、ホーレン草、ベーコン、じゃが芋を入れる。

出汁からエビ、貝柱を出して、寸胴に火を点火して、塩で味を整え、溶き卵をザルで濾しながら入れる!じゃが芋で作った片栗粉を水でとき入れる、ゆる~いトロリとした出汁?(スープ)が出来た、それを具材の入った丼に入れてスープの完成!次に属性魔法を使い、旨味の抜けたエビと貝柱を、高熱の温風をイメージして乾かし、少し炒めてから、風属性でミキサーをイメージして粉状の粉末にする、手順はこんな感じです。」


「なるほど~メモがびっしりですよ!それに先程の冷蔵庫は、もいやし、ホーレン草等を入れる為の冷蔵庫ですか?」


「流石ですね~そうです!やることは以外とありますけど、慣れれば大丈夫だと思います!さぁ、バッツ商会で手に入れた乾物のスープです。召し上がって下さい」


「ほぉ~ズズッ、ほぅ、ホフホフ、じゃが芋温まりますね、野菜の食感とトロリとしたズズ~ッ!」


「干しエビと貝柱の粉末は、お好みでかけて下さい」


「先程の粉ですね、ではパッパッっと┉┉香ばしいエビの香りが増しました、またほんのり甘いスープがたまりません」


「ちなみに、エビと貝柱の量を増やせば、もっとコクのあるスープになります!パパ、味はどうですか?」


「┉┅うん、ん、ゴクリ┅これは、あれだ、何だかわからないけど、美味い食い物だというのはわかった!」


「そ、そうですか」

説明を続けるかな!



ミネストローネを仕込みたいですね

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