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転生者とジェンガをしよう

読んでいただきありがとうございます!

午後、我が店舗プロセウス·ウッドは今日も賑やかである。

水鉄砲の不具合を確かめる為という仕事を、ゲーム感覚で頼んだら思いの外白熱しているらしい┉

ケンツさんとブルーはとっても楽しそうである。

「打つと見せかけて水を出さないなんて!」イエローとレッドはそんな事を口ずさみ!終いには┉


「ナイスショット、ナイスフェイント」なんて言って面白がっている。そのまま勝負がつくのを待ってみるものの、なかなか終わらないので、没収試合とした。


「なんだ、もうおしまいか?」


「いやいや、又後でね。今からジェンガをやるから、皆を呼びに来たんだよ」


「ジェンガって木の小さい、煉瓦みたいな形の品物だったよな?そういえば何なのか解らなかったな、あれで何かできるのか?」


「ハマればかなり面白いはずだよ、店舗の休憩スペースでやるよ」

俺達は店舗の休憩スペースまで移動して、カウンターの上にジェンガを立てた、それからやり方を皆に伝えて1人づつ抜いていく┉初めの1回目は皆余裕で抜いていくが、2回目は抜くかどうか、迷う時間が増えていく。


「最後に崩した人はペナルティーあります!よろしくね。」


「「!!」」


「今言うなよ~」


┉·┅!?┅

「ケンツさん、はやくして」


「わかってるっ┅て?!」


「「あっ」」

パシャ~シャシャ~

「ああ~あ」


「やっちゃいましたね、ペナルティーは┅チョチョイのチョイっと~できた」

俺はケンツさんの顔に落書きをした。瞼に目、鼻の下に髭、頬っぺたに俺はケンツ、と書いた。


「┅┅┅」


「終わったか?」誰も目を合わせない。

「「┅┉┅┅」」


「という事でここまでがジェンガです、ペナルティーを決めるかは、相談してからがいいと思います。」


「小僧~顔に何を書いた、誰も目を合わせないようにしてるぞ」


「可愛いと思うよ。気になるなら水鉄砲を、顔に当ててもらえば、消えるから大丈夫だよ!」


「ブルー何て描いてある?何て書いてある?」


「頭こっち見ちゃダメ」


「く、くそぅ~小僧ぅ水鉄砲やりにいくぞ」


「はいはい、じゃあセルフ!後は任せたよ~ギモーブさん達もごゆっくり!」


「メディ達は何処に行くんだい?」


「僕達はさっき作った商品の、試作品を試しに行くんです。」


「僕達も行っちゃダメかな?」


「商品の試作品や素材等も置いてあるので、ラボの出入りは友人、店員、親族の方々のみと決めているので、ご遠慮ください。また、ラボの中で怪我をされても責任が取れません。」


「えっと~私達は友達じゃないのかな?」


「お二人の事は、商業ギルドを出た後すぐに、友達ではなく知り合い、または、お客様として見ております。」


「それって、俺達がギルドを出てすぐに、ギエルを受け取らなかったからかい」


「はっきり言ってそうですね、冒険者は魔物相手の職業といってもいいほど、危険で死亡率が高い職業です、少しでも生き抜く為に装備を整えたり、薬を用意しなければなりません。なのにギモーブさん達は、自分達の意地と言う馬鹿みたいな理由で、装備を整えるチャンスをふいにした。ギエルを貰ったり、借りたりをしたくない┅立派だとは思いますが、魔物はそんな理由で手を抜いてはくれませんよ、死ぬかも知れないのに馬鹿ですね。」


「それでも施しなんか受けたくない(わ)、それにこんな理由で友達を作らないの?」


「せっかく友達になったのに、装備が貧弱すぎてついには死んでしまいました。毎回友達にそんな思いをさせたまま、あなた達は依頼を受け続けるんですか?ボクはそんな綱渡りのような、堕ちたら死んでしまうような人達と友達にはなりたくないです。そんな人達は知り合いで十分です。」


「どうして死ぬと決めつけるの?」


「決めつけていませんよ、死亡率が高いと言ってるんです。幸運はいつかは尽きるものです、武器、防具の耐久性も同じこと、敵の首を落とす瞬間に敵の耐久力に負けた場合┉死にますよ。その時の事を想像するだけで恐ろしくなります。おっと、そろそろいかねばなりません、失礼します。」


「私達の装備はそんなにダメですかね?」


「属性魔法も効果なし、武器も壊れた場合どうやって敵を倒すんですか?メディ様に意見を言いたいのなら、少なくともオーガを素手で撲殺できるようにならないと駄目でしょう。装備だけでなく実力不足なんですよ。だから心配されたんです。ちなみに~メディ様はワイヴァーンを撲殺できますよ!」


「「ふぇ?」」


「お茶のご用意をいたします。」


そして残された姉弟は、今後の事を話し合うのだった┉




マイペースですみません

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