転生者は竹を加工してみる
遅くなってすみません
食後にセルフ、フール、デミに集まってもらった。
「皆に集まってもらったのは、今日から家族に加わった子を紹介したかったからなんだ、フリュイー!出といで~兄貴分を紹介するよ!出ておいで~っ」
辺りを見回してみて、天井の梁から様子をうかがっているフリュイに目が止まった。
ずっと見てたんかい!と思いつつ、俺と目が合うとめっかっちゃった!(見つかっちゃった)という感じで、両脚で顔を隠す姿はとってもキュート((笑))
「メディ様、どうされましたか?」メディ様が笑みを浮かべている、どうされたのだろう?
「うん?!いや、何でもないよ。ほら、フリュイ!降りといで~怖くないから」すると梁から飛び下りて、俺の頭の上に着地を決めてから後ろに回り込み、セルフ達の様子を伺うフリュイ。
皆に見られると、めっかっちゃった?!と先程のくだりの再現を、再びやるのが微笑ますぃー(笑)
「フリュイは照れ屋さんだな、ほら皆に挨拶しなさい」
俺を盾にしつつ、たっぷり10秒ほど時間を使い、1人、1人?の顔を順に見ていった後、テッテテテ~と俺の前に出て来た。
その後に自分の目の前に脚を持ってきて、敬礼する。
そして俺に合図する
「えっ?ああっ!パート·ド·フリュイです。フリュイって呼んでください┉だって!」通訳合ってるのかな?身体全体が上下に(↕️)動いている。どうやら合っていたらしい。
「フリュイさんは蜘蛛さん何ですね。宜しくお願いします」
「「ヴォフ、ウオッフ」」
挨拶もすんで俺の頭の上に登ってくるフリュイ
「フリュイさんや、君の定位置はそこかね(笑)」
さて、皆への自己紹介も済んだ事だし、ラボへ移動して竹を加工しよう、まずは乾燥させないといけないんだっけか、風と火属性の魔法で対応してみるかな、竹を逆さにして熱風を当ててみる┉なかなか色が変わらない、火で炙りながら熱風を当ててみる。
「ちょっといいかも、でも時間がかかるな」
ラボの地下に乾燥用の焙炉(ホイロ、乾燥炉)の小部屋を作ろう、これはチャンバーを応用すればできるかな┉うん、大丈夫そうだ!電力はいつもの通り魔石で対応して完成、後は竹を逆さまにして置いていき、たまに確認しにこよう。
次は何を作ろうかな?
雨天でも使えるテントとかどうかな~売れるかな?
大きいテントというと、タケノコ型のテントだな!
布地は濡れるから、オークの腸を長方形にカットした物を張り合わせてみよう、骨組みはもちろん木を使って┉組み立ててっと!よし後は上を被せて終了~店舗に陳列に行こう。
ここに陳列しよう。そしてテントのミニチュアの完成形を置いてっと
さて、ちょっと休憩しようハンモックかぁ~
「セルフ、ハンモックでちょっと休憩してるね」
「はい、わかりました」
「自立式のハンモックか~よいしょ」ふふふ~いいな、包みこまれている感じが、眠たくなってしまうな┉あぶない、寝てしまう。自分の商品が恐ろしい、これを持ってピクニックに行ったら最高だな~ピクニック┉!?
ピクニックセット一式置いてみるかな。早速行動
ハンモック、折り畳み式のフォールディングチェアーを6脚、テーブル1基、テント、食器、スキレット、鍋、こんな感じかな?売れるといいけど
「セルフ、タケノコ型テントを作って陳列したから、確認してね、後はピクニックセットとして、あそこの一帯がセット販売になります。」
「単品売りはしてないからあそこから、持っていかないでね。」
「折り畳み式の椅子が欲しい、と声があったらこの在庫で対応してね、これは価格表だよ」
「はい、わかりました」
「お客様はいないね、時間をもて余しているときはどんな事しているの?」
「たまに万能魔法でお掃除しています、それ以外はメディ様の事を考えてます」
「そっか、ありがとう!閉店まではまだ時間があるな、ボードゲームでもしようか?セルフはケンツさん達を呼んできてくれるかい」暫く待っていると皆が来る
「小僧ゲームをやるって聞いたんだが┉」
「うん、まず参加したい人はいるかな?俺を入れて3人か、よし俺、ケンツさん、ブルーでやろう」
「やり方はこのボードに付いている、ダイヤルを回して止まった数の分だけ、この小さい馬車を動かします┉」
一通り説明をして、さぁ~ゲームの開始だ!
「順番はダイヤルで大きい数の出た順番だから、ブルーからだよ、もう一度ダイヤル回してね」
「いくッス、4ッス」
タンタタタン!そこは┉
「魔物の素材の買取りが上手くいかず1回休み、1500ギエルを貰う」ブルーに鉄で作ったギエルを渡す
「えっ、次に回せないっすか?」
「次は俺だな、6だな」
タンタタタンタタ!
「討伐依頼が上手くいき、素材も売れる4000ギエル貰うっと、いいじゃねぇか」
「俺だな、2だ」
タンタン!
「嫁さんを貰う、メンバーから1000ギエル貰う」
┉┅
┉
「だぁ~なんで怪我して1回休みで、治療代3000ギエル取られるんだよ!」
「立ち上げた商会が上手くいく3000ギエルの儲けッス」
「押しかけてきた妾を迎える、皆から祝金2000ギエル」
「小僧~さっきから結婚ばかりしやがって、タラシが!」
「二人はいいっす、こっちは嫁がいないッス」
┉┅
┉
「ゴール!皆から5000ギエル貰う」
「「はぁ~またギエルがー」」
┉
「2番はブルーさんだね2500ギエル払うよ、俺もだ」
「嫁さんできなかったッス┅」
「しょんがね~って!しかし、面白いなこれ」
「本当に?ありがとさん!」
マイペースですみません