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転生者の早朝散歩 

早起きは三文の得ですね。読んでくださっている方、ありがとうございます。

「ううう~ん┅朝だ」うめき声をあげながら起きる、少しゴロゴロした後に、俺の元気の源の2頭を探す。

ふふふっお主達も変わらんなぁ~いつもここなんだから(笑)さぁ始めよう、そして見せてもらおうか!今日の君達の魅力をぉぉ~

さわさわ(身体に触れる)、フ~~フ~ッ(お腹に息を吹きかける)、お腹に顔を埋めて(ぐりぐりぐり)、枕に抜けた俺の髪の毛を発見!?それを指でつまんで、2頭の身体をツッ~ツィ~となぞる。

俺が何かするたびに「ふっ、ウッ」と声を出す所が可愛い、そしてこれから逆襲を受けま~す〰️「うっははは~はぁ~はぁ〰️」疲れたけど満足だ!


セルフは寝てる┅俺より起きるの遅いの変わらんなぁ~

「フール、デミ、街に散歩しに行こうか」首を傾げるから顔が斜めになる、いい反応するなー可愛い

「散歩に行こうか~~」尻尾ふってる。よし行こう!


朝が早いこともあり人の姿が少ない、人の通りが少ない事も手伝ってなのか、砂埃が舞ってなく空気がきれいに感じるな、朝の散歩も悪くないなぁ┅人の気配がないし┉

「フール、デミ、今から空中散歩に変更ね」

空の散歩は気持ちいいけど、この時間帯の空はちと寒い、風属性と火属性で温風調整してっと┉おっし暖かくなってきた。

「フール、デミ、領主様の城まで競争しよう。よーい」

柏手をうつ

「パン!!」

マジか~速さはほぼ互角か!もうすぐゴールだ!

「かぁー同着か~自信あったのにな」魔力操作の練習をもっとやらないと┉!?


視線を感じるな┉何処


索敵を┅ちょっと下の窓、あそこだな┅美幼女?というか女の子だな!手を振ってみる。げっ!振りかえしてきた。トンズラしよっと┉ん?


「コフッ、コフュ~、コフッ~コホ!!はぁ~天使さん┅いない」

┅┉

「いつまでも同じ場所にはいないよ、天使?!違うよ」

「空飛んでいるし、浮かんでいるのに?」

「だったら虫は、鳥は、ドラゴンも天使なの」

「あっ!むぅ~イジワルですね」

「そうだよ、何故なら天使じゃ~ござぁせん(ニヤリ)」

「こんな朝早くに何をしていたの?」

「早起きは3ギエルの得ってね!早く起きすぎたから散歩だよ。そっちこそ早起きだね」

「私は苦しくて┅外の空気を吸いたくて、窓を開けたらあなたがいたから、お迎えの天使だと思ったの」

「┅そっか、やり直すか、わーたーしーはー天使だー迎えーにー来たーぞぉーぅ┅」

「もうもう~本当に意地悪です!」

「ふふっははっしかし天使って」

「笑わないで下さいぃ┉┅ふふふっ」

「ふふっうっふん、そっちこそ笑ってん、じゃん」

「ふふんふふっはぁ~」

┅┉┉

「はぁ~身体は昔から弱いのか?」

「ふぅ~うん、もうずっとなの┉」

「ここで出会ったのも縁があるんだろうな」

俺は彼女に近づき品種改良をする

「はい、握手~動かないでね、おまじないをするから」


品種改良┉身体の臓器を回復して、走り回れるほどの身体、体力回復(微)、状態異常回復(微)


「よっしよーし、オッケー!」彼女の頭をポンポンする

「何かしたの?」(ぽんぽん、頭、ポンポン~♪)

「元気になる為のおまじないだよ、じゃあもう行くね」

「行っちゃうの?」(もう会えないの?)

「また来るから、それまでに元気になっとけよ」

「あっ名前は」

「天使だ」

「本当にもうもう」

「可愛いいんだから、そんな顔するなよな~じゃあな、ちゃんと治せよ」

「あっ┅」(可愛いって、ふふっ、ポンポン♪)

┉┅

私は、ペーシェ·コォク·ミュラー

辺境伯領主の次女として生まれて、5年┅生活は不自由なくおくれ、家族にも大切に過保護に育ててもらえました。ですが、私は生まれつき身体が弱く、今も苦しくて起きてしまいました。治癒をしてくれた先生が言うには、安静にするしか寿命が延びないそうです。

外に出れない私の楽しみは、空気の入れ替えのついでに見る、外の景色のみです┅!?ですが今日に限っては違いました。私が開けた窓よりも高い場所にその人は浮かんでいて、見られている事に気がついたのか手を振って来ました。つられて振りかえしたら、その人はこめかみに手を当てて、何やら考えこんでいました。

そんな時にいつもの咳が出てしまい、もう一度見たらいなくなっていて、お迎えの天使さんではなかった安堵感と、寂しさが込み上げてきました。

そんな時に声をかけられビックリしていたら、綺麗な顔だちの笑わない天使さんがいました。


「いつまでも同じ場所にはいないよ、天使?!違うよ」

┉┅

私は精一杯お話しをして、楽しい時間を過ごしました。

天使のような男の子は意地悪で、でも笑うと私の目を惹き付けて、思わず意地悪されてもいいから笑って欲しいと思ってしまいました。

話していたら男の子は私に握手を求めてきました、元気になる!!

おまじないをしてくれて、頭をポンポンしてくれました。

また、来てくれるって言ってたから寂しくはないけど、元気になれって言ってたし!!今から私は元気になる。

次もポンポンされる為に┅┉


┉┅

「フール、デミ、庭に降りようか!流石にセルフは起きてるかな?」


カチャカチャ!


まだ、寝てるんかい!!




3ギエルの得はスルーされる主人公でした。

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