転生者の昼食
フリッターではなく天ぷら~
さて、ケンツさんと部下が手に入った。
まずは魔物狩りと収穫だな、この辺りは何が取れるのか、とその前に┅
「じゃあ俺達とはここまでだね、気をつけて帰ってね」
洞窟を出てすぐにレッドを仲間に迎え、捕まっていた兄妹と別れることにする。
「本当に帰っていいの?ですか」
「いいよ」
「┅┉」
「まさか、ここが何処だかわからないとか、迷子じゃ~ないよね?」
えっマジか?顔が真っ赤ですよ~うわっ面倒くせ!
「それじゃ行こうか皆、ケンツさんこの辺りで食べれそうな物ってあるかな」
「ピッグボアとかを狩るんじゃなくてか?」
「うんキノコとかかな」
「キノコね~どんなのだ、てか何だそれ」
「!!」
「この中でキノコ知ってる人~」
「セルフまで知らんのかい」
「すいません、どういった物でしょうか」
「ああいった斜面とか、巨木とか~ミズナラの根元とかにワッサ、わっさ出ている物だよ」
「坊っちゃん、あれっすか?」
「誰が坊っちゃんだブルー、俺の名前はメディだよ!どれ?うん、トンビマイタケ?いや舞茸じゃん、ブルーグッジョブ」俺は笑いながら収穫していくが、皆はそれどうするの
食べるのと引いている┉おのれ舞茸中毒にしてやろうか
「頭、あれ食べれるんですか?それとグッジョブって何ですか」
「わからん、それと頭って呼ぶなケンツでいい、嬢ちゃんは知っていたか?」
「私も知りませんでした。気持ち悪い形だし、でもメディ様が食べれると仰るなら大丈夫です」
「頭見てください、この緑の葉っぱのこの部分、
毛が生えてますよ、脛毛みたいです」
「いいかお前らケンツって~呼べ、それと何か見つけたらメディに見せろ、ほらよ」
┉┅?!「これウドだ、これも美味しいんだよな、この調子でどんどん探していこう」
この辺りはほとんど取ったな、場所を移動しよう
「もうすぐ川に出るな、休憩にしようか」
俺はこの時間を道具作りにあてる事にした、物質召還、召還物質作成でパスタマシンを作りをはじめる
「小僧は何を作ってるんだ」
「いいものだよ、ケンツさん達にお願いがあるんだけど、川で海老をいっぱい捕まえてくれないかな」
「海老~小さい川海老だろ、腹の足しになるか?川魚も捕っとくよ」
「うん、お願いします。セルフ達は見張りを頼むね」
パスタマシンを作り終わり、次は大きいまな板の上にボールを置いて、小麦粉、塩、をボールに入れて行く、混ぜながら水を、魔法で少量出してはこねていく!
こねた生地をまな板にのせて、真空魔法で圧力をかけては風魔法で丸く整形、圧力の繰返し┅生地を休ませる
「ケンツさ~んどうですか、捕れましたかぁ」
「ボチボチだな~」
「どんなボッチですか」
「これっボッチだ」
木桶の中には川海老メッサいた
「┅┉ボッチじゃねぇ、むしろどんだけ捕ってんだ、充分足りるよ」
森を出てから昼飯にしようかな、そろそろ戻ろうかな
「そろそろ森を出て街に帰ろう、昼食は森を抜けてからにしようか」
「じゃあとっとと行こうぜ」
「で、君達というかお前ら、いつまでついてくるの?村まで送るつもりはないし、昼飯を分けるつもりもないけど」
「ついていってるつもりはないよ、方向が同じなだけだよ」
「嘘は駄目だよ、本当の事をいいなよ~じゃないと知らないよ!」
「本当に行く方向が一緒なだけだよ」
「┉┉なら先にどうぞ」
「いや、僕達兄妹はあとから出るよ」
俺はドールハウスを収納から出して皆に話しかける
「それじゃ~皆行こうか、そこに集まってくれる。足元にドールハウスがあるんだけど、今から皆を魔法で小さくすから、そうしたら入ってね、セルフは皆をフォローしてあげてくれ」
皆にそう伝えてから魔法をかける、はじめて小さくなった人達は、動揺こそしているものの、セルフが上手いこと説明したのであろう、ドールハウスに入っていく
それから俺は擬態を使い景色にとけ込みはじめる、あの兄妹は目の前で起こった出来事に、呆然としていたものの、俺が景色にとけ込みながら消えていく事態に、我に返ったのか?慌てているように見える
ここで話しかけたら、面倒な事になりそうだ。
このまま消えるとしよう┉
やっと森を抜けた┉空飛べばよかった
ドールハウスを置き声をかける。着いたよ出てきてー
皆が出てきたので、元の大きさに戻す
「小僧何なんだ、どうなってんだ?小さくなったのに、家に入れるって何だ、嬢ちゃんに聞いてもメディ様のお力です。としか言わねえし」
「そのうち教えますから、まずは昼食の準備をしていきましょ」
カツオ出汁が欲しい