転生者の専属奴隷
やっと奴隷が出てきます
牢屋を開けてもらい中に入る、エルフの少女はこちらに気がついているはずだが、目を合わそうとしない。
いつまでもここにいても仕方がない、移動するために声をかける。
「ボクはメディチュアル、君の名前を教えて」
「セルフィーユ」セルフと呼ぶ事に決めた。
「回復魔法は使えるんだよね」頷くセルフ
「じゃ~いこうか」セルフをお姫様抱っこで持ち上げる。
セルフが目を見開いている。ビックリしているようだ。
「あまり動くな、落とさないから安心しろ」そりゃーこんなチビッコに持ち上げられるんだから、ビビるか!
そのままマーマ達の所に、戻ってきた。
「メディ、その子なの?あなたについていけて、回復魔法をかけられる奴隷を選んで欲しいと言ったはずよ」
「この子で大丈夫です。」
「メディその子をどうするつもりなの?」
「マーマ、その質問の意味は?この子で大丈夫と言ったはずです。」
「そ、そうよね、帰りましょう。その子はいくらだったのかしら?」メディの目が据わってきてる、機嫌が悪くなってきたようね。これ以上は聞くのわ不味いわ
「3800ギエルです」
「えっ!安いわね。会計して行くから皆は先に戻っていてね。」
会計を終えたマーマが、馬車に戻ってきた。
「マーマ、この指輪に値段をつけるならいくら位ですか」
「素材はミスリルね。うーん2万ギエルかしらね」
「ではこの指輪をセルフの購入代金として受け取って下さい。それとこの指輪はマジックバッグの機能を付けてあるので、仕入れや荷物移動などで使ってください。」
「ちょっと待ちなさいマジックバッグなの?この指輪!?」
「そうです!指輪をつけて、しまいたい物に触れてください。出す時は出したい物を思い浮かべて、出す場所を指定すれば出てきます。何が入っているのか分からなくなった時は、目を閉じて指輪に触れてください。収納してある物が頭に思い浮かびます」
「メディ、この指輪がマジックバッグなら、入る容量にもよるけど、200万ギエル以上になるわ」
「そうですか。これで安心して、セルフをボクの専属にする事ができました。」
「それじゃ家に帰りましょう」
奴隷商会から戻ってきた、お昼前だった事もあり、後で食堂に集まるということになった。
俺はセルフとフールとデミを連れて自室に行く。部屋に入り椅子にセルフを座らせてセルフと話す。
「改めてだね。ボクはメディチュアル、メディと呼んで」
「君はセルフィーユだから、セルフと呼ぶね」
「何か質問、聞きたいことがあるかな?」
「な、なんで私を買ったんですか?買ってもらっても役にはたちません。まともに歩けないし、手も片手がないし、目もよくありません。買ってもらえたのは嬉しいです。でも、これから先不自由な身体で生きていくと思うと、怖くてたまりません」
俺はセルフの話を聞きながら触診していく。
「怖いか┉こんな身体じゃなかったら何がしたかった」
「普通に┉いえ、当たり前の事が自然にできる様に、また見られるようになりたい」
「そっか、今日からボクの専属になったけど、言うことは聞いてもらうよ」
「不自由な身体ですが、よろしくお願いします」
「フール、デミ、挨拶がわりにセルフを舐めまくってくれ」
俺の言った事がわかったセルフは動揺し、フールとデミは「やっと出番かい?」とばかりにセルフの身体を舐めまくる。
「い、嫌~はははっんん~はぁ~」じたばたしてる
「デミは左脛、フールは顔と右手首を交互に舐めまくれ」
「くぅぅ~はははっーはぁはぁ」ジタバタしてる
「フール、デミ、待て!」舐めるのをやめる
セルフがフールの顔を、両手でつかんでいる。ここで身体の異変に気がついたようだ。
「右手は問題ないようだ、左脛はどう感触はあるかい?左目はちゃんと見えてるかい?」
「み、みえる、見えます。右手首も、左足も動きます」
「フール、デミ!もう一度舐めまくれ」
「嫌~はははっ くぅぅ~うひひひ」
んん~良い笑顔だ、傍から見ると俺もあんな感じで舐められているのか?
「フール、デミ待て!」
「セルフ、身体の調子はどうだい?」
「はぁ~はぁ~問題~ありま~せん」ぐったりしてるな、大丈夫かな
「問題ないね、次は服を脱いで。身体を綺麗にしよう」
俺は物質召喚で、6人は余裕で入れる大きいタフプールを出す。セルフは突然出てきたプールにビックリし呆然としている。
俺はフールとデミを入れて、セルフにも入るように言う
、全員入ったところでぬるま湯を水魔法で出す。
俺はぬるま湯を出しながら、セルフを洗っていく(結構ボリュームのある、けしからん果実が2つあるが3歳児には魅力的ではない)果実をさすり洗う、果実を揺すり洗う、このように身体を洗い終えた。次は頭、顔と洗う!
「はい、セルフ終わったよ、フール、デミ、洗うよ~」
汚れた水は収納し後で庭にまく。
今度はプールに、41℃くらいのお湯を出し、お風呂として皆で浸かる。
「メディ様ありがとうございました。身体が元に戻るとは思えず、生きる気力を失っていたのです。この子達に舐められているうちに、左目、右手、左足と治してくださった事に、感謝しかありません」
「うん、まぁ~俺の専属なんだから気にしないでいいよ、そろそろ出ようか」ちょっと照れくさい
プールから出て皆の身体、髪の毛を風魔法で乾かす。
タフプールを収納した後、セルフの髪型を3つ編にして、くるりと巻いて団子にして動きやすくする。
┉┉
┉
「そろそろ食堂に行こう!昼食だ」
たまに読みにくい時があると思います。
すみません