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勇者

剣士に構える時間を与えない。

剣の鞘は左か・・・と剣士の右腕に投げナイフ2本同時に飛ばす。


剣士の方からだと、1本にしか見えないだろうが・・・

案の定、1本目はかわせても、2本目がナイフが右腕に食いむ。

剣士は喘ぎ声をあげる。

ナイフには即効性の毒を塗っている。

残念だが、もうその腕は役に立たないだろう。


その間に、弓使いと魔法使いには距離を取られた。

さて、此処からが問題。


不意打ちと動揺を誘い。2人は片付けたけど、残り2人には距離を取られた。


弓使いと魔法使いは危険を察知し馬小屋の裏に逃げ込んだ。

「おい、アシュレット ガンズとリーサがやられた。」

弓使いは震えながら、魔法使いに話しかける。

「ああ、見ればわかる。ガンズはもう駄目だろう。精神的も剣士としても・・・しかし、あの女ナニモンだ?」

魔法使いは鏡を使って魔王の位置を探るが手が震えて正確な距離が測れない。


弓使いは馬小屋の屋根に縄梯子をかけ、屋根に駆け上る。

「たぶん、一昨日の魔王軍の幹部か・・其れの上役だろうが、ブーメランに投げナイフで2人もやられている。底を全く見せてない。」

そうだ、まったく底が見えない。だから怖い。この遠征は楽な仕事じゃなかったのか?

我が国、最強の剣士にどんな傷も治すヒーラー。我が国1の弓使いの俺に、町を丸ごと焼き払える魔法使い。負ける理由がないと思っていたら、とんだ・・・化け物がいた。


私は魔法使いと弓使いのいる馬小屋に火のついたブーメランを投げ入れる。

流石に馬小屋、藁がよく燃える。

と、居ても立っても居られずに、弓使いと魔法使いは2手に分かれて逃げる。


私は魔法使いを追う。

魔法は呪文詠唱時間で威力が左右される。

魔法の呪文詠唱はさせない。魔法使いに追いつくと同時に口を塞ぎ、首を折る。

あとは、厄介な奴が来る前に弓使いを殺す。


弓使いは距離を取りながら弓を放つ。

弓使いの弓にも毒が塗ってあり若干、厄介だ。

流石に、投げナイフの距離には入らせて貰えない。


弓使いは魔王との距離を取りつつ弓を放つ。弓の本数は後、10本足らずだ・・・

魔法使いもやられた今、残り10本足らずを打ち出す前に、あの方が来てくれれば・・・良いのだが・・・


しかし、弓が無くなるのを待つまでも無かった。

弓使いは魔王の姿を見失う。

「畜生、どっちだ。奴はどちらから来る?」

弓使いは、右に逃げるか、左に逃げるかと立ち止まってしまった。

そう、逃げている最中に立ち止まる。最悪の悪手だ。


弓使いは一瞬内に魔王に捕まり。首を握られる。


魔王は手に力を入れる・・・瞬間。


光の剣が飛んでくる。


「おっと、何とか~間に合ったね~。 ベール。他のみんなはと・・・残念な事をした~ね」

そこには、銀の鎧に金髪の髪をたなびかせた男が立っていた。


「おお。。。勇者様。」

弓使いは腰を抜かしてまま、勇者に駆け寄った。

まるで、トカゲのようだ。

勇者は弓使いを拾い上げると遠くの小屋まで投げ飛ばす。


「ふん。ワザとでしょう。最後の1人まで待ってたんでしょ。最初からいたのに・・・気持ち悪い。」

私は、最初から知っていた。この気持ちの悪い殺気を・・・


「ぐふふ、勇者はね。後から来るから勇者なの! それで、みんなが尊敬の眼差しで見てくれる。ほら、あの弓使い涙を流して私を見てるわ。」

勇者は体をくねらせながら喋る。

「でね、それでも悲劇の話は、話を大きくするのに必要だから、彼らには早々に退散してもらって・・・よかったわ。で、多分、貴方は・・・魔王でしょう。全然、技を見せないからイライラ・・・したのよ。」


このオカマ勇者。見てくれは気持ち悪いけど・・・間違いなく強い。


勇者は剣を抜く。

「どう?すごいでしょう。この剣。王様から直々頂いた。竜王の剣よ。」

竜王の剣は、この世に切れない物は無いと言われる豪の剣。まともに剣を合わせれば間違いなく負ける。


しかし、この勇者は剣術を主体とした奴みたいだ。


私は、距離を置き左手で鞘を支え、抜刀の構えを取る。


「あら、あら、その距離で抜刀して・・・でも鞘の長さからして剣が届かないと・・・」


私は、鞘に力を籠め抜刀‼


私の鞘は魔力を溜める器。魔力の強さで飛距離・威力が変わる。


一瞬にして、勇者の首がと飛ぶ‼


それを見ていた。弓使いが、あわあわしている。

「ああああああああ!勇者様が 勇者様がや、やられた。」

と・・・弓使いは毒を飲んで自害する


が・・・勇者の殺気が残ってる。


おかしい・・・なぜ?生きている。

勇者の胴体はムクリッと起き上がり、キョロキョロと周りを探る仕草をし、

やがて、勇者の胴体は首が飛んだほうまで歩いて行くと勇者の首の髪をムスッと掴み、首を脇に抱える。


勇者の首が喋りだす。

「あら?首が飛ばされちゃった。貴方・・・なかなか強いのね。うん。気に入ったわ。私の武勇伝を伝える人が・・・いなくなったので、本日は一先ず退散ね。」

勇者は、そのまま、飛んで帰っていった。


私は、抜刀の構えで魔力を極限まで溜めていた。

あれは、あの物体はとても、禍々しい物で・・・あの生き物は・・・勇者とは何なんだ?













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