~ちょこっと設定裏話~
最終話の後、セレスはオニキスに「シェルの真意を聞きだしてほしい」と頼む訳ですが、セレス的には(何故、シェルはこの人が傍に居ても大丈夫なんだろう?)って思ってます。
表には出しませんが、オニキスにも若干嫉妬を感じてたり……。
でも、セレスが行けば、シェルは逃げるので、押してもダメなら引くしかないですよね。
だからオニキスに託した訳です。
シェルはオニキスを監視してるだけ、なんですけどね。
まあ、それは最初だけで、疑いが晴れてくると(変な奴だなあ~。地上にもこんな奴が居るんだな)くらいの認識です。
シェル的にはオニキスは部外者なので、あんまり眼中にないと言うか、邪魔さえしなければ別に構わない的な、そんな感じです。←オニキス可哀想。
本編はオニキス視点なので私が端折って書いてるのもありますが、あまり二人の心情が出てきません。
特にシェルは、最初は敵か味方か分からないので余計に心情を書けませんしね。
今回はセレス&シェル視点で書いてるので、こういう風に違った角度から書くのも面白いな~と思いました。
必ずしも口に出した言葉が本心とは限りませんからね。
この続きをセレス&シェル視点で書けば、本編の印象も随分変わるかもです。
ムーカイト王家の紋章が“双頭の龍”という設定は、ノンマルタスの都を“竜宮”になぞらえた事と、セレスとシェルが双子兄弟という事からきています。
ほんと、作者は発想が単純です。
ここまでお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございます。
視点の違う物語……如何だったでしょうか?
同じ物事でも見る角度が違うと印象も変わるというのは面白いなあ~と思いながら書いておりました。
次回からは『ノンマルタス・シリーズ(二次創作)』全三作の、最後の一作を連載させて頂こうと思っております。
こちらは、シェル&セラフィナイトの物語です。
是非是非、ご覧になって下さいませ。宜しくお願い致します。