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プロローグ

 学院の門は王都から近過ぎず遠過ぎず、適度に隔離されたように存在する森の中に突如として現れた。

 その門を通り抜けそのまま一本道を進んで行くと、目の前に豪奢な白い石造りの建物が目に飛び込んで来る。


 王都のまるで統一されたかのような赤茶色の屋根とは対照的に、ここの屋根は水色に近い鮮やかな青色である。

 三階建てのこの建物の正面に並ぶいくつもの窓枠と、中央にある大きな入り口にも屋根と同じ青色が使われていて美しい。



 ここはクリスタリア王立学院の本館。

 十歳から十六歳までの約五百人の学生たちのための学び舎だ。



 校舎を抜けると中庭と呼ぶには少々広過ぎる程の長方形の庭がある。

 その中庭を囲むように正面と左右にも本館と揃いのように白壁に青屋根の二階建ての建物がそれぞれ建てられている。左右の建物は正面のものよりは随分と小振りな造りだ。

 この三棟は全寮制のこの学院の学生たちが暮らす寮になっている。


 広い学院の敷地内を歩けば、これらの建物以外にも数件の離れが点在しているのをご覧頂けるだろう。

 こうした建物以外にも湖や運動場、騎士コースのための訓練場、講堂、植物園、菜園、乗馬用施設等、各種施設や設備が整えられている。



 今日は学院内に人の姿はほとんど見られない。

 数日後に行われる入学式までの短い日々に限っては、この広い学院にもこうして静寂が保たれることになる。

第2部 学院編 スタートです。

過去を知ったアスールが未来を勝ち取るために日々奮闘していく姿を描きます。

楽しんで頂けたら幸いです。



お読みいただき、ありがとうございます。

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