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おいしい水

作者: さとう あか


 おいしい水だよ!

 1人1ℓで100円だよ!

 1日1人1ℓまで!



 え?もう1ℓ欲しい?

 仕方ないな、特別だよ?




 こんにちは、今日も来てくれたんだね!

 え?今日も2ℓ欲しい?

 だめだよ、この前は特別だって言ったじゃないか。

 

 お金の問題じゃないんだ。

 3倍の金額を払うと言われても君に売れるのは1ℓだけだよ。


 ちょっと、一体何を言うんだ!


 こっちは頑張っておいしい水を売っているのになんて言うことを言うんだ!


 やましいことなんて何もない!!

 だったら売れるだろって?

 そういうことを言っているんじゃない!


 売らないとSNSに書き込むだって?

 好きにしろ!

 君には1ℓしか売らない!!





 この出来事が拡散され、水屋は移転を余儀なくされた。

 しかし、限られた常連には水屋は移転先を伝えていた。

 今日も2ℓ欲しいと言っていた客には伝えていなかったが。



2リットルと欲を書かなければよかったのか、店主が変に気をきかせて2ℓ売るなんて言わなければよかったのか。

お店は潰れたわけではないようです。

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