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—桜の下の約束―  作者: アオト★★
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第五話「プレゼント」

第五話「プレゼント」

―桜の下の約束―

第五話「プレゼント」

二人は店の中に入った。カランカラン・・「いらっしゃいませ」店員が挨拶をした。

二人は店内を見回した。店内は広く色々な家具や雑貨、骨とう品などが

数多く並べられている。見やすく、物が取り出しやすくなっている。

千草が皿やコップなどの商品を手に取ったりしていた。

みちるも色々見ていたがそのとき、雑貨を一つずつ手に取っていたみちるの手が止まった。

みちるが手にしたのは小さくて透明なピンク色の細長いガラス瓶だった。

「わあ、これ可愛い!でも高いな」

「本当に可愛いね。そうだ二人でお金出し合って

買わない?」千草がみちるに提案して、みちるも頷いた。

二人で買った一つのピンクのガラス瓶を持って外に出た。

二人は大通りを歩き始めた。そして暫く歩くと小さな公園に出た。

そう、朝にみちるが見上げた大きな桜の木がある公園だ。

その公園の一本裏の道に千草の家はあった。

千草の家に来た時「そのガラス瓶みちるにあげる」と千草は言った。

「え・・・でも」「いいのよ、私がみちるにプレゼント、もうすぐみちるの誕生日だし」

そういうと千草は家の門を開けて「今日は付き合ってくれてありがとう」

それだけ言って家の中に入っていった。

みちるは「こちらこそありがとう」そう言い自宅に向かった。

その夜、みちるは千草から貰ったガラス瓶を自分の部屋の机に飾った。

机の上にはもう一つ飾ってあるものがあった。

それは幼い頃、千草と渉と三人で撮った写真が入った写真縦だった。

それは、みちるにとって何よりも大切なものだった


つづく

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