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謎の実験が今、まさに幕を開ける!

作者: 七瀬
掲載日:2021/02/15






今まさに、実験が行われようとしていた。



その実験とは、、、? 

【何があっても無関心で手を出してはいかない】というモノだ!

周りの人達に、何が起きても助けたり声をあげたりしない事。

助けを呼んでもいけないし、見て見ぬふりをする事が条件!

2週間、ここでの生活をクリア出来たら? 報酬3000万円

あげるというモノだった。

貧困で、生活がままならない人達が対象になった。

こぞって! この実験を受けたいというモノが列を作る。




『さあさあ~列に並んで! 先ずは、簡単な面接を行う!』

『どけよ! 俺の番だろ!』

『勝手に、割り込んでこないでよ!』

『いやいや、ワタシが先に並んでたでしょ!』

『うっせーババアー! 黙って並べよ!』

『順番だ! 面接に合格しないと中には入れない!』

『“面接”って? なんだよ! 順番は関係なのかよ!』

『そうだ! 順番は関係ない! だから、ちゃんと並べ!』

『・・・わ、分かったよ。』

『順番じゃないなら、並ぶしかないねぇ~』





・・・中では?


大手の企業が、独自に作った小さな街を再現してあった。

柵の中は、何でもあり普通の街とそう変わりない。

ただそこでは、“お金は使えず、ポイント制になっていた”

ポイントが貯まれば、好きなモノが食べられ、欲しいモノが

何でも買える。

それには“無関心で見て見ぬふりができるか”がカギになる。

この再現された街で、生活できるのは1000人まで。

何があっても、2週間この中で生き残る戦いが始まる。




『ここに集まってもらった1000人は、選りすぐりの中から

選ばれし者達ばかりだ! たった2週間、ここで生活できれば

報酬として3000万円を一人一人にあげるというもの。

最後まで、諦めずに頑張ってほしい! ただし、耐えられなく

なった者は、【隔離場所】に言って相談し退場してもいいが、

報酬の3000万円は一切支払わない! それが! 条件だ! 

みんなの検討を祈る!』





簡単な説明が終わり、選ばれた1000人が再現された街に入った。

1度、中に入ると? 【退場】しない限り2週間出られない。

選ばれた者は、名がつくほどの犯罪歴を持った者や女、子供もいた。

この中で、何が起きても誰も助けてくれない。

でも2週間、ここで生活できれば! 報酬に3000万円も貰える。

しかも、ココではお金は意味がない!

ポイントを貯めれば、何でも欲しいモノが買えるのだ。





・・・初めの2、3日は、様子を窺うために皆大人しくしていた。

だが、4日目以降は徐々に行動に出る者が現れる。

最初の3日分の食料は、もらえていたが4日目以降はポイントを

稼がないと食事もできない!

食べるためには、ポイントを稼ぐしかない!

みんな必死でポイントを貯める事に専念する。

しかし? 犯罪歴がある者は、ポイントを稼いだ者から無理矢理

奪い取る者まで現れた。




『何をするんだよ! 僕のポイントだぞ!』

『でも、ルールに人の者を奪い取るなとは言われてない!』

『・・・・・・』

『強い者は、弱い者から奪い取ってもいいんだよ!』

『・・・そ、そんな、』





・・・一気に、犯罪歴を持つものが有利になった。

ポイントをコツコツ貯めていた者から強引に奪い取る。

周りに居る者達も、無関心で見て見ぬふりをしなくてはいけない!

奪い合いは、暴力まで発展していった。

女性や子供にも容赦なく、襲い掛かってきた時に女性や子供、犯罪歴

のない男性の大人は、【隔離場所】に逃げ込んでいった!

そして、しぶしぶ【退場】していく。

1000人もいた人達も、あっという間に400人ほどまでに減る。

街の中は、“無法地帯化した”

そこに、追加で戦闘部隊が入って来る。

大量のポイントを使って、武器を買い集め残った者で戦闘部隊と

戦う事になった。

何百人かの命は奪われ、大怪我で動けない者もいる。

声を潜めて隠れている者や武器を持ち戦闘部隊と面と向かって

戦う者もいた。




『・・・な、なんで? こんな事に。』

『死人が出てるぞ! こんなの聞いてない!』

『・・・でも今出れば、3000万円の報酬は貰えない!』

『死にたくないよ。』

『俺もだ!』






残りの3日間は、地獄だった。

たくさんの犠牲者が出ているにも関わらず、この事がニュースと

して取り上げられていない。

警察も、この大手企業にお金で買収されているのか?

戦わない者は、隠れて生き延びるしかなかった。





・・・とうとう。

ここでの2週間が過ぎようとしている。





【ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!】 





長い、笛の音が鳴り響く。





『お疲れさまでした。丁度、2週間になったので! この実験を

終了させて頂きます。報酬は、“現金受け取り場所”を設けてます

ので、そこでお金を貰って家に帰ってください。』





・・・長い長い、2週間が終わる。

人生の半分を使いきったような濃い時間に感じた。




『お疲れ様でした! 報酬の3000万円です。』

『・・・あぁ、はい。』



報酬のお金を貰えたのは? 1000人の中の、たった30人

ほどだった。もう、こんな実験があっても参加したくない。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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