JINKAI003
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◆サブ・シナリオ
サブ・シナリオおよび、シナリオの部品
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◆或登校拒否生徒
或登校拒否生徒
その生徒を了と呼ぶ。
入学して早々、了は嫌がらせ受けた。先生に相談するも「了の妄想」、「了が精神的におかしい」と云うばかりであった。そして家に帰ると学年主任から更なる追い打ち、「(いじめについて)そんなことはありません。ありえません!!」と電話越しに凄い剣幕で云われ、いつもそれで話は終わりだった。
それでもしばらくは登校していったが、しまいには「みんな、バカだな」としか了は感じなくなり、「相手にしても仕方ない」と、学校へ行くことを止め、自宅で独学するようになった。
デガラシたちは学校へ復帰させようと頑張る。が、結果として自宅に閉じこもっての独学生活という元通りとなった。刃沼は云う、「人それぞれに適した形がある」と。
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//シナリオが見つかったのでここに続ける
イベント起動:不登校生徒の空席
シーン:「或登校拒否生徒」
ぶらり、その登校拒否の生徒の家に来た。名を了と云う。
存外、快く家へ入れてもらった。了はコーヒーを入れてくれた。
刃沼が聞く。
「私たちがここに訪ねた理由は分かる?」
「なぜ学校に来ないか、と責めるため?」
「責めないな。何か理由を喋ってくれたらいい」
「う~ん……、じゃあ、こうなった経緯とかを……?」
「うん、それで。聞かせて」
「ええ、はい――。えっと確か、入学して早々のことだったなぁ……。早い話、嫌がらせを受けたんです。それで先生に助けを求めた。でも対応がおかしくて」
dg「どうされて……」
「先生の対応はこんなんでした。『了の妄想だ』、『了が精神的におかしい』、こんな感じです。毎回こうだったな……、毎回と云えば、家に帰ってからも電話でわざわざ念を押すんです。『そんなことは絶対なかった、ありえない!!!』という凄い剣幕で……。それで――何か嫌になっちゃって。学校に通う意味も感じなく……。家で勉強すればいいや、って。まぁ、そんな具合です」
dg「なるほど――。でも出来れば、家で一人でやるより、みんなと勉強した方がはかどりますよね?」
「いや――独学の方がマイペースでやれるから、みんなと合わせなくて良いし……。自分の知性の上昇が実感できたのは、独学を始めてからかな。却ってこの方が、はかどるんだけど……」
mf「学校、いらないね」
「うん、いらないですね。少なくともぼくには」
dg「あの刃沼、わたしたちは了さんを復帰させようとして、ここへ来たんじゃありませんか?」
「いいや違うよ。相手を知りに来たんだ。人それぞれに適した形があるさ。学校が居場所の人あれば、家が居場所の人もいる。人それぞれだよ」
「じゃあ了さんは、このまま不登校で良いと?」
「本人はそれを望む?」、刃沼は了に尋ねた。
「ああ、ぼくは今の通りが、望んだ形さ」
「――だってさ。なら、いいよね? じゃあ私たちは用済みだ」
刃沼は帰る。
dg「――でも、了さん、このままじゃ出席日数が不足して進級できないんじゃ……?」
「別に……。進級も卒業も興味がないですね。進級しなくても能力は得られるので」
「なるほど。――じゃあ、私も、失礼致しました~」
デガラシは刃沼を追いかけるように去った。
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◆親友になった
親友になった
//苛められて親友になった、と申す人の話。;Ev登場きっかけ=ネットBBSとか、”学校新聞の投稿欄”とか?
「ぼくはXX年生のとき苛められていました。でも今では苛められて良かったと思っています。精神的に成長できたし、苛めっ子と正面からぶつかり合ったから、その子とは後に親友になりました。だがら苛めによっては悪いもんじゃなく良いものもあると思います」
対し。
「多分……、それは苛めじゃなかったんだろう……」
「少なくともニュースで取り上げるような悪質な類とは別物のようだね。だから君の意見、悪質な苛めの被害者には届かないと思う」
「”いじめ”という言葉じゃ、見えないんだろうなァ。そんな言葉使わないでヨ、暴行や傷害とか窃盗とか名誉棄損に侮辱罪、器物損壊とか。まだあるぞ、強制わいせつ罪、強要罪、恐喝罪、脅迫罪、自殺教唆罪、集団的暴行罪、強盗罪、強盗致傷罪、住居侵入罪。しっかり犯罪だと分かる言葉を使ってほしいもんだ」
「うん、”いじめ”だと仲の良い人の馴れ合いや、じゃれ合いまで含んで云われちゃう。人を死に追いやるのが馴れ合いとは笑っちゃうね。――まァ、そういう馴れ合いがあってもいいけど」
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◆ネット悪口(被:刃沼)
ネット悪口(被:刃沼)
刃沼へ知人が教えてくれる。
「お前、ネット上のXXXで悪口いっぱい書き込まれてるぞ」
「あ、そ」
「いいのか、ほっといて」
「相手にしない」
「そうか」
「相手が誰か分かったときに叩き潰すからね~」
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◆傍観者一人
傍観者一人
*「苛めかもしれない場面に出会ったんだけど――どうしていいか分からなくて。その人たちは仲間内でじゃれ合っているのか、それともそう見せかけているだけで本当は苦しめているのか、自分には見分けが付かず……。
でも、どっちにしても行動する勇気がありません。どう云い出したらいいのでしょう。そもそも、どう苛めを判定すれば良いか……」
dg「苛めを見ているだけで助けない人も、苛め加害者と同罪だ! という意見もあります」
*「分かってます……。それは分かっていますが、苛めなのかどうかすら……」
mf「そうなの? 助けない人も苛め加害者? なんで?」
dg「助ける人がいれば救えるかもしれないじゃないですか」
「ふーん。何か勘違いを土台にしている感じだな。私は人を助けたり、協力したりする気はさらさらないよ。他人は仲間じゃないと思っているから」
*「いや、しかし……」
mf「私は基本的に、人と関わる気はない。傍観者でいいと思う」
*「でしたら刃沼さん、貴方が苛められたときも、みんな助けてくれませんよ?」
mf「承知さ。だってさ、そもそも私が人を助けていたときでさえ、他人から助けられることなんてなかった。だから変わりはしない」
*「……」
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◆転校する
転校する
転校した。
しばらくのち、また苛めが開始された。
五美「またか……」
と、うんざり思った。
END
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◆五美を変える
五美を変える
//実行者は刃沼かな
刃沼は五美と一緒に山奥へこもった。学校には「長期休暇を申す」と一筆書いて、押し通した。
「あの……何で山籠もりなどを……? ぼくには耐え抜けそうにありません」
「そう。戦う前から負けてるんだね」
「え……?」
刃沼はファイティングポーズ(戦いの構え)をとっている。
「攻撃してこい」
五美は戸惑っている。と、刃沼は軽く殴ってきた。五美、倒れる。刃沼は五美が立ち上がるまで待つ。そして云う
「攻撃していい。パンチ、キック、なんでも」
五美は穏やかに殴りかかる。刃沼は五美の拳を引っぱって倒す。
「攻撃を受けたら、その瞬間、反撃するんだ。それを精神に馴染ませる」
刃沼は次に、ゆっくりした速度で回し蹴りをするが、五美は避けることなくまともに食らってしまう。そして倒れる。刃沼はやはり、五美が立ち上がるまで黙って待った。粘り強く、そう云うことを繰り返した。
数日後、進展あり。
刃沼がそれなりの速さで五美に襲いかかるも、五美はそれを受け流した! 瞬く間に刃沼の脇腹を打ち、すかさず相手の足を踏みつけながら、頭部への縦掌打で押しのけ、刃沼を派手に転倒させた。
「やった」、と五美は思わず声をもらす。
刃沼はそのあと、デガラシを呼んで、五美と試合をさせた。相手の攻撃を受け流す能力は、明らかに高くなっていた。デガラシは泥に頭から突っ込んだ。
*
久しぶりに学校へ登校した。また五美は苛められつつある。体育のときに刃沼は少し変化を起こそうかと考えた。刃沼は苛めっ子らから数人引っぱってきて、五美の前に出した。そして皆が集まる中、「これから、この人たちで試合をするんだってさ!」と、声高に宣言。いつしかそこは、武舞台を表わすシートの上だった。
苛めっ子は五美に目を向ける。しばし睨み合い――いくらたっても戦いが始まらない。相手は汗を少し流しながら、「バカらしい」と云い、去っていった。ギャラリーは「何だ、やらねぇのか」、「何だよもう」と云って散った。五美は辺りを緩やかに眺めているだけだった。
刃沼は「相手は戦わなかったらしい」と云い、五美を舞台から降ろした。そして武舞台シートをクルクル丸めて片づけた。
それからだった。以前とは違い、苛めっ子たちは、あまり五美を相手にしなくなった。顔が合うと、たまに小言が少し出るが、それだけだった。五美には訳が分からなかった。刃沼たちが自分の知らない所で何かやったのかもしれないと考えるばかりであった。
EnD
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◆幽閉&洗脳
監禁及び洗脳
苛め加害者を拉致、監禁。閉鎖的空間内で洗脳処理を行う。
//苛め加害者の「隔離」も含むため、別に「隔離」シナリオは没。
五美は、刃沼から紹介された組織に協力を仰いた。苛め加害者を拉致し、どこか洞窟からつながる地下空間へと幽閉した。
その空間は密閉されている。罰するには酸素の流入をストップすれば良い。
閉じ込められた苛め加害者生徒たちは、すぐにイライラを催し、生徒間で互いに攻撃し合った。その度に通告して処罰を行った。つまり、「人を攻撃したら、処罰を受けます」と、言葉を流し、酸素(正確には外気)を閉ざし、加えて室内の空気の、ファンによる排出作業を開始する。
――グォングォングォングォングォングォン
薄暗い無機質な部屋に、無機質な音だけがけたたましく轟くのは、予想以上に精神を疲弊するものだった。
生徒たち「やめてくれ! やめて、やめてくれ」
放送「攻撃する者が、攻撃を止めたとき、処罰処理は止まる」
生徒たちは協力し、攻撃行為中の者を止める、ということが日常茶飯事となった。
*
ちなみに監禁された生徒は、男子も女子も混ぜこぜになっている。思春期のせいか、有性生物のせいか、はたまた薄暗さも関係するのか、ときたま異性に襲いかかることがある。これは相手に対する憎悪や怒りが主な原因ではないようだ。だがそれも、”攻撃”と見なすため処罰する。
もちろん水、食料は与えられる。美味くはない。水はパイプから、食料は天井に開いた穴から、どさっと落とされる。食料は大抵、葉だった。
衛生状態。風呂には入れない。が、空気に殺菌流体という特殊な細工がされている。これにより室内は除菌される。
*
1週間もたつと、皆、一日中、うつむくばかりになった。新たにまた、新入者が入る、と、その死者のようにうずくまる人たちに度肝を抜く。新入者は、呼びかけたり、ゆすったりして、相手からしっかりした人間らしい反応を期待するが、もはや相手はうんともすんとも答えなかった。ただ生きている証の呼吸音だけがあった。前なら「うざい」とか「じゃま」と云っていただろう。
*
生徒たちが幽閉されていた期間、行方不明扱いだったのだろうか。そうでもない。この学校は腐敗している。教師たち口裏わせのために買収してある。生徒たちは拉致監禁ではなく、精神鍛錬のために遠方で合宿を行っている。……そう云うものだ。
*
極限状態という方法での精神改造。それが一段落したとき、生徒を学校に戻した。元は苛め加害者だった生徒だ。元の生活に戻れば、また苛めを繰り返すかもしれなかった。
しかし、戻された元加害者たちは、見る影もなくオドオドしていた。今までも苛められていた五美は、それから苛められなくなった。が、苛めはなくならなかった。新たに苛めの標的にされたのは、そのやつれ果てた元いじめ加害者たちだった。
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◆病院送り
病院送り
五美が生徒集団から恐喝にあっていたらしい。そこへデガラシが止めに入ったのだが、腹部を金属バッドで殴られた。その後数度、蹴られた。苦痛のために、しばらくうずくまって動けなくなる。
「今度また口出ししたら、こんなもんじゃ済まねえぞ! バカがッ!」
のちに保健室へ運ばれた。無抵抗の人間を一方的に乱暴した。悪質なものだった。五美は唖然と一部始終を目撃した。
mf「……」
刃沼はそれから、生徒の肖像入りの名簿を持ってきた。
「五美、襲ってきたのは誰? 印、付けてって」
五美は云われた通り、鮮明に印象付けられた記憶を参照し、名簿からあのとき見た顔へチェックを付けていった。
「刃沼さん、これでまさか……」
「ん……。これで全部? ありがとう」
刃沼はさっさと、どこかへ向かった。
*
名簿をしまった小さなリュックサックを背負う刃沼がいた。背後にぐったり倒れる数人の生徒。刃沼は名簿を取り出して、顔を確認して、さらに印を付けていった。「”済”、っと」
*
「お前かァ? 最近、仲間を襲ってるってのは?」
中学生とは思えない大柄な男だった。関取かもしれない。
刃沼「あぁ~。そしてあんたも標的に含む」
「ふん……」
男は刃沼の胸ぐらをつかみ、持ち上げる。刃沼の足が地面から離れた。
「そんな、きゃしゃな身体でなぁ」
瞬間、刃沼は既に握りしめていたボールペンを、相手の口へ突っ込んだ。「オヘッ」っと、相手は吐きだすと同時に、刃沼のつかむ手も緩んだ。刃沼は、相手の頭を軸にして、くるりと背後に回り、自らの腕の中に相手の首を収めた。首絞めヘッドロックだった。おまけに、刃沼の腕力は瞬発的なパワーに優れる、上、ためらいがない。ヘッドロックは一瞬で決まった。グギリという嫌な音も立てた気がする。大男は倒れた。
*
五美たちのEクラスは最近人が減った。空席が目立つ。
「病院送りになったらしい、って」
「ケンカ?」
「皆、血気盛んで」
「他の不良グループの怒りを買ってしまった、とか」
「へ~」
噂というのは当人たちの満足のためにある。そこに真実はいらないのだ。
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◆脳改造
脳改造
//やや見つけにくい選択肢として配置。
苛め加害者を消したり改善しても、また他の人が苛め加害者になる。苛め被害者を改善しても、また他の人が苛めのターゲットとなる。つまり、当座の苛め加害者のみならず、続いて苛め加害者になる人たちも改良する必要がある。
ここに研究所がある。脳改造や脳刺激を行っている。現在、闘争心を穏やかにさせる技術を開発中。処置後、数日~1週間ほどの効果がある。長期にわたって繰り返すと脳障害を起こすリスクが高まる。
刃沼「使ってもいい?」
「リスクを覚悟するなら」
「リスク? 副作用とか?」
「そう。どういうものでも短所があるように、治療にも副作用がある。だが副作用があるからと、その全てを否定し捨てることは愚かだ。我々は副作用を克服するために、さらに研究を続ける。――悪い所があっても捨てることはなく、改善すればいいだけだ、というのがここの考えだ」
「納得した。じゃあ、使っていい?」
「ああ、どうぞ」
*
さっそく刃沼は、五美の所有物に落書きをしていた奴をとっつ構えて、縛り上げた。そのまま研究所に運んだ。
「おいッ! 何すんだ! このやろ! バカが!」
頭部を素早く、弾くように揺らした。生徒は大人しくなった。脳震盪だった。
「ハカセ、じゃあまず、こいつをお願い」
「ああ、いいが、本人の了解は得たのか?」
「…………」
もぞもぞとポケットをまさぐる、とカードが一つ出てきた。
”自らの死後、身体の臓器は全て好きなように用いて構わない。”と書いてある。
「これ。まだ死んではないけど、いいかな」
「う~ん、ちょっと違うんじゃないか」
「違ってもいいじゃん。やって」
「うーん……。よし」
ハカセは作業に取り掛かった。大型機械に被験者の頭部を突っ込んで、それから機械と頭部の隙間から、ピカピカと光り輝く。綺麗だった。
「終わったぞ」
「早い」
生徒はまだ失神したままのようだ。
「じゃあ、この人、学校に戻しておくから」
「ほいあ」
ハカセは気の抜けた応答をした。
*
学校に付き、生徒を席に座らせたところで、気がついた。
「ん……ふぁぁぁ……っ。あぁ、おはよう……。今何時……?」
「何時だろう。でも、夕方。じゃあ、私は帰る」
「ええ……、さようなら……」
今の所、生徒はボヤーッとしている。
*
翌日。
「オイ! どうしたんだXXXッ!? なぁ?」
「え……、どうか……した?」
「なんかいつもと違うぞ? お前。こう、覇気がないっていうか……」
「はは……。そうかぁ、な……。むしろ自分ではいつもより健康的なつもりなんだけど、なぁ……」
「(他の生徒へ向かい)……なぁ、どうしちまったんだ?」
「いや、今日の朝からなんだ」
「もしや……、親族の誰が死んだとか? そのショックで……」
「死んじゃあいないよ……。皆、元気だなぁ。――ア!」
近くを通りかかった五美は、ビクリと身体を震わした。
「あのこれ、俺の机に入ってたんで、返すよ……」
五美は、なくしたはずの教科書を返された。
「それと……、もし良かったら、落書きされた教科書、俺のと交換しようか……? ほら、俺の、そんなに汚くはない……。なぜか、そちらさんの落書きされた教科書、何でか俺が原因のような気がして……」
五美は、口をぱくぱくさせて、それで結局何も云えずに立ち去った。
「おや……。ええと……、なぁ、あちらさんは何と云ったかな……? 俺はちょっと朝から耳が遠くなって……」
「いや、何も云ってきてねえよ」
回りの生徒は、気持ち悪さと、不気味の混ざった目付きだった。
*
それを少し離れて見ていたデガラシそして刃沼。
dg「どうしちゃったんでしょうね。XXXさん」
mf「良かったろうね。これで争いが減る」
「まぁ……はい。でも人が変わっちゃって……大変そうです」
「どのあたりが大変そう?」
「だって……、性格が変わるというのは……。例えばですよ? わたしが乱暴な性格に激変しましたら、刃沼、どう思います?」
「デガラシとの関わりを捨てる。でも、性格が変わろうと、デガラシの根本の人間性が同じなら、その限りじゃない。人にとって一番重要なのは、人間性」
「なるほど……。――あの方の場合は、どうなんでしょう……」
「知らないねー。親しくない人だもん」
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◆フリースクール
フリースクールなどに転校する。
街の外に出ようとするときEV?
この国にはフリースクールという類が存在しなかった。
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◆命の電話&苛め相談ダイヤル
命の電話&苛め相談ダイヤル
校内の公衆電話からのEv
遥か昔に廃止された。
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◆保護者へ訴える
苛め加害者の保護者へ訴える
加害者の家、玄関前。
「貴方! うちの子を悪者にしようとして、なんで、そんなことするの!!?」
追い出された。
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◆上司へ訴える
苛め加害者の親が勤める会社の上司に、苛めの状態を伝える。
翌日から、怒りを増した苛めがひどくなった。殺傷すれすれの苛めも少しずつ増えていった。
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◆仲直り旅行
仲直りさせるために、苛め加害者と被害者の二人だけで旅行に行かせる。
被害者が行方不明になって、帰ってこなくなった。
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◆クラスぐるみ
クラスぐるみで苛め解決に協力させる。
表だった苛めから、隠蔽的、陰湿な苛めへと移行しただけであった。のみならず、学校側は「前より平和になった」と認識した。
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◆薬を打つ
ここに薬がある。これを打つと、うつ病に似た症状となる。全くと云うほど行動力がなくなる。
使ってみた。
その苛め加害者は、常々仲間に支えながらでないと、行動できなくなった。足が悪くなった訳ではない。身体を動かす気力から喪失してしまった。苛めを起こす気力も消失。下ばかり見ているようになった。
或る日、五美に向かって呟いた。
「オレ、生きてていいのかな?」
申しわけない、という気持ちがこもっていた……訳ではない。罪悪感ではないし、反省でもない。呟いた言葉そのままの気持ちだけだった。
「死んだ方がいいのかな……?」
五美は何も云わなかった。
*
後日、自殺未遂のち、自宅療養となった、と聞いた。
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◆苛め意見
苛め意見
問答形式
・「苛められる方が悪いんだ」,「苛められる方にも、悪い所があったから苛められたんだよ」
mf「関係ないね。なぜなら、苛め加害者の悪が、苛め被害者の悪を軽く超えてゆくから。差し引きすれば加害者の悪だけどっさり残る」
・「苛めのことばかり考えてるな。別な方に意識を向ける」
mf「なるほど。悪の隠蔽という意志につながるなぁー」
・「五美が、普段ゴミのような言動しているから、苛められんだよ」
mf「どう言い訳しようと、苛め加害者が、加害者であることに変わりはないよ」
・「苦しいのはみんな同じ。君だけじゃない」
mf「苦しみの正当化になり、やがて悪の正当化にもなるよ。
事の基本はシンプルなもんさ。いくら趣向こらした言い訳を作って、こじつけても”悪は悪”、それだけさ」
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