8 ピンク...
何かいい題名無いですかね?
俺達は不滅の聖剣の洞窟を出た後は何も無く次の街に行くことが出来た。
「ここが次なる街マハラシュトラか」
この街のイメージカラーはピンクらしい。屋根から壁まで全部ピンクで、ピンクじゃないのは地面くらいだ。何も今期の街長さんがオカマとの噂だ。もちろんこの情報は酔ってる時のアルの親父に聞いたものだ。
「そうよ。私はここにはよく来るからもう慣れたけど、初めは本当にびっくりしたわね。何かのいやらしい街なんじゃ無いかって」
「.........」
この子って思ったこと何でも言っちゃうタイプの子だ。
「取り敢えず中に入りましょうか」
「そうだな」
いや待てよ。いい事思いついちゃったー。うふふふっ!
俺の顔には不敵な笑みが零れている。
「いやいやいや待てよ。この街アルの言った通り危ない街かも知れない!」
「何言ってんの?いいから速く行くわよ」
「ほほぅ?アルはそんなにいやらしい街に行きたいえっちな子なんだぁ〜?」
「えっ?なんで?」
驚いた顔をしながら少しだけ顔を赤らめて、別に否定はしないアル。
「だってだってアルってこの街に来る時にいやらしい街なのかなって思いつつも今みたいな感じで入ったんでしょ?」
「そ、そ、それは...」
図星か?だんだんと真っ赤になって来るアルの表情を見ていると楽しくなって来て、更にエスカレートする。
「やっぱり?本当は冒険者やりたいとか言って起きながら本当はこの街で冒険者なんかに押し倒され...」
「馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁああ!」
「グボッ!」
俺はアルに思いっきりビンタされ、そのまま空中で三回転位しながら倒れ意識を失った。
◇
「ううっ、知らない天井だ」
目覚めたら全面ピンクの天井が見えた。そして俺的人生で言いたいランキング第13位が言えた優越感に浸りながら膨れ上がったほっぺたの痛めみを誤魔化す。
「それにしてもここはすごいピンクだな」
そうだ。部屋の壁紙までピンクの癖にベッドだけ普通と言う少し残念感はあるがな。
「あっ起きた?」
俺の声に反応したのか、アルがドアを開けて部屋に入ってきた。きっと自分でやって起きながらすごく心配していたんだろうな。
「なんだアル夜這いか?」
「チッがうわよ!それに大丈夫なの?」
自分でやって起きながら凄く心配をしてくるアル。こうやって世の男性を落として来たんだろうな...
「まあな」
「そう」
俺の無事を聞き、後ろを向いて小さくガッツポーズをしている。
「それでこの後はどうするんだ?俺的には腹が減ったから飯が食いたいんだが?」
「実は私お金置いてきちゃった。テへ」
ベロを出して、ぶりっ子がやりそうなポーズを取りながら誤魔化そうとするアル。
「うぉぉりぁぁぁ!」
俺はアルに思いっきりアッパーを食らわせた。
芋虫見たいに地面を這うアルに飽きれながらも、現実を見て冒険者ギルドに行く事にした。
「それで俺は何時間くらい眠ってたんだ?」
「3時間くらいかな」
「へぇー。って今思ったんだけど一文無しの俺達は止まる金は無いはずだ。ここはどこだ?」
すごく気まずそうな顔で答えてきた。
「ええっと、ここは街長さんの家で外で眠ってた私達を『あら嫌だぁわーん。イケメンみぃーつけた』と言って親切に介護してくれたのよ」
「おい」
「ひゃぃ!」
「この仮は何時か必ず返すからな」
殴られて無くて安心するアル。この後もっと酷い要求をされるとも知らずにな。
「あらー起きたのねぇー」
筋肉マッチョの化粧をした、裸エプロンのオッサンが俺の部屋に入ってきた。
「本日は助けていただきありがとうございます!」
俺はその威圧感から取り敢えず喧嘩売るのは辞めておこうと思ったのであった。
「大丈夫だわよ!それに...。まぁ取り敢えず下に降りて来なさい。お腹が空いてるのでしょ?」
それに...がとても気になったが今はお腹が空いているので下に行きご飯を有難く頂くことにした。
したの部屋も相変わらずピンクで覆われていたが、街長なだけあって、部屋はとても広かった。
「美味しい!」
出たのはピンク色のシチューにピンク色のパンだ。見た目はあれだから最初に口に入れる時は抵抗があったが、1口食べると癖になって、手が勝手に進む。
「本当にありがとうございます!」
「私もありがとうございます!」
俺とアルは街長にお礼を言った。
「いいのよ...実は頼みたいことがあってね...」
「なんだって!」
話を聞くと、実は今娘のステファニーが行方意不明だそうだ。2日くらい前にいつもの様に家をでたのだが、それ以来帰って来なくなったらしい。
「でっ、家出の説は無いんですか?」
「あぁ?」
「何でもないです。はい」
数ある可能性の8割を占めるであろう可能性を口に出しただけなのに...
「それでね、なんとなく犯人は分かっているのよ」
「それは誰ですか?」
「この街に住み着いてるギャング集団『ロープズロック』だと思われるわね」
「『ロープズロック』?」
明らかにこの街に住み着いて居そうな集団の名前だな。
「ええそうよ。場所はよく分からないの。探しても、探しても見つからなくて...」
「それで俺にね...」
「そうよ。あなたには覇気が感じられたの」
「まぁいいですよ!明日には見つけ出します!美味しいご飯期待してますよ!」
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