4 運命は味方に
ごめんなさい。体育祭が明日何ですけど、今日は風邪を引いたので小説をかけました。
「いざ勝負」
と俺は異世界で冒険者生活のスタートを願いドアを開けるおもいっきり開ける。
『ドカンッ!』
その音と共に入って行き、ドヤ顔で「頼もう」と言った。がしかし
「は、はい。何でしょうか?」
あれれ?何かギルド内には誰も居ないぞ?
俺は耳打ちでアルに聞いてみた。
「なぁ!ここは冒険者ギルドだろ?」
「そうだけど?なに?」
「人が全然居ないじゃん!」
「まぁここは始まりの街『ビギンズ』だからね。最近は魔王軍の動きが活発化してるから余り冒険者は居ないのよ。まぁ続けてるとしてもそれは大抵高レベル冒険者だから、最前線に行くのよ」
しまったぁ!この世界にはテンプレなど存在しないのかぁ!
俺は気を取り戻して受け付けのお姉さんに話かけてみる。
て言うか、よく見れば獣人か...流石異世界。
「お姉さん。冒険者登録に来ました」
俺は爽やかなイケボを決めつつ要件を満たす。
「ひっ、ひぃ。は、はい少々お待ちを」
お姉さんは泣きながら奥へ逃げていった。
ヤベェな。完全に警戒されたぁ!て言うか泣く必要無くない?
そう思っていると、奥から筋肉ムキムキのお姉..おばさんがやって来た。身長は完璧に俺の2倍はあるな。
「君が冒険者登録に?」
「はい!」
〇玉が縮むぅー誰か助けて!
「おや?隣に居るのはアストレア卿じゃないですか?」
何故か跪き、忠誠のポーズをとる。
「え、ええそうよ。でも跪くのは...」
「は!」
ん?何か大事な事に気がつく。
「アルは後で話な」
無言の頷き。そしておばさんが話しける。
「坊やはアストレア卿のお友達みたいだから、さっきのことは不問にするよ。それじゃ銀貨5枚で登録は完了だ」
ん?銀貨5枚?
「フェイトその顔まさか一文無し?」
「ふぁ?」
図星をつかれて変な声が出てしまう。
「これは貸しね」
ニッコリとした表情で金を払ってくれる。
アル様感謝。て言うか俺のこと少しは疑え。
「お願いします...」
女の子からお金を借りると言う虚しさと、自分の不条理さに嫌気が差してくる。
「はい。銀貨5枚ですね」
さっきの獣人の子が受け付けをやってくれる。
「さっきはごめんな」
「いえいえ。アストレア卿の友人と言う事なら大丈夫です」
アルは何者だ?
「ではこの水晶の上に手をかざしてください」
俺は言われた通りに手をかざす。
「説明をしますね。上から運、攻撃力、防御力、HP、MPの順でになります」
どうやら冒険者の証はカードみたいで表にステータス。裏にスキルが書かれるらしい。
水晶が光出して、カードに模写される。
「出来ました。ってうぇい?」
何か凄い声を出す。お姉さん。
「どうかしました?貴方様は運命神の御加護?お持ちなのでしょうか?」
何故か跪き俺に忠誠のポーズをとる。
「いやいやいや。そんなんじゃないって!それに俺なんかに跪かないで」
起き上がり、ステータスカードを見せてくる。
「ふぁ!?」
驚いた。なんと、運、攻撃力、防御力、HP、MPの順で並んでるハズのカードか運の当たりから、100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000と言う感じてゼロが続いており他のステータスは見ることが出来ない。
「あのぉ?宜しければ裏も見せて貰うことは出来ますでしょうか?」
「ちょっと待って下さい?」
俺は急いで裏をみた。
するとと裏には、
運命神の加護。
ベルファストの権能者。
と書かれていた。
俺は急いでカードの隠蔽機能を発動してカードを渡した。
「スキルなし...本当違ったんですね」
「それはもう。はい!」
はぁー。危なかった。隠蔽はバレなかったらしいな。
「あの?一応聞きますね。加護って何ですか?」
「はい。加護って言うのは、次期の王を任命された者の事です」
「王?」
「そうです。魔法などが使えない代わりに、特別な力『権能』が使えます。運命神の加護だったら、次期の神になれます。権能はただ運が超絶アップすると言うものですね。フェイト様は絶対にそうだと思ったのですが...」
「あはははは...」
完璧にそうだ。て言うか俺のベルファストの権能者って何?
「そうですね。もうこの辺じゃアル様がモンスターを駆逐なされたのでいないです。隣町のマハラシュトラに行ってみてはどうです?」
「そうします」
そう言って俺は、青ざめた顔のアルを連れて、冒険者ギルドを出た。
「それで?話があるんだけど?」
「そうね話すわ。じゃ私の家で話しましょ」
「ああ」
結構歩いて、日が暮れるあたりになると人里離れた場所に着いた。
それは城と言ってもいいくらいに立派なもので、何故こんな所に来たのか分からない。
「な、なぁ」
「入って」
俺は言われるがまま入って行った。
そして、アルの部屋かと思われる一室に連れて来られた。途中でメイドなどにあったが驚いた表情で挨拶されたな。
お茶などを持って来られてた。俺は居心地の悪い空気と場所が嫌になってくる。
「実は私...」
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