2 人生の終わり、そして始まり
今日はこれで終わりです。1週間くらいは1日2回投稿で行きたいと思います
「ううっ。ここは?」
そう思った瞬間に俺の頭には、痛みとともに刺された腹を思い出す。
腹を確認してみると、何も無くむしろ筋肉質になっていた?別に筋トレとかはしたことないんだが...まぁいい
とりあえず今の状況を確認しよう。俺はまず服は出かけてきた時のおしゃれな格好のままだ。
でもなんだ?俺は確かに腹を刺された。『痛い』と、一言で話せるような痛みでは無い。あれには俺も死を覚悟した。
そして周りには、何も無い野原が広がっている。それに感じた違和感はそれだけでは無い。
空気が美味しすぎる。現代社会の日本では、日々のガソリンなどで少しばかり、空気が汚染されているんだ。それも、都内となるとかなり酷い。
更に、こんな何も無い所日本にはあるのか?
否──北海道は何となくありそうなイメージはあるが、ここは寒くない。適温だ。
しかも奴らは、俺の体には興味あるとか言ってたな...。普通は放置しない。
そう。俺は今、二つの可能性を信じている。
1:『天国』まぁ俺は刺された。普通は死ぬと考えるのが一般的であろう。
2:『異世界転生』そう。今俺はこれを確信している。こっちの方が可能性は高い。第一に俺は今天国に仮定するとしよう。俺には最初『痛み』を感じることが出来た。確かなことは、俺の体は今現在を肉体であると言う事だ。
しかも俺が、普段よく読む『ライトノベル』では、何故か中世の物語が多かった。何故だ?異世界なんだから、もっと科学が進んでる時代があっても良いんじゃない?とも思ったが面白いので良き!
まぁ『異世界転生』で間違えないだろうな。でも体はそのままだけどな。
ん?...そのまま?いや何かを見落としてる...そう筋肉だ!これだ。俺が一番最初に気づいた違和感は自分の体だな。妙に軽い。中肉中背だった俺は、朝起きても体が重くてベットから出るのが大変だっぜ。
まぁええか。持ち金なんて、役に立たないもいい所だよ。折角人が奢って上げようと3万円も用意したんだぞ。なのに正体があれか...つくづく俺は不幸だ。
それよりも俺はいま危ないな。俺の予想が正しければ、この世界には『魔物』なるものがある。まぁ適当に進んでればいつか着くさと思い、足を進める事にした。
「まだ歩くのかよ...」
俺はもう3時間くらい歩いているのだ。けど全然終わりが見えてこない!!
ここまでくると、牧場で飼われてる牛の気分が分かって来そうになるぞ。
「あっあれは...」
もうしばらく歩いた頃に、地平線の彼方には、森が見えた。
俺ははるか数100キロはあるであろう道を五分で走りきった。
「ん?」
俺は今人間だよな?あれ?今のは流石におかしくありませんこと?
しばらくして、俺はあることに気がついたのだ。
「俺...全然疲れてない」
そう。精神的にはもう限界の所まで来ているが、何故か足は疲れていない。
まぁいいか。別に困る事でもないし、逆に嬉しいし...。
「入るか」
俺は森に入る事にした。別に森と言っても、ジャングル見たいな場所では無い。何故か綺麗に整ってあり、作り物じゃないかとも思ったくらいだ。
「相変わらず誰も居ないな」
そう思った刹那、俺の目の前には金髪碧眼のスレンダーな美女がいた。
「覚悟ぉ!」
「えっ?えっ?ちょっとまっ...」
そういった瞬間にびっくりした顔でこちらを見てきた。
「君は『怪人』かな?」
「ん?怪人?俺はれっきとした人間何だが」
「でも...何?その格好...嫌でも悪くは無い...むしろ」
何かボソボソ言っている
「ん?なんか言った?」
「いやいやいやいや何でも」
いやいやいやいやっておかしいでしょ?って怪人って何?
「あのぉーつかぬ事を聞きたいんだが、『怪人』って何?」
「えー!知らないの?怪人を?」
「実は俺、何か知らないけど東の村から旅に出ていたんだよ。そしたら何か何も無い野原に居たんだよ!」
めっちゃ何かって言葉出た。あるよね、先生とかに怒られて、言い訳する時とか「何かー」って出るやつ。今まさにそう!
「うんうん。取りあえず悪いものって覚えとけば良いよ!それよりも...」
説明テキトーだな。面倒見の悪いことで...。
「なんだ?」
「あの野原から来たってほんと?」
「ああ本当だけど?」
「あの草原って...」
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