17話 巨人族
「市」はシティーと読んで下さい。
この市『ディファレンスシティー』のファッションリーダー。この市にはとても有名なデザイナーがいるらしい。有名度で言うと、一般人からすれば上流階級の貴族何かよりも、よっぽど知名度が高い知名度が高い。
何故かって?それは...可愛いからだ。
そうだ。いつの世代だってそうだった。容姿が異常に綺麗な成り立ちをしていると、人から崇められ、生きるのに苦労しない。現に俳優なんて顔いいからってご飯が食えるんだぜ?
今思うと何故俺の所にはモデルのスカウトが来なかったんだろう?
あっ...俺ぼっちでした。
スカウトって言うのは外に出ていて、新宿や原宿などで目ぼしい人を推薦する。俺はぼっちだ。友達が居れば外に出る機会はあっただろうが、それは叶わない。
1人で原宿は俺にはレベルが高すぎる。まぁあれだな。俺は基本外では1人だった。だから今日は3人でこの市を周りたかった。けどそれは叶わない。何故なら俺には目的があるからな。此処にな。
俺の目の前では、アニメやドラマなどでよく出てくる、全面ガラス張りの、大きな高層ビルがあった。この街の有名スポットの一つであるこの『ファッションホーム』たるこの家は、未知の素材で作られていると、有名だ。
俺はこの、住宅街の中に孤高にそびえ立つガラス張りの建物の中に入るのは何故か、無言の圧力がある。隣に住んでいる人は可哀想に...洗濯物が(ry。
俺は勇気を振り絞り、自動ドアに突っ込んだ。
「痛ってー。鼻がっ、鼻がっ!」
俺は自動ドアに見せかけた、普通のドアに思いっきり顔面をぶつけた。俺の鼻は普通の1人より少し大きめに出来ている。なのでぶつけた時はより痛いのだ。
皆は無かったか?寝っ転がってる時に仰向けになって、腕をのばし、スマホでYou〇ubeを見ている時に、急に睡魔に襲われて、スマホからの顔面パンチに殺意が湧く奴。まさにあれだよ!
「いやラッシャイませ」
「んだよ、いやラッシャイませって?」
自動ドア擬はこのガングロなスキンヘッドの体調2メートルはあろうかと言うような人?により開かれた。スーツを着ていることから、ここの従業員だろう。
「当店ハ用のあるモノ...失礼しましたこちらへどうぞ」
俺が中に入ると、まずは何もないただの空気が広がって居て、奥にエレベーターがあのだけだ。
ん?エレベーター!?
「おっ、おい?えーっと?」
「ハセがわです」
「ハセガワさん?あれは何ですかね?」
「あれはエレベーターにございます。それとサンはいりまセン」
俺が異世界文字の「開く」を押すとちゃんとドアは開いた。何故自動ドアは擬で、こっちのエレベーターは本物なのかな?絶対に自動ドアの方が作るのらくだよね?
俺は自動ドアからのどうしようもない殺意をエレベーターに向けていた。
「えっとハセガワ社長室は何回?」
「最上階ニございます」
「おけ」
「!?」
「どうしたんだよ?」
俺が適当な返事を返すと、何故かすごく驚いていた。
「いえ。社長のコトバを使う人がここニも居たなんてびっくりデス」
「社長の言葉?」
俺は適当にスルーしつつ、最上階である12階の表記を押す。何から何まで、日本のエレベーターを意識しているらしい。
「おっ、動いた動いた」
俺がボタンを押すと、俺の知っているエレベーターより少しゆっくり動き出した。
そして進むにつれて少しずつ速さに格差が出てくる。
「おいハセガワ?一応聞くがエレベーターの原動力は?」
「それハ、下で私ヨリ大きい巨人族ガロープでウゴかしてマス」
「いや可哀想過ぎすだろ!働いてる理由を教えてくれ」
俺はこの巨人族達の話を聞いていると心が痛くなったので、理由を聞いて、社長をぶん殴ろうとする。
「イロイロあるんデスヨ」
天を見みて、少し吹っ切れた顔でキメてきた。
「そ、そうか。それはそれとして、給料は貰ってるんだろうな?」
「ハイ。ここハがっぽリなので」
「がっぽりって今日日聞かねーな」
『ピンポン』と音がなり、12階の知らせを伝える。
ドアが開くとそこには、高級感ある赤い絨毯を基調とした、高級感のある物が沢山置かれていた。壁にはこの世界の偉人や賞状が置いてあり、棚にはトロフィーなども沢山置いてある。
そして、大きいブラウン系の机の上に足を組み、ポテチと思わしき物を食べている、髪がプリンががった、ギャルがそこにはいた。
「...」
「...」
目があってしまった。すっげー気まずい。
「ちょっとぉ〜ハセガワ来なさい」
にこやかだが少し怒り混じりの声でハセガワを呼ぶ。
そして耳打ちでハセガワに怒鳴りつけているが、耳打ちが下手なせいでこっちに少し聞こえてくる。
「ちょっとぉ〜マジで意味わかんないんですけどぉ〜。こんな所見られちゃったじゃない。それに今日は仕事無いって言ったじゃぁーん」
最後の方は怒りにより、声がでかくなったのか、完璧にこちらに聞こえてきた。
「あのぉ〜お客様ぁ?当店『ナチュラルガーデン』は、別にありますのでそちらに行ってくださぁーい」
そう。『ナチュラルガーデン』のデザインした商品は別店のデパートに売っているのだ。この施設は社長が直々に気に入った推しメン。スカウトの人に服を来てもらい、投影する。と言うものだ。
投影の技術は、こちらの世界では珍しく、有名な新聞や、雑誌などにしか載らない。貧乏な会社は金がないので、宣伝も出来ない。挙句の果てには、宣伝した会社に、客を持ってかれて、倒産すると言う始末。
この世界も案外ブラックだ。
話を戻すが、俺は別に『ナチュラルガーデン』の商品が欲しい訳じゃない。ただ、こいつに用があったのだ。
「別にいいだろ?今日はお前に用があってきた」
「ちょっと意味わかんなぁ〜い。こういう客1番めんどくさいだよねぇー。って、よく見たらあんた意外といい顔してるじゃない」
「ありがとさん。それで本題に入ろうか」
「ちょっとだから...」
俺は言い終わる前に答えた。
「俺の髪の色に違和感が無かったのか?」
「―って、まぁいいわ。ハセガワ一旦出てって」
出てってってひでーな。おい、




