ENDING PHASE
3人は、ハゲンティから『蘇生薬』×3をドロップさせた後に最初の神殿まで戻って来た。
GM:「今戻ったわ!」と元気に宣言しつつ、女神がバンと神殿の扉を蹴破った所からシーンを始めよう。
雫:なんか乱暴だな(笑)
GM:まさか女神で攻撃できるだなんて思ってなかったから少しテンション上がってます(笑)
叶実:なるほど。
GM:さて、しばらくして君たちの帰還の知らせを聞きつけた神官長が3人を出迎えに来たね。
「おぉ…皆様ご無事でしたか。いやはや帰りが遅かったので心配致しました」
叶実:初心者用だから大丈夫って言ったのはどこのどいつだよ(笑)
GM:「それはそうなのですが……ダンジョンが魔族に改造されてる等、ありえない話ではないので…」
雫:わかってたんなら先に言えよこの野郎(笑)
GM:次、女神のセリフ。
「まぁ、確かに色々あったけど………もう大丈夫よ!魔族は私が昇天させておいたから!」
それに対し神官長は「おぉ!流石はアイム様にございます!」と、感激した様子を見せているね。
雫:おい待て俺たちは?
叶実:実質的にゴーレムと牛倒したの私らだぞ!??
GM:……と、ここでようやく神官長は君たち2人の存在に気付いたようだ。(一同爆笑)
雫:遅ェェェェェェ!!!!
GM:「おやおや。あなたがたもご無事でしたか。それはそれは大変良いことに……………………ん?」
叶実:ん?
GM:「君たち…何故15万Gも持っているのかね?」(一同大爆笑)
雫:そりゃまぁ驚くわな(爆笑)
叶実:最初武器も持ってなかった奴らが大金持ちになってるんだもんな(笑)
GM:「まさか…どこかの店で強盗でもしたんじゃないだろうな!?」
雫:してねぇよ!?(笑)ちゃんとルールに則って手に入れたんだって!!
GM:「GMは知らないと言っているぞ」
雫:嘘つけっっ!!(一同爆笑)つーかメタいわ!!
叶実:思いっきり許可してただろお前!!
GM:うるさい(笑)そもそもなんで《派遣販売》なんて持って行ったんだよ!
雫:いや、ポーション類とか足りなくなった時のために一応ね……
GM:その割にはお前ら装備品しか買わなかったよな(一同爆笑)
叶実:(笑いながら)ま、まぁとにかく、このお金はちゃんと正規のルートで手に入れたモンだってことを神官長に説明しますよ。
GM:「ぬぅ…納得はできんが……まぁ良いだろう。それではこのクエストの報酬、1万Gをお前たちに授けよう!」
叶実:…………………………………………
雫:………なんか……はした金だな(一同爆笑)
GM:言うなよっっ(爆笑)15万も持ってるお前たちの方が異常なんだから!!……さて、神官長は女神に1万Gを渡すと、「では私は失礼させて頂きます」と言い残し、この場を去っていった。今神殿の中には君たち以外の人はおらず、静かな空間が広がっている。
雫:お、なんだか急に終わりっぽい雰囲気に。
GM:女神は君たち2人に向き直ると、にっこりと微笑んでこう言った。「2人とも、本当にありがとう。あなたたちがいなかったら、私1人だけじゃあのダンジョンは攻略できなかったわ」
叶実:そりゃまぁ…支援しかできないしね(笑)
GM:「あなたたちに出会えて本当に良かった!3人での冒険…とても楽しかったわ!!」
雫:ああ、こっちも楽しかったよ。メタ発言ばかりで女神様とはあまり喋った記憶ないけどな(一同爆笑)
叶実:まぁ、現代世界に帰っても女神様のことは忘れないよ。
GM:「……そう」言いながら女神は君たちから視線を外し、窓の外から差し込む紅い夕日を見た。
叶実:おぉ。お別れっぽい。
GM:しばらくの間夕日を眺め続けたが、不意に女神は再び君たちに向き直り、ゆっくりと口を開いた。
「それじゃあ…あなたたち……」
雫:あぁ。
叶実:うん。
「……………………これからも、よろしくね!」
雫:
叶実:
GM:…………………………………………………………………………………おい。何か言えよ(一同爆笑)
雫:いや、まぁ……予想はしてたけどさ(笑)
叶実:何で帰れないんだよおおお!!早く帰せよおおおお!!!(一同爆笑)
GM:「えっ!?あなたたち、帰りたいの!??」
叶実:そこからかよっ!??(爆笑)イヤ、そういえば私は記憶失ってるんだけど!!(大爆笑)
雫:あったなそんな設定……(笑)
GM:「どうしよう……あなたたちが元の世界に帰るには私の《テレポート》じゃ力不足だわ。お母様みたいな最高位の神様にお願いしない限りは………多分、転送は無理ね」
叶実:よし!じゃあ探そう!!女神母探そう!!
雫:待て待て待て待て待て(爆笑)話が飛躍しすぎだ(大爆笑)
叶実:帰るためならなんだってやる!!女神様!お母さんってどこにいるかわかります??
GM:「たぶん神界のどこかにはいると思うわ。だけど、そもそもこの世界から神界に行く時点で相当大変なことよ?」
雫:それでも現代地球に行くのと違って手段が無いわけじゃないんだろ?
叶実:だったら行きますとも。女神様、道案内お願いしますぜ!!
GM:そんな2人の様子を見て、女神はプッと吹き出すと、そのまま声を上げて笑い始めた。
「あはは!何よあなたたち!!帰りたいって言っといて結局は冒険しに行くんじゃない!!」
雫:まぁ、帰るために必要なことだしね。
叶実:それに「よろしく」って言ってきたのは女神様の方だしな。
GM:「全く。しょうがないんだから……」女神は口ではそう言っているが、表情はなんだか嬉しそうだ。
雫:それじゃあ行きましょう。女神様。
叶実:いざ!母をたずねて三千里の旅へ(笑)
GM:その言葉を聞いた女神は2人の顔を交互に見つつ、ゆっくりと口を開く。
「……雫。」
雫:おぅ
「…叶実。」
叶実:はい!
豊穣の女神の娘は、窓の外の夕日にも負けない眩しい笑顔をその顔に浮かべ、改めて言うのであった。
「これからも……ずっとずっと…よろしくね…!!」
アリアンロッドRPG2Eリプレイ
運命のドロップ品決定ロール ーーーーーーーFIN.