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7話 不思議な出会い

 


  さて、それから俺はどんどんとダンジョンを進んでいた、正直言って弱すぎる。

  葵の家で葵の親父さんに鳴神流剣術を一から叩き込まれたからか、ゴブリン、オーク、スライム、オオカミみたいなのコボルトと出てきては瞬殺していった。

  ただいま俺は9層目にいた。


  「ふぅ〜、しっかしレベルの上がり早いな」

  そう、俺はあれから魔物に会うたび斬り捨てては死体をしまいあれこれやってたらレベルがなんと25になっていた。


  「称号の勇者の成長補正のおかげかな?」


  ちなみに普通にレベルあげをすると多分だがこの世界の人たちだと5レベルぐらいしか上がらないと思われる


  「まぁいっか、強くなれるんだし、頑張るかな〜」


  そんな呑気なことを言いつつダンジョンを探索してたところ


  「ん?なんでオオカミの上にスライムが乗ってんだ?しかもゴブリンに囲まれてるし」


  呑気にダンジョンを探索してると、行き止まりの広い空間に何かを守るように傷ついた真っさらな白色のオオカミとオオカミの頭の上に黄色になんかキラキラした感じのスライムがゴブリンに囲まれていた。ちなみに普通スライムは青色だ。


  「グルルルルル」

  「「「「ギャィギィ」」」」」

  「あれは助けたほうがいいのかな?」

  俺が考えてたら、真っさらな白色のオオカミが倒れた、それをしめたとみたゴブリンどもが襲いかかろうとしていた


  「フッ!」

  俺は気づいたらオオカミ達の前に立っていてゴブリンを横一線、首チョンパしていた。


  「うん、よわすぎる…大丈夫か?」

  「グルルルルル」


  オオカミは倒れた体を無理に立たせ俺に威嚇してきた


  「うん、まぁそうなるわな、ヒール」

  俺はオオカミにヒールをかけた


  「グル?」

  「キャピ〜、キャピキャピ!」


  体を治ったオオカミは何が起こったかわからず首を傾げ、スライムは喜んでるのかオオカミの頭の上をピョンピョン飛んでいた。


  「何を守ってるかしらねぇ〜が…」

  俺は一瞬どもってしまった、なんせオオカミの後ろには白骨死体があったからだ。


  「なるほどね、こいつを守ってたわけか、こんなところさっさと出て外の安全な場所に埋めてやらねぇとな」

  俺が白骨死体に近づこうとしたら


  「グルルルルル!」

  オオカミに威嚇されたが

  「キャピ!」

  「キャワン!」

  スライムに一部を伸ばした手?でオオカミの頭を叩いていた


  「キャピ〜きゅ〜」

  なんかオオカミに言ってるらしい


  「え〜と、この白骨死体をポーチに入れて外の安全な場所に埋めたいんだがいいか?」

  俺はなぜかモンスターに話しかけて確認してしまった、そしたら驚くことに、オオカミはお座りして、スライムは一部を使い○を作った。


  「なぁ赤いスライム、俺の言葉が分かるのか?」

  「キュイ!」

  と鳴きつつまた○を作った

  「お前、すごいな、お前みたいなスライム初めて見たぞ」

  「キュ〜イ〜」

  えっへんと言わんばかりい胸?を張っていた


  俺はスライムから許可をもらい白骨死体をポーチに入れた

  「さてと、お前らはどうする?」

  と言わなくても付いてくる雰囲気ぽかったので、まぁオオカミとスライムを引き連れ俺はダンジョン探索を再開させようとしたが


  「キュイ!」

  「ワン!」

  2匹が俺に何か袋みたいなのを渡してきた

  「ん?なんだこれ?使えってか?」

  そうだと言わんばかりにスライムが○を作った、ついでに袋を指差してきたので、中身をのぞかせてもらった。

 

  そこには首輪みたいなのと腕輪みたいなのがあったので鑑定して見た


  眷属の首輪、腕輪

  モンスターにつければ自分の眷属と示されるようになる物


  だそうだ、んで2匹の方を向くと首と腕?を出していた


  「これをお前らにつけろと」

  ○が出た

  「え〜と、お前ら俺の眷属になってくれるってことか?」

  即○が出た

 

  てことは、前まであの白骨死体がこいつらの主人で、何らかが起きて主人が死んでしまい、主人に解放されたが、今ままでこいつらは主人を守り続けたということかな


  「本当に俺でいいのか?」

  「キュイ!」

  「ワン!」

  スライムが○を作り、オオカミが服従のポーズ、腹を見せてきた


  「まぁお前らがいいのなら、これからよろしく頼む」

  「キュイ!」

  「ワン!」


  そのあとは首輪、腕輪をつけたらまた、袋を指差してきたので、中を見たら、俺の見慣れたものが出て来た


  「日本刀じゃねぇか」

  そう、俺が葵の家で見慣れた日本刀が出て来た、柄は黒に赤い桜模様に柄糸が黒、刀身はマットブラックのように黒く刃の部分が赤で鞘が黒ベースに赤色の桜が描かれていた。


  鑑定


  黒斬剣 艶桜(えんおう)

  斬るごとに斬れ味UP


  「おお〜やばいめちゃくちゃしっくりくる」

  俺は黒斬剣 艶桜を構え上段、下段、薙ぎ払い、突きを繰り出した


  「めっちゃしっくりくるなこれ、これもらっていいのか?」

  「キャピ」

  ○が出た

  「んじゃありがたく使わせてもらうよ…お前らの名前決めないとな」


  鑑定


  スライム希少/魔物 LV45

  スキル

  聖火魔法 硬化


  ファング希少/魔物 LV40

  スキル

  雷魔法 硬化


  いやいやいやいや!まてまてまてまて!ナンジャコリャ!


  まずレベル高くね!

  普通まぁ、俺が今まで戦って来た魔物は1〜20レベまでしか見たことない、まぁそりゃ王都周辺とこのダンジョンしか来たことないからまぁいいとして……何、聖火魔法って、あと雷魔法…王様、火、水、風、土、闇、光に炎、氷、嵐、地、暗黒、聖魔法しかないって言ってたよな


  「スライム、聖火魔法ってなんだ」

  俺の疑問に理解したのか一部を伸ばしてその手の平?から白色の炎が出た

  「それが、聖火魔法か?」

  「キュイ」

  そうだよと言わんかのごとく○を作りやがった

  「え〜と、雷は?」

  「キュイキュイ」

  「ガル?、ワウ!」

  何か話し合ったのかファングが鳴いた瞬間ファングの体を白色の雷が覆った


  「なんじゃそりゃー!なんでそんなことできるんだよ!、いや…待てよ、そういえば城の中の図書室で気になって読んだのが、稀に人間では理解できぬ魔法を使う魔物がいたと言うのがあったような…」


  「キュイ!」

  「ワウ!」

  多分それなんじゃね?的な感じの反応された。

  てかめんどくさい、言葉がわからないって不便すぎる、と、ふと思った。


  「なぁスライム、これ持って自分の伝えたいこと思い浮かべてくれないか?」

  そう、俺が創造で作り上げた紙をスライムに渡したのだ、これは前も言った通り自分が思ったことが紙に書かれるというもので数分したら消えるが、もしかしたらこれでわかりやすくなるのではと思いスライムに渡したのだ。


  「キュイ?」

  スライムは不思議そうにして紙を掴んだ

  『なにこれ?』

  「おお〜!キタコレ!」

  スライムに渡した途端紙に文字が浮かび上がりスライムの思った言葉が出たようだ


  「キュイ!キュウキュイキュイ!」

  『なにこれ!すごいじゃない!』

  「よし、よし、これでちゃんと話せるようになったな」

  『なにこれ?初めて見たよこんなの!」

  「だろだろ、俺の特殊な力でできた紙だ」

  『へ〜すごいね!ご主人様!」

  「いや、ご主人様ってなんかむずがゆいんだが」

  『ご主人様はご主人様だよ、これからよろしくご主人様!』

  「おう、よろしくな、と、ファングにもほれ」

  『あ、ありがとう、よ、よろしく、ご、ご主人様』

  「おう、よろしくな、んで名前なんだが、あるのか?」

  『前のご主人様は私のことリッカって呼んでたわ』

  『私はユキって呼ばれてた』

  「リッカにユキか人につける名前じゃないかこれ」

  『ご主人様が言うには子供が出来てたらこんな名前がいいなとか言ってたかな』

  「そ、そうなのか…まぁいいや、んじゃリッカ、ユキこれからよろしくと、俺の名前は天羽 三日月だ」

  『はい!よろしくお願いしますねご主人様』

  『よろしく、三日月さん』

  「リッカ、ご主人様はやめてくれ」

  『では、なんと呼べば?』

  「う〜ん、まんま三日月かミッチーとかかな」

  『んじゃ、ミカ』

  『いいですね!ユキ!ではミカ様で』

  「いや、なんでそうなったかわからんがまぁいい、それと様はいらない」

  『そうですか?では…ミカさ、じゃなくて、ミカよろしくお願いしますね』

 

  それから俺はお供を2匹連れダンジョン探索を始めた。


 















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