2話 スキル!
それから俺たち3年4組は例の水晶でスキルを見ていた。
王様曰く、この世界の魔法は、火、水、風、土、闇、光魔法がありその上位種として、炎、氷、嵐、地、暗黒、聖魔法があると言う。
上位種の魔法はなかなかいないと言われている。
その中でも一 正義は聖魔法と出ていた
「さすが正義君!」「きゃ〜!まさに勇者ね!」……etc
女子がはしゃいでいた。
そしてもう1人、正義と同じ運動神経抜群、成績正義と争うほど、無口だがイケメン、黒髪ショート、黒目の黒野 聖夜が暗黒魔法と出ていた
まぁこちらも先のように女子がはしゃいでいた。
その他にも6属性持ちや炎、氷、嵐、地魔法、絶対防御、超強化などなど珍しいと言われるスキルが続々と出ていた。
そんな中1人の男子生徒、天羽 三日月のスキルを見た3年4組は
「おいおい、戦闘系じゃないじゃんかよ」「うわ、いらないんじゃない」「あいつなら仕方ないよ」「使えなさそう〜」……etc
見下すような目で俺のことを見ていた。
「おうおう、天月〜なんだそれ、使えねぇ〜スキルなんて持っちゃって〜やっぱりお前はカスだな」
「諒の言う通りだな、カスすぎだろ」
「フ、ハハハハハ、笑わずにはいられないぞこれ」
絡んできたのは制服を着崩した金髪オールバック、黒目の鮫島 諒とその取り巻き、茶髪ショートでツーブロ入り、黒目の足軽 清武、赤茶髪にカチューシャをつけた黒目の神梨 和多理だ。
神梨につられて周りの連中もクスクスと笑いだした。
まぁそんなこと気にしないんだがな、
俺が無反応を決め込んで反応しないのにイラついたのか、
「おい、てめぇ!無視してんじゃねぇ〜よ!」
「…無視して何か悪いか?」
「てぇめぇ〜!」
鮫島がキレ、俺に殴りかかろうとしたが
「鮫島君!ストップ」
1人の美女により止められた
「あん?なんで止めるんだよ真波さん」
「なんでも何も、今はそんなことしてる場合じゃないでしょ、それに三日月君のスキルだって役に立つはずだよ?」
「鑑定なんてスキルなんの役に立つんだよ、なぁ天羽〜」
そう、俺こと天羽 三日月のスキルは鑑定だった
「鑑定があれば敵の強さだってわかるし、作戦だって立てやすいんじゃないかな?」
「なるほど!さすが真波さん!美しいだけでなく頭の回転も早い流石我がクラスの女神」
鮫島が手のひらを返して真波さんを褒めまくった。
まぁ冗談抜きで真波 英理はモデル体型で、出てるとこは出ていて引っ込んでいるところはしっかり引っ込み、女優さながらな美女である。黒髪腰あたりまでのロング、黒目だ。
まぁここでも鮫島につられて周りの連中も
「さすが真波さん」やら「ステキ!」やら何やら周りが騒がしかった
「おっほん!いいかね?」
騒がしかった連中が王様の咳払いで静まった。
「では、すべての勇者様方のスキルを見終わりましたので、今日はゆっくり休んでいただくよう各部屋でお休みください。明日からは申し訳ないのですが、訓練を始めてもらいます」
王様の訓練という言葉に周りはザワザワしだしたが
「わかりました、王様!僕達勇者一同、精神して頑張っていきます」
正義が締めくくりその場はお開きとなるはずだったが…
「なぁ王様、一つ質問いいか?」
ここで俺は一つの疑問があった
「ん?何かな、羽天殿?」
「俺たちは、元の世界に帰れるのですか?」
そう、俺の疑問とはこれだった、確かに俺たち3年4組は崖の下えとダイブしたのだが、その後いきなりこの場にいたのでどうなったか気になったのだ。
もちろんあんなとこから落ちたら死んでいるだろう、しかしもし、奇跡的に助かっていたのなら、帰れるのではないか?と、疑問になったのだ。
「天羽〜お前やっぱりアホだな、あんなとこから落ちて向こうでの体が無事なわけねぇ〜だろ!」
「んじゃ、一つ聞く、なんで担任や副担任、それにバスの運転手がここにいないんだ?」
「あん?………確かにうるせ〜センコウどもがいねぇな…だがそれがどうした?今は関係ねぇ〜だろ‼︎」
「いや、あるだろ?なんで俺たち生徒だけが召喚された?あんなとこからダイブしたらまず始めに頭から落ちる、するとどうだ?前にいた運転手や担任、副担任なんて即死だろ?それに前にいたやつも、ここで疑問が出る、のは俺だけか?まぁいい、担任たちが死んだとすると、ここにいないのも頷けるけど、俺たち3年4組は全員いると考えると…向こうの世界では奇跡的に生きてるんじゃないか?」
そう、俺たちは崖から落ちた、しかし俺の勝手な仮説だが、担任達がいない=死んでしまったから呼び出さなかった、でも俺らはなんらかの形で生きていた=召喚できたと考えると…もしかしたらの可能性だが向こうでは、自分たちの体は生きているのではないかと俺は考えた。
「はっ!バカバカしい、仮に生きてたとしてもだ!助かる可能さなんてあったのかよ!あんな状態で⁉︎」
「それは知らん、俺の仮説だからな」
「てぇめぇ〜!カススキルが調子にのるなよ!」
「そこまでじゃ!天羽君の言っていることには頷ける、しかし昔の勇者が帰ったという報告は…ない……すまぬ」
「うそ、だろ」「そんな…」「帰れないのか…」「一生こっちで生きないといけないの?…」「父さん、母さん…」……周りがザワザワしだした、そりゃ当たり前か、今まではこの国のために!っていう考えがあってしかも、チートみたいなスキルを手に入れてはしゃいでた奴らだ、現実を突きつけられたこれだ。
まぁヲタクどもは、それがどうかしたか?みたいな顔してやがるが…まぁ正直言って俺もそういう類の小説を読んでいたので許容範囲内だけどな。
まぁ流石、正義と書いてヒーローこと、正義は
「みんな!前の勇者は帰ろうと思わなかったかもしれないじゃないか!それに魔王を打ち取ってからだってみんなで調べれば帰れる道が見えるかもしれないじゃないか!だから、頑張ろう!みんな!」
一瞬の沈黙があった後
「そ、そうだな!まだ帰れないと決まったわけじゃないんだ!」
「そ、そうだ!もし仮にあそこで死んでしまったとしても、親に会えなくなるのは寂しいが、この世界で第二の人生を楽しめばいいんだ!」
「そ、そうだね、あの時私たちは死を覚悟したんだから、ね」
「そうね、もしかしたらの帰れるかもしれないんだからね」
「がんばろう」「やってやろうぜ」「どっちに転んでもいいよう、まずは強くなろうぜ!」………etc
いやいや、お前ら流されすぎだろ!気持ちの切り替え早すぎだろ!なんなんだ、俺が普通じゃないのか、いやいや、対応できてる奴らがおかしいんだ、うん、そうしとこう。
「勇者様方すまない、こちらも全力で期間方法を調べる」
「ええ、よろしくお願いします王様」
「うむ、ではもう良いかな?天羽殿?」
「ええ、大丈夫です。おさわがせしました」
「ん、んん!では勇者様方今日は休んでくだされ、勇者様方の健闘を祈っております」
そう言って王様はお辞儀をしてからこの部屋から出て言った
「では!明日から勇者様方の指導をすることになった、騎士団長のロゼムだ!勇者様方明日からよろしく頼む」
王様が出てった後騎士団長となのるロゼムから明日の予定を聞きお開きとなった。
部屋まではメイドと執事が1人一部屋と案内され部屋で食事をとり眠りについた。
そしてカススキルこと俺はといえば…
「流石は勇者様達だな、いろんなスキル持ってやがるな」
そう、俺は部屋に案内されてる間に勇者達のステータスをみといたのだ。
自分のステータスを見たときは驚いた、なんせ隠しスキルというものがあったのだ。
天月 三日月/人間
スキル
鑑定
隠しスキル
複写 創造
称号
嫌われ者 いじめられっ子 勇者?
体力や魔力類の数字はなくスキルだけみたいだ…称号は、半年くらい前から男子大半からいじめら始めた、まぁその中でもダチだった奴らから聞いたのだがクラスの美人、真波 英理がなぜか俺に好意があるらしくそれでいじめに発展したらしい…
アホか‼︎馬鹿らしい、なんでそれでいじめに発展するのかがわからん、虐めたら庇われることぐらいわかるだろ、はぁ〜まぁいい、こんなとこにいたらひどくなるだけだしな…隠しスキル複写を使って力をつけたら出てってやる
そして、明日から始まる虐めたが激しくなるとは予想などできるわけなく俺は眠りについた。




