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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 2 魔王保護手当(魔王サイド)

魔王となったレイコは、セナにデビル市役所に連れて行かれた。

デビル市役所は、デビルヒルズから歩いて1分ほどの所にあり、全部で、30人程の魔物や人間達が働いていた。


セナ「セブルス、魔王保護の申請をしてくれ。」


セナは、机に座って事務処理をしている、首から上がユニコーンで体が人間のセブルスを呼んだ。


セナ「できるだけ、多く支給するようにしてくれ。」


セブルス「分かりました、じゃあ、ちょっと軽く質問をするので、魔王様、談話室の方へ。」


レイコとセナ、セブルスは談話室のソファに座って話を始めた。


セブルス「えっと、まず魔王様は魔法を使えますか?」


レイコ「はい、回復魔法を少し。」


セブルス「分かりました、次に魔のオーラをまとってますか?」


セナ「ポチに乗れるから、魔のオーラをまとっているということで。」


セブルス「分かりました、何か武器は使えますか?」


レイコ「弓を少し。」


セブルス「分かりました、じゃあ、とりあえず魔法手当と魔のオーラ手当と武器手当がつけれますね、住まいの方は?」


セナ「デビルヒルズの最上階に住んでもらおうかと。」


セブルス「分かりました、じゃあ、住居手当もつけまして、基本給と合わせてこれぐらいになります。」


レイコ「え?こんなに貰えるんですか!!」


セナ「以前の魔王様は、魔法も武器も使えないのに、手当貰ってましたからね、気にしないで下さい。」


セブルス「では、魔王様、改めて魔王選任おめでとうございます。」


レイコは、お金の入ったかなり分厚い封筒を貰った。


セナ「魔王選任おめでとうございます。では次に、デビル建設に行きましょう。」


セナとレイコは、デビル市役所を出て、デビル建設へ向かった。


レイコ「デーモン・ヤマシタさんのところてすね。」


セナ「はい。その前にポチは・・・・あ、いたいた。」


ポチは、デビル建設の前で、どっかり座って待っていた。

デビル建設は、デビル市役所の隣にあった。 


セナ「では、魔王様、行きましょう。」


レイコ、セナ、ポチはデビル建設に入った。デビル建設は2階建てで、デーモン・ヤマシタは、2階の社長室にいた。受付のサキュパスに案内され、レイコ達は社長室に入った。


デーモン・ヤマシタ「魔王様、選任おめでとうございます。」


デーモン・ヤマシタは、レイコに分厚い札束の入った封筒を渡した。


ポチ「ワン!!」


デーモン・ヤマシタ「す、すいません。」


デーモン・ヤマシタは、もう一つ、分厚い札束の入った封筒を渡した。


セナ「おいコラッヤマシタ、ごまかしてんじゃねえよ、これからは、ポチが魔王様の給料を取りに来るからな!!ちゃんと毎月、払えよ、魔王様は、デビル建設の社員てことになってるんだからな、お前は儲けすぎなんだから、税金対策と思え。」


デーモン・ヤマシタ「わ、分かりました。」


セナ「さてと、あとは松茸を採りに行くか、おい、ヤマシタ、お前も従業員を連れて、魔王様の松茸狩りを手伝え。」


デーモン・ヤマシタ「は、はい、分かりました、じゃあ、準備をして来ます。」


レイコ達は、社長室を出て1階に降り、外でデーモン・ヤマシタを待った。


デーモン・ヤマシタ「お待たせしました、ちょっと今、従業員が出払ってまして、私しかいません。」


デーモン・ヤマシタは、緑の作業着を着て、黄色のヘルメットを被っていた。


セナ「しょうがないなあ、おい、ヤマシタ、みんなの倍は松茸を採れよ、お前は太りすぎだから、ダイエットにちょうどいいだろ。」


デーモン・ヤマシタ「はい、では、魔王様の松茸山に行きましょう。」


レイコ「へえ、松茸山があるんだ。」


セナ「はい、キノコ人間のマッシュ・タナカが管理してます、今年は豊作みたいですよ。」


デーモン・ヤマシタ「みなさん、私に近寄って下さい、では、いきますよ、魔王様の松茸山にレッツラゴー!!」


臼緑色の光に包まれて、魔王レイコ、ポチ、セナ、デーモン・ヤマシタは、魔王の松茸山に着いた。

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