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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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意外な結末(魔王・勇者サイド)

ゴーレムのジム(殴られ屋を始めてから、殴られてばっかりだから、今の俺の強さはスライム以下だ、ここはなんとかハッタリで。)


サイクロプスのヤスユキ(俺は鍛冶屋だから、闘いは苦手だ、はっきり言って、俺はスライムより弱い、ここはなんとかハッタリで。)


二人がスライムより弱いことを、魔王ケンイチは知らない。ゴーレムのジムもサイクロプスのヤスユキも、それなりにガタイがよく、屈強な魔物に見える。タイマノツルギもその場に加わり、魔王ケンイチは、とうとう囲まれてしまった。魔王ケンイチは、三日月刀を構えた。


魔王ケンイチ「まだまだ、本当の闘いはこれからだぜ!!」


勇者タケト「往生際が悪い魔王だね、いつの時代だって、魔王は勇者には勝てない、世の中、そういうシステムになっているんだよ。」


魔王ケンイチの後方で、聞き覚えのある声がした。


「出でよ、ガマ!!」


勇者タケトの後ろに、巨大なガマガエルが現れ、ガマガエルは、勇者タケト、ゴーレムのジム、サイクロプスのヤスユキを丸呑みした。


魔王ケンイチ「ミナ!!」


魔王ケンイチの秘書兼忍者で、ヤマタイコクで草原病になり、病院にいるはずのミナがいた。


魔王ケンイチ「ミナ、助かった、大丈夫なのか?」


ミナ「魔王様、今はまだ薬が効いているので大丈夫です。」


ガマガエル「グエッグエッ」


ミナ「え?気分が悪い?勇者を呑み込んだからかなあ。」


勇者タケトがいなくなったため、いつの間にか、タイマノツルギも消えていた。ガマガエルは、その場から2回ぐらい小さくジャンプをして消えてしまった。


シリウスは、上空の時計台の魔王石から、その様子を見ていた。


シリウス「そんな・・・・魔王様が、ガマガエルに呑み込まれてしまった、魔王様が死んだ・・・・・クソッこんな街、消してやる。」


シリウスは、魔法を唱えた。


シリウス「まだ、エネルギーが半分ぐらいしか溜まってないが十分だ。西に黄色い物を置いても、宝くじは当たらない!!世界でひとつの輝く闇になれ~超・特大・魔王砲・・・・。」


時計台の底の紫色の半球水晶が輝き始めた。その輝きは、どんどん大きくなり始めた。


ミナ「魔王様、空の建物を見て下さい、たぶん、この街をレーザーか何かで、吹き飛ばすつもりです。」


魔王ケンイチ「クソッいったいどうすれば・・・・。」


ミナは、魔王ケンイチの側に寄り、魔法を唱えた。


ミナ「ヤマタイコクへ、レッツラゴー!!」


シリウス「発射!!」


魔王砲が発射されると同時に、魔王ケンイチとミナは、臼緑色の光に包まれて、ヤマタイコクへ移動した。

超・特大・魔王砲は、グラスランドシティーの街の中心部を、完全に吹き飛ばし、カイワレ大根のビルが、何本か残っているだけとなった。


シリウス「魔王様・・・・。」


シリウスは、時計台でデビルタウンへと帰って行った。

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