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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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魔王の天敵(魔王サイド)

勇者ヘラクレスを倒した魔王は、魚釣りをやめて、デビルタウンの時計台にシリウスと帰った。時計台は2階建てで、学校の体育館ぐらいの大きさで、1階がホール、2階は、魔王石と呼ばれる青くて大きな石と、操縦する舵がある。セナに選ばれた精鋭達が、1階のホールに集まっていた。精鋭達は、悪魔の騎士が10人、リザードマンが13人、スズキ(人狼)、サトウ(アヌビス)、セナ(ガーゴイル)、シリウス(魔法使い)、ポチ(ケルベロス)、ジム(ゴーレム)、ヤスユキ(サイクロプス)の30人だ。


魔王「殴られ屋のジムと鍛治屋のヤスユキは、いらないだろ。」


セナ「本業より日給がいいから、ぜひ行きたいとうるさくて。」


魔王「じゃあ、時計台の留守番でもさせとこう、悪魔の騎士とリザードマンは知っているんだが、人狼のスズキとアヌビスのサトウって言うのは何者だ?」


セナ「どちらもならず者でして。人狼のスズキは、満月を見るとアオムシになるので、鳥が恐いそうです、アヌビスのサトウは、ミイラ作りが得意だそうです。」


魔王「どちらも、余りあてにしない方がよさそうだな。」


セナは、30人の精鋭達に黒いスーツを配った。


セナ「みんな、これを着ろ。」


悪魔の騎士達とリザードマン達は、鎧の方がいいと言って着なかった。あと、シリウスは体操服にブルマ、ポチは何も着ないというスタイルを崩さなかった。他の者達は、喜んで黒いスーツを着用した。魔王は、先ほどの勇者ヘラクレスとの闘いで、白いスーツが汚れたため、新しい白いスーツに着替えた。


魔王「よし、じゃあ、今晩はうまいものを食って女を抱いて、明日出発だ!!」


精鋭達「おお!!」


セナは、精鋭達に金を配り、精鋭達は夜になると、デビルタウンに繰り出した。アヌビスは、ヴァンパイアのエロい店で、ヴァンパイアの女と客が楽しんでいる個室に次から次へと入っていき、片っ端から包帯を巻いてミイラにして持ち帰ろうとしたため、店の関係者のヴァンパイア達に袋叩きにされて、1日で店の出入り禁止になった。それを見ていたリザードマン達や悪魔の騎士達は、あいつは只者じゃない。と、少し恐れた。

魔王は、景気づけにシリウス、セナを連れてレイコのキャバクラに行った。


ヒトミ「あら、魔王さん久しぶり。レイコは今、カオルとグラスランドシティーの姉妹店、エマニュエル貴婦人に手伝いに行ってるわよ。」


魔王「姉妹店があったのか、明日、グラスランドシティーを占領しに行こうと思うんだ。」


ヒトミ「占領してもいいけど、うちの姉妹店の店だけは壊さないでね。」


魔王「分かった。」


頭がトウモロコシで体が人間のポップマキが、頭がレモンで体が人間のキャバ嬢を連れて、魔王の席にやって来た。


ポップマキ「ハーイ、魔王さん。こちら新人のレモナちゃん。」


レモナ「はじめまして、レモナと言います、よろしくお願いします。」


魔王「ああ、よろしく。」


ポップマキ「じゃあ、早速だけど、サービスタイムよ。顔面トウモロコシシャワー!!」


ポップマキは、魔王、シリウス、セナの顔にトウモロコシをぶつけ始めた。


魔王「イタタタッまたかよ。」


セナ「このアマ、ぶち殴るぞ!!」


シリウス「俺はエムじゃないぞ、やめろ!!」


すかさず、レモナが魔王達の席の後ろに回り、魔王、シリウス、セナの目にめがけて、レモン汁を絞り、撒き散らした。レモン汁は魔王達の目に若干入った。


魔王、シリウス、セナ「ぐおおおお!!」


ポップマキ「ハーイ、サービスタイム終了、またね、魔王さん。」


ポップマキとレモナは、そそくさとその場を立ち去った。


ヒトミ「フフフッ魔王さん、大丈夫?はい、おしぼり。」


魔王「大丈夫なわけないだろ、おかしいだろ、どうなってんだこの店は。」


シリウス「明日、グラスランドシティーに攻め込むというのに、縁起が悪い。」


セナ「ああ、痛い、涙が止まらない、悪魔なのにまさか、涙を流すとは・・・・不覚。」


ヒトミ「野菜人間達の間では、大人気なサービスよ。」


魔王「ポップマキ・・・・あいつは只者じゃない。」


セナ「確かに。普通に、魔王様にトウモロコシをぶつけてきますからね。」


シリウス「魔王様の天敵てすな。」

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