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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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勇者ヘラクレス(魔王サイド)

魔王は、デビルタウンの時計台の中にいた。


魔王「勇者ヘラクレスは、見つかったか?」


シリウス「街中を探しているんですが、見つかりません。」


魔王「まあいい、それよりグラスランドシティーを攻めるから、選りすぐりの精鋭を30人ほど集めてくれ。」


セナ「分かりました。」


セナ「魔王様、こちらの白いスーツに着替えて下さい、作業着だと、デビル建設の従業員だと思われるので。」


魔王「そうだな、これで、本格的にデーモン・ヤマシタを見下せるな。グラスランドシティーには、この時計台で行くから、いつでも飛ばせる準備をしといてくれ。」


セナ「分かりました。」


魔王は、シリウスとデビルタウンの近くの湖に、釣りをしに出掛けた。湖に着くと、何人かの人間達が釣りをしていた。魔王とシリウスも、人間達に混じり、釣竿をたらした。


魔王「俺は鮎が好きなんだ、塩焼きは最高だな。」


シリウス「確かに。あれは旨いですね、私はビワマスの刺身ですかね。」


昆虫人の男が、釣竿を持って魔王の隣に来て、会話に入ってきた。

昆虫人の男は、2本の腕に2本の足で、カブトムシの着ぐるみを着たような感じだ。


昆虫人「確かに鮎とマスは旨いが、俺はもっと旨いものを知ってるぜ。」


魔王「ほう、あんたは何の魚が好きなんだ?」


昆虫人「それはな、魔王、お前の焼き肉だ!!ヘラクレスパンチ!!」


昆虫人の男は、突然魔王を殴った、魔王はふっ飛び、釣竿は湖の中に落ちてしまった。


シリウス「この野郎、ブラックファイア!!」


しかし、シリウスの闇の魔法は、カブトムシの昆虫人・最近売り出し中の勇者ヘラクレスには効かなかった。


勇者ヘラクレス「ハハハハッこのオリハルコンのカブトムシの鎧には、いかなる攻撃も魔法も効かないのだよ、死ね、ヘラクレスパンチ!!」


シリウスは、勇者ヘラクレスに殴られ、倒れた。


周りの人間達は、釣竿を湖にたらしたまま、魔王達の方を見ている。

魔王「この野郎、勇者のくせに不意討ちをしやがって。ゴリラパンチ!!」


魔王は、ヘラクレスの顔にパンチを打ったが、ガードをされたため、ボディにパンチを何発か放った。しかし、ヘラクレスには効かなかった。


ヘラクレス「無駄だ、パンチはこうやって打つんだ、ヘラクレスワンツーパンチ!!」


魔王「うおっ」


魔王は顔をガードしたが、ヘラクレスの重いパンチがそれでも効いた。魔王は、サイクロプスのヤスユキの言葉を思い出した。


魔王「確か、こいつは足が弱いとか言ってたな、ゴリラローキック!!」


ヘラクレスは、魔王のローキックを、足を少し上げてガードした。

ヘラクレス「足対策もバッチリだぜ、ヘラクレスローキック!!」


ヘラクレスは、魔王にローキックを連打した。魔王は必死にガードをしたが、ヘラクレスの重いローキックが少しずつ効いてきた。


ヘラクレス「頭があいてるぜ、ヘラクレスホーン!!」


ヘラクレスは、頭突きをするような感じで、頭の角で魔王の頭を叩いた。


魔王「イタッ」


ヘラクレス「楽勝だな、デビルタウンだと、お前の仲間がいっぱいいるから面倒だ、そこで俺は、お前を何日か観察し、お前が最近、釣りによく出かけるのが分かった。そして今日、そこを狙ったというわけよ、今日をもって、セニョール地域に平和が訪れ、俺の名前が更に上がる、お前はもう終わりだ、魔王。」


人間達は思った、そうか、あのゴリラ、魔王だったんだ、まあ、魔王がいようがいまいが、デビルタウンがあればそれでいいや、と。


魔王「クソッでも、お前の弱点が分かったぞ、お前はもう終わりだ、魔のオーラ解除!!」


魔王の体の大きさは2倍になり、パワーとスピードも2倍になった。

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