シリウス、別れた人と再会(魔王サイド)
魔王、シリウス、セナ、ケンジャノツエ、ポチは、デビルタウンの時計台の所にいた。
キミカ「みんな元気になあれ!!」
魔物達が広場に集まり、キミカが魔法をかけていた。
セナ「ちょうど、休憩時間のようですね。」
時間は、夜の10時を回っていた。
農夫のじゃがいもオジサンが、魔王達のもとに走って来た。
じゃがいもオジサン「ポチ、ポチ、猪が山芋の畑を荒らしてるんだ、なんとかしてくれ!!」
ポチは、仕方なくじゃがいもオジサンについて行った。
魔王「ポチの奴、そんなことしてたのか。」
シリウス「最近は、猪が増えましたからねえ、それに、猪はポチの好物ですから。」
ケンジャノツエ「あ、ネイルサロンがある、勇者さん、ちょっと行って来ていいですか?」
魔王「どうぞ。」
シリウス「え?そんなのできたのか、魔王様、私もちょっと。魔王様もどうですか?メンズネイルというのもあるんですよ。」
興味はなかったが、魔王とセナも、なんとなくシリウスについて行き、店の中に入った。店の中は、白い長いカウンターテーブルが、滑らかなUの字に置いてあり、白い椅子が10脚程度、女のヴァンパイアの店員が3人いた。シリウスとケンジャノツエは並んで座っていたが、シリウスは、隣のテーブルに案内された。
シリウス「あ、お前は!!」
女のヴァンパイアの店員「え?嘘!!生きてたの!!」
シリウス「生きてたじゃねえよ、カスミ!!てめえ、魔王城で血を吸ったあげく、宝箱を独り占めしやがって!!」
シリウスは、以前、ヴァンパイアの女と付き合っていた。勇者が魔王城に攻め込んで来たので、どさくさに紛れて、魔王の宝箱をヴァンパイアの女と一緒に盗みに入ったが、途中で裏切られ、血を吸われ、宝箱を持ち逃げされたことがある。(第41部より)
カスミ「なによ!!魔族のトップクラスの魔法使いって聞いてたから付き合ってみたけど、あんたは女装好きの変態親父じゃない!!付き合った私の身にもなってよ!!あれは慰謝料よ!!今だって、山ガールみたいな格好してるじゃない!!」
確かに・・・・。魔王とセナは思った。
シリウス「だからって、血を吸って置いてきぼりにすることはないだろ、あの宝箱の金はどうしたんだ!!」
カスミ「この店の開業資金に使ったわ、で、ネイルするの?するなら、今なら夏ネイルのハワイアンジュエリーのパームツリー柄があるけど、どう?」
カスミは、ネイルのパンフレットを見せた。
全体的に、コバルトブルーのネイルで、親指の爪はパームツリー、人差し指の爪はヤシの木、中指と薬指の爪は、複数の人手、小指は星空をイメージしたネイルだった。
シリウス「おお!!このネイルにすれば、魔力がさらにパワーアップするような気がする。」
ないないないない・・・・。魔王とセナは思った。
ケンジャノツエは、海に行きたくなるカラフルネイルにしたらしく、全体的にピンクのネイルで、親指と薬指がピンクに銀の星々、人差し指と小指が水色、白、ピンクの3色、中指が金色の人手になる予定ということだった。ネイルが出来上がるのに、2時間程かかるということで、魔王とセナは店を出た。
魔王「せっかく勇者に戻ったんだから、キャバクラに行けばよかった、レイコに会いに。」
セナ「そうですね、また来月、満月のときに行きましょう。」
魔王とセナが歩いていると、鍛冶屋のサイクロプスのヤスユキが、3人の冒険者に絡まれていた。
冒険者1「おい、ちょっと料金高いぞ。」
冒険者2「そうだよ、人間の町なら、この値段の半額だぜ。」
冒険者3「人間なめてんじゃねえぞ!!」




