表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
43/271

レイコとキミカ(パート2)キャバクラサイド

レイコ「うわっ真っ黒。」


キミカ「ハハハッほんと、暗黒ね。」


レイコの頼んだ魔王ランチは、黒い鳥の唐揚げ、黒いスープ、黒い豆だらけのご飯、黒いサラダと黒色オンリー、対するキミカの勇者ランチは、普通の鳥の唐揚げ、コンソメスープ、普通の白いご飯、普通のサラダだった。


レイコ「勇者ランチの方が全然おいしそう。」


キミカ「フフフッで、おいしい?」


レイコ「見た目は悪いけど、結構おいしいです。」


レイコとキミカは食べ終わり、食後にレイコには、ブラックコーヒー、キミカには、頭が牛で、体が人間で超巨乳の牛おばさんが、空のコップを持って出てきた。


キミカ「まさか・・・・。」


牛おばさん「はい、おばさんのおっぱいをお飲み。」


牛おばさんは、黄色のTシャツを脱いで上半身裸になり、左手でコップを持ち、右手で左のおっぱいを揉んで、乳を絞り出した。


牛おばさん「はい、お待ち!!」


わずか5秒程でコップは一杯になり、キミカのところに置かれた。

 

キミカ「まじで?油断したわ。」


レイコ「ハハハハハッ」


牛おばさん「それ飲んだら、今度は右のおっぱいを絞ってあげるからね。」


キミカは少し飲んでみた。


キミカ「ブフッにが!!レイコ、飲んでみて。」


レイコ「ハハハハッええ?嫌だなあ。」


キミカ「いいから飲みなさいって。」


レイコは、キミカに勧められて、恐る恐る少しだけ飲んだ。


レイコ「うわっちょっと濃いっていうか、ほんと苦いですねえ。」


牛おばさん「苦いって?最近ちょっと体調悪いのよ、おばさん更年期障害でねえ、ごめんなさいね。」




レイコとキミカは勘定を済ませ、マンホールから外に押し出されるように、店を出た。


キミカ「最後の牛おばさんには、やられたわ。」


レイコ「フフフッ恐るべし、勇者ランチですね。」


その後、レイコは、キミカがバッグを見たいというので、一緒にショッピングモールへ行った。バッグ売り場は2階にあり、キミカとふたりでバッグを見ていると、背が高くて、白のレースブラウスにベージュのギャザースカートを履いた、黒髪が長い可愛い店員がやって来た。


店員「レイコさん。」


レイコ「ユキさん?」


ユキ「実は私、週2でここでバイトをしてるんです。」


ユキは、レイコと同じキャバクラで働いているキャバ嬢だ。

そして、キミカにも軽くお辞儀をした。


ユキ「レイコさん、今月は売上げ勝たせてもらいます、悪いけど、レイコさんの時代は、もう今日で終わりです。」


レイコ「まだまだ、勝負はこれからよ!!」


レイコは、今月はユキに、大きく差をつけられている。


ユキ「私のお母さんもキャバ嬢でした、2人姉がいるんですが、2人とも今、キャバ嬢をしています。私は、キャバ嬢の家庭に生まれた、キャバ嬢のサラブレッドなのです、だからレイコさん、あなたは、私に勝つことはできません。」


キミカ「レイコ、別に負けてもいいんじゃないの?てか、お父さんは、どう思ってるの?」


ユキ「お父さんは、たぶん知らないかな?私は、交代制の工場勤務をしていることになってます。」


キミカ「なんなんそれ?」


レイコ「フフフフッでも、なんか負けたくないなあ。」


ユキ「私もです、レイコさんに勝つことが、私の夢でしたから。」


キミカ「またまた、そんな大げさな。さてと、このバッグにしよっと。」


ユキ「ありがとうございます!!」


キミカは、黒のショルダーバッグを買った。


ユキ「また、ぜひ、いらして下さい。私のお母さんも、アパレル関係のバイトをしてました、姉も2人とも、アパレル関係のバイトをしてました、私は、アパレル関係のバイトの家庭に生まれた、アパレル関係のバイトのサラブレッドなのです。」


キミカ「もう、いいわ、あなたには負けたわ。」


レイコ「うん。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ