レイコとキミカ(パート2)キャバクラサイド
レイコ「うわっ真っ黒。」
キミカ「ハハハッほんと、暗黒ね。」
レイコの頼んだ魔王ランチは、黒い鳥の唐揚げ、黒いスープ、黒い豆だらけのご飯、黒いサラダと黒色オンリー、対するキミカの勇者ランチは、普通の鳥の唐揚げ、コンソメスープ、普通の白いご飯、普通のサラダだった。
レイコ「勇者ランチの方が全然おいしそう。」
キミカ「フフフッで、おいしい?」
レイコ「見た目は悪いけど、結構おいしいです。」
レイコとキミカは食べ終わり、食後にレイコには、ブラックコーヒー、キミカには、頭が牛で、体が人間で超巨乳の牛おばさんが、空のコップを持って出てきた。
キミカ「まさか・・・・。」
牛おばさん「はい、おばさんのおっぱいをお飲み。」
牛おばさんは、黄色のTシャツを脱いで上半身裸になり、左手でコップを持ち、右手で左のおっぱいを揉んで、乳を絞り出した。
牛おばさん「はい、お待ち!!」
わずか5秒程でコップは一杯になり、キミカのところに置かれた。
キミカ「まじで?油断したわ。」
レイコ「ハハハハハッ」
牛おばさん「それ飲んだら、今度は右のおっぱいを絞ってあげるからね。」
キミカは少し飲んでみた。
キミカ「ブフッにが!!レイコ、飲んでみて。」
レイコ「ハハハハッええ?嫌だなあ。」
キミカ「いいから飲みなさいって。」
レイコは、キミカに勧められて、恐る恐る少しだけ飲んだ。
レイコ「うわっちょっと濃いっていうか、ほんと苦いですねえ。」
牛おばさん「苦いって?最近ちょっと体調悪いのよ、おばさん更年期障害でねえ、ごめんなさいね。」
レイコとキミカは勘定を済ませ、マンホールから外に押し出されるように、店を出た。
キミカ「最後の牛おばさんには、やられたわ。」
レイコ「フフフッ恐るべし、勇者ランチですね。」
その後、レイコは、キミカがバッグを見たいというので、一緒にショッピングモールへ行った。バッグ売り場は2階にあり、キミカとふたりでバッグを見ていると、背が高くて、白のレースブラウスにベージュのギャザースカートを履いた、黒髪が長い可愛い店員がやって来た。
店員「レイコさん。」
レイコ「ユキさん?」
ユキ「実は私、週2でここでバイトをしてるんです。」
ユキは、レイコと同じキャバクラで働いているキャバ嬢だ。
そして、キミカにも軽くお辞儀をした。
ユキ「レイコさん、今月は売上げ勝たせてもらいます、悪いけど、レイコさんの時代は、もう今日で終わりです。」
レイコ「まだまだ、勝負はこれからよ!!」
レイコは、今月はユキに、大きく差をつけられている。
ユキ「私のお母さんもキャバ嬢でした、2人姉がいるんですが、2人とも今、キャバ嬢をしています。私は、キャバ嬢の家庭に生まれた、キャバ嬢のサラブレッドなのです、だからレイコさん、あなたは、私に勝つことはできません。」
キミカ「レイコ、別に負けてもいいんじゃないの?てか、お父さんは、どう思ってるの?」
ユキ「お父さんは、たぶん知らないかな?私は、交代制の工場勤務をしていることになってます。」
キミカ「なんなんそれ?」
レイコ「フフフフッでも、なんか負けたくないなあ。」
ユキ「私もです、レイコさんに勝つことが、私の夢でしたから。」
キミカ「またまた、そんな大げさな。さてと、このバッグにしよっと。」
ユキ「ありがとうございます!!」
キミカは、黒のショルダーバッグを買った。
ユキ「また、ぜひ、いらして下さい。私のお母さんも、アパレル関係のバイトをしてました、姉も2人とも、アパレル関係のバイトをしてました、私は、アパレル関係のバイトの家庭に生まれた、アパレル関係のバイトのサラブレッドなのです。」
キミカ「もう、いいわ、あなたには負けたわ。」
レイコ「うん。」




