キング・マサ(勇者サイド)
狼野郎達は、身長1.8メートル程で、頭が狼で体は人間だ。
ケンイチ「ゴリラパンチ!!」
狼野郎1「グワッ」
狼野郎1は、その場に倒れ気絶した。
狼野郎2「このゴリラ野郎、いきなり殴るか?みんな、やっちまえ!!」
狼野郎達は、一斉に飛び掛かった。
セイジは、リョウの肩を抱き寄せ、リョウはセイジにもたれかかった。リョウの香水のいい匂いがした。リョウは、全てが綺麗な人だとセイジが思ったそのとき、セイジとリョウが腰かけている岩場の近くで、ドサッと音がした。狼野郎が1人、失神して仰向けになっていた。
セイジ「うわっ。」
リョウ「ちょっと、何これ?」
近くで、ケンイチが闘っている声が聞こえた。
ケンイチ「くそっまだまだ、そりゃあ!!」
また1人、狼野郎が飛んできた。
リョウ「助けに行きましょう。」
セイジ「クソッせっかくいいとこだったのに。」
リョウ「フフフッまた今度ね。」
セイジとリョウは、闘っているケンイチの所へ走って行った。
セイジ「地走り・改」
狼野郎達に、複数の地走りが向かって行き、2人の狼野郎に当たった。
狼野郎3「クソッ仲間がいたのか、みんな退却だ!!」
狼野郎達は逃げて行ったが、それと入れ代わるように、ライオン野郎1人と、ライオン女5人がやって来た。
ライオン野郎「おいおい、砂漠の生態系乱してんじゃねえよ、俺はこの砂漠のキング、マサだ。悪いがお前らは、俺達の今晩のメインディッシュだ!!」
ライオン女1「マサ、早くお肉食べたい。」
マサ「お前らは、そこの人間2人をやってくれ、俺はこのゴリラをかたづける。」
ライオン女1「分かったわ。」
キング・マサは、頭がライオンの雄で体は人間、身長は3メートル程で、ケンイチより50センチ高い。ライオン女達も頭がライオンの雌で体は人間、こちらは身長がだいたい2.5メートル程で、ケンイチと同じぐらいだ。
ケンイチ「これは、かなりまずいぞ。リョウさん、カンダさんを呼んで来てくれ!!。セイジ、行くぞ!!」
リョウ「分かりました。」
セイジ「まじかよ、クソッやるっきゃない!!」
リョウ「出てこい、ボクのヒーロー!!」
砂の中から、サボテン人形を押し潰して平べったくした、トゲのないサボテン人形が現れた。サボテン人形は、砂漠にうつむせになり、その背中にリョウが乗り、サーフボードのように滑り始めた。
ライオン女2「行かせないよ!!」
ライオン女2とライオン女3は、リョウを追いかけた。
キング・マサ「ハハハッたいしたことねえなあ。」
ケンイチ「クソッこいつ、ゴリラの魔王より強い。」
キング・マサは、ケンイチのパンチを捌き、ケンイチの顔や腹にパンチや膝蹴りを入れた。体格の差がありすぎて、ケンイチは全く歯が立たなかった。
セイジは、3人のライオン女に囲まれ、そのうちの1人の蹴りを腹にくらい、その場に倒れて気絶した。
ケンイチ「セイジ!!くそっ絶体絶命だな。」




