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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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ヘル・パルド(勇者サイド)

ビーグルは、またもや砂の中に潜り、姿をくらました。10分位経ったが姿を現さない。


セイジ「もう逃げたんじゃないの?」


カンダ「そうだな、じゃあ、そろそろ帰るか。おーい、みんな集まれ!!」


ケンイチ、セイジ、リョウと細身のサボテン人形は、カンダの所に集まり、カンダは、セニョール村に帰る魔法を唱えようとしたそのとき、ビーグルが叫んだ。


ビーグル「お前ら、上を見ろ!!」


4人が上を見上げると、ビーグルが超巨大な水の玉を両手で持ち上げて、上空を飛んでいた。


セイジ「で、でか。」


カンダ「な、やばい。」


ビーグル「砂漠で溺死しな、ヘル・パルド!!」


ビーグルは、超巨大な水の玉をケンイチ達めがけて投げつけた。


カンダ「駄目だ、魔法が間に合わない!!みんな、息をたっぷり吸って止めろ!!」


町1つをおおうぐらいの超巨大な水の玉は、砂漠に落ちて割れ、巨大なため池になった。

4人とサボテン人形は、なんとか立ち泳ぎで水面から顔を出した。しかし、そこを狙ってビーグルがウォーターカッターを飛ばしてきた。


セイジ「まじか、最悪だ。」


4人とサボテン人形は、水の中に潜った。顔を出すと、ウォーターカッターが飛んでくる。ケンイチは、水中でチェックの服とジーパンを脱ぎ捨て、深く潜って泳いだ。


ビーグル「ゴリラがいない!!」


ビーグルの攻撃が止まった。


リョウ「出てこい、ボクのヒーロー!!」


細身のサボテン人形が水中に潜り、ため池の底から、刺のないカッパサボテン人形が現れた。カッパサボテン人形は、リョウを背中に乗せ、もの凄いスピードで、水中を進んだ。


カンダ「モーゼ・ロード!!」


カンダは半径1メートルぐらいだけ水をおしのけ、ゆっくりとため池の底を歩いた。

セイジはカンダを見て、カンダの所まで泳いでいき、カンダの後ろにぴったりとくっついて歩いた。


セイジ「カンダさん、もう少し早く歩けないんですか?敵に狙われますよ。」

カンダ「魔法に集中してるから、この速さが限界だ。お前は魔法剣士だから、ビーグルのウォーターカッター弾けるんじゃないのか?」


セイジ「そうか、もし飛んできたらやってみます。」


ビーグル「しぶとい奴らだ、飛ぶの疲れたぜ、少し休もう。」


ビーグルは、砂漠に降りて、ため池の様子を見ていた。カッパのサボテン人形に乗ったリョウが、陸地に着いた。

ビーグルは、コイツらは手強い、自分もかなり疲れた、今日はもう帰ろうと思い、後ろを振り向くと、そこに熊さんの柄の入った、トランクス1枚のゴリラがいた。


ビーグル「うわ、お前、いつの間に。」


ケンイチ「俺は学生時代、水泳部だった。社会人になって働き出してからも、休みの日は、ジムで5キロぐらい泳いでいた。学生時代の時は、新記録を出したこともあるんだぜ、すぐその記録は破られたけどな。」


ビーグル「水泳が得意なゴリラなんて、聞いたことないぞ!!」


ケンイチ「いるんだよ、ここに!!」


ケンイチは、ビーグルを掴まえて、ブレーンバスターをかました。


ビーグル「ぐわっ」


さらに、脳天から落ちるバックドロップもくらわした。

ビーグルは、気を失った。




しばらくして、カンダとセイジもようやくため池を脱出した。みんな、びしょ濡れだった。リョウのTシャツが透けて、ブラジャーが見えた。



セイジ「リョウさん、ブラジャーしてるんだ。」


リョウ「うん、このブラジャーはね、後ろにフォックがないんだよ、足から履いてつけるんだよ。」


セイジ「へえ、そうなんだ。」

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