表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
265/271

さらば デビルタウン   街

シボラ「サファリス、今から私と一緒に、キビラの所へ行ってくれ。」


魔王・サファリス「今すぐにか?そんなに急がなくても、明日でもいいじゃないか。」


シボラ「それが、このブラックホールは停止してないようだ。魔王石で見る限り、太陽系がブラックホールの中心に少しずつ、引っ張られているんだ。」


デビルタウンの人々「なんだって!!まじかよ!!」


「このブラックホールは寝てるんじゃなかったのかよ!!」


魔王・サファリス「なんだよそれ。じゃあ、今から街に放送流すから、皆は月の街に避難するんだ。」


サファリスは、時計台から魔王石を使って放送を流した。


魔王・サファリス「ピンポンパンポン!!やあ、みんな。俺は魔王・サファリスだ!!今から2時間後に、デビルタウンはブラックホールの中心に突入する!!何が起こるか分からないので、デビルタウンの人々は、地下街から月の街・ピリューエルへ避難して下さい。避難しない奴は、どうなっても知らないよ!!もう一度言う、今すぐピリューエルへ避難して下さい。よろしく!!ピンポンパンポン!!」


魔王・サファリス「シボラ、ブラックホールから出れるのか?俺はブラックホールの中で死ぬとか御免だぜ!!」


シボラ「アプリ・モニカがあるから大丈夫だ。3億光年も離れていると、実際、そこに行ってみないと分からないものだな。」


魔王・サファリス「で、俺は何をすればいいんだ?」


シボラ「キビラに着いたら、地下街に行ってコンプレッサーを作動させてくれ。ボタンを押せばいいだけだ。」


魔王・サファリス「たったそれだけか。分かった、じゃあ、さっさと終わらせて、地球に帰ろう。俺は宇宙は嫌いだ。」


シボラ「そうだな。」



  

          一 2時間後 一



サファリスはメイクをしなおして、ショートのウィッグを被り、レッドのプリーツスカートにワンピースを組み合わせて着ており、相変わらず汚ない女装で、時計台の2階の魔王の部屋から出て来た。


魔王・サファリス「準備OKだ!!よし、シボラ、出発!!」


シボラ「サファリス、お前はブラックホールの中で死んだ方がいいと思う。」


魔王・サファリス「やかましい!!それより、街に残っている人はもういないのか?」


シボラ「魔王石の生命反応では、お前だけだ。みんな、月の街へ避難したようだ。よし!!では出発するぞ!!」


デビルタウンことシボラは、ろくに修復もせず、荒れ果てた街のまま、ブラックホールの中心に向かって月から飛び立った。


魔王・サファリス「やはり、ブラックホールの中って真っ暗だ。シボラ、いるのか?何も見えなくて、気が狂いそうだ!!」


しかし、シボラからの返事はなかった。


魔王・サファリス「おいおい、シボラ!!返事をしてくれ!シボラ!!シボラ!!このままだと、俺達どころかデビルタウン、いや太陽系そのものがこのブラックホールに呑み込まれることになるんだぞ!!」


ガチーン!!ガゴゴゴゴ!!


サファリスが半泣きになって叫び続けていると、時計台の灯りが点灯して明るくなり、シボラが魔王石の側に現れた。


シボラ「キビラと今、ドッキングした。ドッキングといっても、上に重なるドッキングだ!!私とキビラの構造は同じだからな。さあ、サファリス。コンプレッサーのスイッチを押しに行ってくれ。タウンシールドを張っているから、外に出ても大丈夫だ。噴水広場のマンホールに入り、南に500mほど歩いて、左の小部屋にコンプレッサーが置いてある。そのコンプレッサーのスイッチを押すんだ。」


魔王・サファリス「わ、分かった。それにしても、急に明かりが。これ、本当にブラックホールの中なのか?」


シボラ「早く、急ぐんだ!!サファリス!!今日中にこのブラックホールは、太陽系を呑み込んでしまうぞ!!キビラが復活したら、すぐここから脱出だ!!」


サファリスが時計台から外に出ると、そこは多くの人達で溢れていた。人だけでなく、今まで見たこともない異星人や生物が、シボラとキビラが合体した街を歩いていた。そして、死んだはずのケンイチやコジロー、卑弥呼の姿があった。


魔王・サファリス「こ、ここはいったい・・・・俺は夢でも見てるのか・・・・確か、シボラと一緒にブラックホールの中に入って・・・・とりあえず、コンプレッサーのボタンを押しに行こう。」


サファリスは、マンホールの蓋を開け、中へ入って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ