表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
260/271

MOON'S QUEEN  死の忘却 

アンドロイド達がデビルタウンの上空に現れたことで、ハルデン率いる魔王の騎士達50名と、不知火、滝、瑠偉、卑弥呼は、噴水広場に集まっていた。


魔王の騎士隊長・ハルデン「これからお前達に、魔法・死の忘却をかける。この魔法をかけられた者は、死んでも死んだことを忘れ、任務を全うするまで戦い続けるというものだ。」


ハルデンはそう言って、剣をかざして呪文を唱えた。


魔王の騎士隊長・ハルデン「俺達に明日はない!!」


ハルデンの剣から眩い光が噴水広場に集まった者達を覆い、この瞬間から魔王の騎士達50名と不知火、滝、瑠偉、卑弥呼は、任務を全うするまで不死となった。


魔王の騎士隊長・ハルデン「もはや、アンドロイド達の侵入は免れない。街の住人達の多くが殺され、街は壊滅状態になるだろう。それは、この少人数では防げない。俺達の任務は、アンドロイド達を全滅させることだ!!アンドロイド達を全滅させるまで、俺達は死なない!!さあ、行け!!希望のライフルを撃って撃って撃ちまくれ!!」


魔王の騎士達「うおおおお!!」


タウンシールドが解除されて、アンドロイド達はデビルタウンになだれ込んだ。不死となった魔王の騎士達は、死の恐怖を忘れて、果敢にアンドロイド達に攻めて行った。


アンドロイド幹部・アマタツ「街の奴等は皆殺しだ。そして、この街のコクピット部分を探せ!!一番エネルギーが集まっている所だ!!このシボラを占拠して、レイコさんを迎えに行き、そのまま地球へ行くんだ!!」


街は至るところで希望のライフルのホーミング・レーザーが飛び交い、多くの住民達が、アンドロイド達に撃ち殺された。ワンダ率いる地下街の戦士達は、デビルタウンの至るところのマンホールを開けて、住民達をデビルタウンの地下街へ逃走させた。


撃っても撃っても立ち上がり、死なない魔王の騎士達を見て、アンドロイド達は困惑した。


アンドロイド達「なんだ!!コイツらは不死身か!!まるでゾンビだ!!」


「どこだ!!この街のコクピットは!!」


「コイツ、頭を貫通してるのに死なないなんて!!」


アンドロイド幹部・アマタツ「さっき、マンホールから人が降りて行くのを見た。もしかしたら、コクピットは地下にあるのかもしれん。」


アンドロイド達「確かに、エネルギー反応は今のところ見当たりません。」


「マンホールを降りて、地下に行ってみましょう。」


アンドロイド達は、一人ずつマンホールを降りて地下に着地すると、マンホールの下で待ち伏せしていた地下街の戦士・モグラ人間達にボコボコに殴られ、首や手足をもがれて破壊されてしまった。


アンドロイド達「これじゃあ、逆モグラ叩きだ。」


アンドロイド幹部・アマタツ「一人ずつしゃなくて、10人ずつ一気に降りろ!!団子状になって飛び降りろ!!行け!!オラ!!お前もだ!!オラッ行けよ!!」


アマタツは、アンドロイド達を蹴ったり押したりして、10人ぐらいマンホールの中へ連続で落とした。


モグラ人間達「うわっこんなに一辺に!!」


「クソッこれじゃあ、破壊が間に合わない!!」


モグラ人間達は、アンドロイドを2体ほど破壊したが、それ以降、降ってきたアンドロイド達をほったらかして逃げ出した。


地下へ降りたアンドロイドの一人が、頭の中のスマホで、電話連絡をアマタツにした。


アンドロイド1「アマタツさん、この街の地下からエネルギー反応があります。ちょうど、噴水広場から少し北へ行ったところの下辺りです。」


アンドロイド幹部・アマタツ「なに!!よし、分かった!!俺と一緒に何人か来い!!噴水広場のマンホールから地下へ行くぞ!!」


アマタツと10数人のアンドロイド達は、デビルタウンの噴水広場に飛んで行くと、そこには、ハルデン、不知火、滝、瑠偉が待ち構えていた。卑弥呼は、ハルデンの指示で、噴水広場のマンホールから降りて、シボラの部屋に行き、一人でそこを守っていた。


アンドロイド幹部・アマタツ「どうせコイツらも不死身だ!!お前ら、ホーミングレーザーで牽制して、押さえつけろ!!その間に俺がマンホールの中へ入る!!」


アンドロイド達は、1人に対し、5人がかりでホーミング・レーザーを撃ちながら、ハルデン達に襲いかかって来た。不知火(男)、滝(女)、瑠偉(女)は剣で応戦し、ハルデンは、希望のライフルで、ホーミング・レーザーを撃ちまくった。不知火とハルデンは頭を撃たれ、滝、瑠偉は胸を撃たれて即死だったが、魔法・死の忘却によって倒れることはなく、再びアンドロイド達に立ち向かった。そんな中、アマタツは予定通りにマンホールの蓋を開けて、デビルタウンの地下へと入って行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ