表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
258/271

MOON'S QUEEN  最強の僕

月の女王・レイコ「お兄さん、なかなかイケメンね。こんな戦いはやめて、私のキャバクラに来ない?サービスするわよ。」


人間・ケンイチ「人を躊躇せずに撃ち殺す、お前みたいなクソ女のサービスなんか受けたくないね。お前みたいなクソ女は、俺が叩き斬ってやる。」


月の女王・レイコ「あら、せっかく褒めてあげたのに。いいわ、後悔させてあげる。いたぶって、屈辱的に殺してあげるわ。あなた達、行くわよ!!」


アンドロイド達「おお!!」


人間・ケンイチ「上等だ!!行くぞ!!お前ら全員、皆殺しだ!!魔のオーラ、全快!!」


ケンイチは、体全体を覆う臼緑色の丸いオーラを張って、レイコ達に向かって走った。レイコとアンドロイド達も、ケンイチに向かって走ったり、飛んだりしながら、上空から利き腕の希望のライフルをぶっ放した。


アンドロイド達「ホーミング・レーザー!!」


魔王の騎士達「うおおおお!!あの兄ちゃんに続け!!」


「死んでも撃ち続けろ!!魔のオーラ、全快!!」


「ホーミング・レーザー!!」


ケンイチの魔のオーラは、アンドロイド達のホーミング・レーザーを弾き飛ばし、ケンイチは、襲いかかるアンドロイド達を次々と斬り倒した。


アンドロイド達「ぎゃああああ!!」


魔王の騎士達「ぐわああああ!!」


ケンイチに比べて、魔のオーラがかなり弱い魔王の騎士達は、アンドロイド達のホーミング・レーザーを喰らって、多くの者が死んだ。また、アンドロイド達も、飛んでいるとはいえ、追尾機能のある魔王の騎士達のホーミング・レーザーを喰らって、かなりの数を破壊された。ケンイチが、多くのアンドロイドを斬り倒したこともあり、生き残っているのは、魔王側は、ケンイチと魔王の騎士2人。アンドロイド側は、レイコだけだった。


人間・ケンイチ「後はこの女1人だ。俺に任せてくれ。皆を連れて、デビルタウンへ行ってくれ。」


魔王の騎士2人「いや、女だからって、こいつは油断ならない。」


「そうだ!!こいつはアンドロイドの親分だしな。」


ケンイチは、デニムのポケットから、魔王の証である金縁のルビーのネックレスを2人に見せた。


人間・ケンイチ「これは、魔王としての命令だ。」


魔王の騎士2人「そ、それは魔王の証!!いつの間に魔王交代を!!」


「分かりました!!おい、行くぞ!!」


魔王の騎士2人は、デビルタウンの人々の元へと走って行った。ケンイチはそれを見送って、レイコの方へ向き直った。


人間・ケンイチ「これで、やっとお前を斬れる。念仏は唱え終わったか?」


月の女王・レイコ「フフフッ確かにあなたは強いわ。私といい勝負ね。それより、向こうのアンドロイドっぽいゴリラは、1人で大丈夫なの?あんだけのアンドロイド達を相手に。」


人間・ケンイチ「あのゴリラは、宇宙最強だ。なんてったって、俺が満月を見たときの姿だからな。アイツのスキルは、かなりエグいぜ。」


月の女王・レイコ「ふ~ん。ねえ、知ってる?サオリはね、狭い範囲だけど、ハート型の雪を降らせることができるの。その雪を浴びた人間は死に、アンドロイドは、サオリの僕になるの。レイコ玉のシールドでは、サオリの雪は防げないのよ。」


人間・ケンイチ「ほう。そいつは大変だな。じゃあ、さっさとお前を斬り殺して、そのサオリって奴も始末しないとな!!行くぞ!!」


ケンイチは、レイコに斬りかかった。


月の女王・レイコ「あなたにできるかしら?アサシン・ダガー!!」


ケンイチの退魔の剣と、レイコの両手のダガーが、激しく弾き合った。





サオリとアンドロイド達が、イザナミの側に飛んで向かっていると、アンドロイド・ゴリラのケンイチが三日月刀を持って飛んで来た。


アンドロイド・ゴリラのケンイチ「ツバメ返し!!アトミック・レーザー!!」


アンドロイド・ゴリラのケンイチは、飛びながら、次々とアンドロイド達を三日月刀とレーザーで破壊し始めた。


サオリ「このゴリラ、何者なの!!このままじゃ、イザナミの所に着くまでに、全滅してしまうわ!!ハート・スノウ!!」


サオリの周囲半径50mにわたり、ハート型の5㎝程の雪が降り始めた。サオリの周辺で戦っているアンドロイド・ゴリラのケンイチは、その雪を何粒も浴びたが、次々とアンドロイド達を破壊していった。


デビルタウンの人々「おい、あの辺りだけ、なんか雪が降ってないか?」


「だな。それにしても、あのゴリラ強いな。一騎当千だな。」


サオリ「そろそろね。」


サオリがそう言うと、アンドロイド達を撃破しまくっていたアンドロイド・ゴリラのケンイチの動きが止まり、アンドロイドを破壊するのをやめた。そして、サオリの目の前に飛んで来て、軽く会釈をした。


アンドロイド・ゴリラのケンイチ「はじめまして。これから、サオリの姉貴のところでお世話になる、ケンイチと言います。ゴリラですが、よろしくお願いします。」


サオリ「よろしくね、ゴリラのケンイチ。大半のアンドロイド達がやられちゃったけど、物凄く強い僕が手に入ったわ!!やったあ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ