SUPERNOVA ジョリーを切り倒せ!!
一 天竺 地上 一
天竺の街の人々「どういうことだ!!天竺の街並みが無くなってしまった!!」
「大通りと池しか残っていない!!」
「一瞬にして、砂漠になってしまった・・・・。」
天竺の賑やかな街並みはなくなり、途方に暮れる人々、風俗で遊んでいたが建物が消えたため、素っ裸で慌てて服を着る人々やアンドロイド嬢達で、溢れかえっていた。
アンドロイド嬢達の攻撃から退却して、時計台で、天竺の上空を飛んでいたサファリスも、消えていく街の建物を見て絶句した。
サファリスのキモい女装に慣れて、気分がよくなった魔王の騎士達50名が、サファリスに言った。
魔王の騎士達「サファリス、俺達も闘う!!隊長の所へ連れて行ってくれ!!」
サファリス「さっき、隊長の小さな骸骨のおじさん・ハッコツから連絡があって、このままデビルタウンへ帰るようにということだ。」
魔王の騎士達「俺達を下ろして、サファリス、お前だけ帰れ!!」
「そうだ!!月に行くのに時計台は必要だからな。俺達は、隊長と副隊長をおいて、デビルタウンに帰るわけにはいかない!!」
サファリス「・・・・分かった。俺もみんなをおいて、自分だけ帰るわけにはいかない。と言いたいが、あいにく隊長達は池の中だ。時計台で池の中に飛び込むわけにはいかないから、俺は地上で待つことにする。池から脱出したら、発煙筒で合図してくれ。」
魔王の騎士達「分かった。」
サファリスは、時計台を池の上に移動させ、魔王の騎士達を時計台の底にある半球水晶の光線で、ゆっくりと池へ降ろし始めた。
一 天竺 地下 一
吸血木・ジョリー「痛いわね、この死にかけ野郎!!」
ファージ「グワックソッキャバクリの効果が切れた。ハアッハアッ。」
吸血木・ジョリーの1本の太い枝が、鞭のようにしなり、ファージを吹っ飛ばした。
シーラ「隊長・・・・お待たせしました・・・・秀さん、後は頼む!!」
秀さん「後は、わしに任せて・・・・お前達は・・・・休んどけ!!」
赤い鳥の羽根に乗ったシーラと秀さんが、ファージが吹っ飛ばされると同時にやって来て、秀さんが、赤い鳥の羽根に乗りながら、吸血木・ジョリーの木元を、チェーンソーで切り始めた。
ウィンウィンウィン!!ウィーーーーン!!ゴゴゴゴゴ!!
吸血木・ジョリー「ギィヤアアアアアアアア!!」
ジョリーは悲鳴をあげたが、秀さんは容赦なく、チェーンソーでジョリーを切り続けた。
吸血木・ジョリー「ちくしょう!!この山師!!死にやがれ!!」
吸血木・ジョリーは、無数の木の枝を秀さんに向けて振り回した。
カキン!!カキン!!カキン!!
秀さんの側に、召喚人・斧の妹子が現れて、ジョリーの木の枝を両手で空手の受けのように捌いた。
秀さん「すまんのう、妹子。」
妹子「秀さん、早くコイツを切り倒して下さい!!」
ムスタング「アイツら、小松ママを壊して、木を切り倒そうとしている!!そうはさせないわ!!アトミック・レーザー!!」
ズキューン!!ズキューン!!
シーラ「クソッこっちに向かって撃ってきやがった!!魔のオーラ、全開!!」
シーラは、最後の力を振り絞って、退魔の剣・レプリカで魔のオーラを張った。
シーラ「グワアアアア!!・・・・ハアッハアッ」
シーラは、ドサッと地面の上に倒れた。
ファージ「シーラ、後は俺に任せろ!!」
ファージは、倒れているシーラの剣をとった。
ムスタング「クソッアトミック・レーザーじゃ仕止められない!!側まで近寄って、格闘で倒してやる!!」
ムスタングが、物凄い勢いで飛んで向かって来た。
ファージ「クッ向かって来るか!!」
ファージは、最後のキャバクリをポケットから取り出して、ガリッと噛んで中身を食べた。




