闘いの挽歌(キャバクラサイド)
魔王「・・・・あり・・・・なんじゃないか?」
シリウス「いやいや魔王様、不倫に恋愛はないでしょ、体目的に決まってるでしょ。」
魔王「分からない、だいたい不倫なんかしたことないしなあ。独身だし・・・・。」
フリン・アリ「なんですって?あなた、魔王のくせに不倫も浮気もしたことないの?昔から魔王は、愛人に囲まれて、酒池肉林に溺れたり、街から女をさらってきて、監禁してペットにしたりするものなのに。」
魔王「そうなのか?」
シリウス「魔王様、この女はアホです。相手にせずにさっさと帰りましょう。」
フリン・アリ「このブルマを履いた変態じじい、骨にしてやる!!それから魔王、不倫も浮気もできないあなたは、ただのゴリラ。そんな男に生きる資格はないわ!!みんな、準備はいい?ここにいる3人と犬を食い殺して、骨にするわよ!!」
軍隊アリ達「オッケーです。」
魔王「来るぞ!!迎え撃つぞ、みんな、気合いを入れろ!!」
シリウス「魔王様、私の必殺魔法なら、コイツらを一網打尽にできます。私が、この新しいローブに着替えるまで、なんとか耐えて下さい。」
魔王は、なぜ着替える必要があるんだ?と、思ったが、
魔王「分かった。」
と、返事をした。魔王、ポチ、セナは、横に並んで壁を作り、その後ろで、シリウスは緑のジャージの上着と、ブルマを脱いで、着替えを始めた。1000人ぐらいの軍隊アリ達が飛び掛かってきた。魔王はゴリラパンチを連打し、ポチは、冷気、炎、毒ガスを吐き、セナはストーンシャワーで応戦した。
カオル「第2戦目が始まったわ、あの人数相手にケンカをするなんて、今夜の魔王は、ワイルドを超えてデンジャーね。子宮がうずくわ。」
レイコ「闘いの挽歌って、こういうことを言うのかなあ。リームさんて、闘い方が汚なくない?」
カオル「まあね、でもお金持ってるからいい人よ、これが金持ちの闘い方なのよ。」
レイコ「少なくとも、不幸じゃないよね。」
レイコは、エルフの村での生活を思い出した。レイコには、イケメンのエルフの彼氏がいた。美しい歌声で歌い、いつもレイコに綺麗な玉虫を捕ってくれた。最初は嬉しかったが、物心がつき、エルフの村以外にも外の世界があることを知った。そしてレイコは、玉虫なんかいらない、私はダイヤが欲しい。いや、お金が欲しいと思うようになっていった・・・・。
軍隊アリ達の数に物をいわせた攻撃は、だんだん魔王達を追い込んでいく。
魔王「シリウス、まだか?」
シリウス「魔王様、すいません。あと少しなんですが、後ろボタンがなかなかはまらなくて。」
魔王「とにかく、早くしろ!!」
魔王達は、軍隊アリに囲まれ、押し潰された。そして、体の至る所を少しずつ、かじられた。フリン・アリは、その様子を少し後方から見ていた。
フリン・アリ「フフフ、骨になるのも時間の問題ね。さよなら、魔王。」
シリウス「魔王様、お待たせしました!!」
シリウスは、マリンブルーのワンピースを着ていた。
フリン・アリ「うわっあれは夏を先取りのワンピじゃない、きも、キモすぎるわ、あのじじい。」
シリウスは、呪文を唱えた。
シリウス「ブラックレイン!!」




