表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
23/271

闘いの挽歌(キャバクラサイド)

魔王「・・・・あり・・・・なんじゃないか?」


シリウス「いやいや魔王様、不倫に恋愛はないでしょ、体目的に決まってるでしょ。」


魔王「分からない、だいたい不倫なんかしたことないしなあ。独身だし・・・・。」


フリン・アリ「なんですって?あなた、魔王のくせに不倫も浮気もしたことないの?昔から魔王は、愛人に囲まれて、酒池肉林に溺れたり、街から女をさらってきて、監禁してペットにしたりするものなのに。」


魔王「そうなのか?」


シリウス「魔王様、この女はアホです。相手にせずにさっさと帰りましょう。」


フリン・アリ「このブルマを履いた変態じじい、骨にしてやる!!それから魔王、不倫も浮気もできないあなたは、ただのゴリラ。そんな男に生きる資格はないわ!!みんな、準備はいい?ここにいる3人と犬を食い殺して、骨にするわよ!!」


軍隊アリ達「オッケーです。」


魔王「来るぞ!!迎え撃つぞ、みんな、気合いを入れろ!!」


シリウス「魔王様、私の必殺魔法なら、コイツらを一網打尽にできます。私が、この新しいローブに着替えるまで、なんとか耐えて下さい。」


魔王は、なぜ着替える必要があるんだ?と、思ったが、


魔王「分かった。」


と、返事をした。魔王、ポチ、セナは、横に並んで壁を作り、その後ろで、シリウスは緑のジャージの上着と、ブルマを脱いで、着替えを始めた。1000人ぐらいの軍隊アリ達が飛び掛かってきた。魔王はゴリラパンチを連打し、ポチは、冷気、炎、毒ガスを吐き、セナはストーンシャワーで応戦した。


カオル「第2戦目が始まったわ、あの人数相手にケンカをするなんて、今夜の魔王は、ワイルドを超えてデンジャーね。子宮がうずくわ。」


レイコ「闘いの挽歌って、こういうことを言うのかなあ。リームさんて、闘い方が汚なくない?」


カオル「まあね、でもお金持ってるからいい人よ、これが金持ちの闘い方なのよ。」


レイコ「少なくとも、不幸じゃないよね。」


レイコは、エルフの村での生活を思い出した。レイコには、イケメンのエルフの彼氏がいた。美しい歌声で歌い、いつもレイコに綺麗な玉虫を捕ってくれた。最初は嬉しかったが、物心がつき、エルフの村以外にも外の世界があることを知った。そしてレイコは、玉虫なんかいらない、私はダイヤが欲しい。いや、お金が欲しいと思うようになっていった・・・・。

軍隊アリ達の数に物をいわせた攻撃は、だんだん魔王達を追い込んでいく。


魔王「シリウス、まだか?」


シリウス「魔王様、すいません。あと少しなんですが、後ろボタンがなかなかはまらなくて。」


魔王「とにかく、早くしろ!!」


魔王達は、軍隊アリに囲まれ、押し潰された。そして、体の至る所を少しずつ、かじられた。フリン・アリは、その様子を少し後方から見ていた。


フリン・アリ「フフフ、骨になるのも時間の問題ね。さよなら、魔王。」


シリウス「魔王様、お待たせしました!!」


シリウスは、マリンブルーのワンピースを着ていた。


フリン・アリ「うわっあれは夏を先取りのワンピじゃない、きも、キモすぎるわ、あのじじい。」


シリウスは、呪文を唱えた。

シリウス「ブラックレイン!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ