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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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STARGAZER  もう1人の物語 ユリ (キャバクラサイド)

サファリスは、時計台を操作して魔王・ワイン達を吸い上げ、それからケンイチを吸い上げて、ジュウベイやハンゾウのいる、未来草原・前方に移動して着陸した。


ジュウベイ「魔王様、それから魔王の騎士の皆さん、加勢ありがとうございます。あそこに見えるのが橋です。あの橋を渡れば、ミラクル・アマゾンに行けます。」


ジュウベイが指差す方向に、今まで水晶山で隠れて見えなかった、木造の大きな割り箸のような橋が掛かっていた。


突然、魔王・ワインのブレスレットから、声が聞こえてきた。


「魔王・ワイン。そのバッタ人間達が持っているオーブのデータをダウンロードしたい。1時間だけ貸してもらうように頼んでもらえないか?」


魔王・ワイン「え?あなたは誰?」


「私はシボラ。お前達がデビルタウンと呼んでいるものだ。」


魔王・ワイン「ええ?!」


魔王の騎士隊長・ファージ「魔王様、誰と話をしているんですか?」


魔王・ワイン「シィー。ファージ、ちょっと黙って。」


シボラ「オーブを借りたら、時計台の魔王石の上に置いてくれ。それから、私は、噴水広場の地下にいる。噴水広場の中央にあるマンホールの中に入り、道なりに真っ直ぐ進んだ所に、私の本体がある。」


魔王・ワイン「分かったわ。とりあえず、オーブを頼んでみる。デビルタウンに帰ったら、貴方に会いに行ってみるわ。」


シボラ「ああ。見せておきたいものがある。」


魔王・ワインは、ジュウベイにオーブのことを頼み、翌日、ジュウベエがトノサマの許可を得るということだった。


魔王・ワイン「トノサマは死んだはずでは?」


ジュウベイ「トノサマは、まだ10人います。1人では、この未来草原を支配できません。他にもまだ得体のしれない魔物が、沢山いますから。この未来草原には。」


魔王・ワイン「え?10人もいるの!!」





ここからは、魔王・ワイン達が水晶人間達と戦っている最中に、デビルタウンで起こった出来事である。




   一 STARGAZER もう1人の物語 ユリ  一


その日、明菜はヘルプでキャバクラ・チョチョリーナのデビルタウン店に来ていた。開店前、ユリと休憩所でソファに腰かけて、話しをしていた。


明菜「あら?あなたもついに、緑の小さなお姉さんと契約したの?」


ユリ「そう。お客様と連絡を取らないといけないしね。最近の緑の小さなお姉さんは、写真も撮ってくれるのね。」


明菜「写真だけじゃなくて、動画も撮ってくれるのよ。私達の頭の中の携帯には及ばないけど、この世界の人達は、みんな緑の小さなオジサンシリーズを携帯代わりにしてるからね。郷に入りては郷にしたがえよ。」


ユリの小さな緑のお姉さん・キョウカが、ユリの膝の上に現れた。


キョウカ「ユリさん、三蔵法師様って方からの伝言です。明日の夕方4時までに、赤い鳥の羽根の男を半殺しにして捕まえ、デビルタウン入口に待たせてある、黒のタンクトップを着た若い魔法使いタクシーの男に引き渡しなさいって。もし出来なかったら、小松を再起不能にして、ぶち壊すそうです。」


ユリ「え?そんな・・・・。」


明菜ことルシファー「もう無視しろ、その小松って奴には悪いが、お前はキャバ嬢として、このデビルタウンで暮らせばいい。」


ユリ「そんなことできないわ!!私は明日、赤い鳥の羽根の男を拐いに行く!!」


明菜ことルシファー「夕方4時までってことは、訓練所に乗り込む気か?行くのはいいが、あそこには、コジローっていう恐ろしく強い男がいるぞ。悪いことは言わない、やめとけ。」


ユリ「だとしても、私は行く!!」


ユリは、パワーアップのため、バックから青竹を取り出して踏み始めた。

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