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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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STARGAZER 足りない時間 (勇者サイド)

バッタ人間達「このままでは、城や城下町が壊されてしまう!!」


「あんだけデカイんだ!!城や城下町どころか、世界が終わるだろ。」


「ゴリラ・リーダー、なんとかしてくれ!!」


召喚獣・ケンイチ「無理だ!!でかすぎる!!」


水晶人間達「行け!!エディプス様!!形勢逆転だ!!」


「何もかもぶち壊して、この世界を俺達水晶人間のものに!!」


スペクターは、ダークエルフのキャリーに支えられながら、アプリ・モニカに話しかけた。


スペクター「モニカ、なんとかならないか?」


モニカ「あれを倒すには、あなたの時間じゃ足りないわ。あれを倒すには300年必要よ。」


スペクター「300年・・・・じゃあ、アプリ・人間のようにをアンインストールする。そうすれば、俺の寿命は半永久的になるから、十分足りるだろ。」


モニカ「アプリ・人間のようにをアンインストールすると、私も消えてしまうの。」


スペクター「なに!!じゃあ、いったいどうすれば!!寿命が300年もある生物なんて、鶴か亀ぐらいだろ!!」


モニカ「残念。だいたい鶴は50年、亀は100年ぐらいよ。この星で一番長生きする、深海のチューブワームが170年だけど、それでも足りないわね。」


スペクター「ここにいるみんなから、1年ずつ時間を集めることは出来ないのか?1000人はいると思うから、1000年確保できると思うんだが。」


モニカ「私は、1個人の時間しか集めれないの。ごめんなさい。」


スペクター「そうか。シンがいれば、こんなことにならなかったのに。アイツは肝心な時にいない!!女ったらしのアンドロイドめ!!」



   一 カカシ高校 グラウンド 時計台 一


シンは、時計台・1階の床をモップ掛けしていた。


シン「ヘックション!!なんだ?これは、くしゃみじゃないか!!今まで、くしゃみなんかしたこと無かったのに。もしかして、アプリ・人間のようにをインストールしたからなのか!!」


シンもまた、アプリ・人間のようにをインストールしていた。300万ダウンロード記念で、アプリ・モニカが付いてくるかも?という公告を見て、ダウンロードしたのだが、シンには付いてこなかった。


シン「ったく、なにが300万ダウンロード記念だ!!だいたい300万もダウンロードしてるのか?スペクターは勇者で、俺は掃除のオッサンかよ!!何なんだ、この差は!!」


シンはブツブツ言いながら、モップを水バケツに入れて、ジャブジャブと濯いだ。



       一 未来草原 後方 一



魔王・ワイン「なんか、凄いのが現れたんだけど。」


ファージ「まずい、かなりまずいですね・・・・こうなったら、時計台までカッ飛ばして戻りましょう。」


魔王・ワイン「サファリスに迎えに来てもらえないかしら。」


ファージ「その方が早いかも。ちょっと連絡してみます。」


ファージは、小さな骸骨のオジサン・ハッコツを呼び出し、サファリスに伝言を頼んだ。



    

       一 未来草原 前方 一



キャリー「私の時間を使って!!ダークエルフの寿命は、平均350年ぐらいだから、たぶん足りるはずよ!!」


スペクター「いいのか?あんたの寿命が縮むぞ!!」


キャリー「覚悟の上よ!!さあ、トンボに乗って!!アイツを追いかけるわよ!!」


キャリーは、ギンヤンマーバイクに乗り、後ろにスペクターを乗せて、巨大な水晶人間を追いかけた。

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