STARGAZER エディプス死す!!(魔王・アナザーサイド)
ザオラン「進化したって言ったって、青いゴリラになっただけだ。」
しかし、ザオランの両足は震えていた。
バッタ人間達「ワッハハハハ!!あいつ、足が震えているぞ!!」
「さすが、死にかけ相手に無敗を誇る男だ。」
水晶人間達「ハア~、情けない。もう負けたな。」
「俺には見える・・・・。ザオラン様が、ゴリラにボコられる姿が・・・・。」
ザオランは、水晶人間達に向かって叫んだ。
ザオラン「お、お前ら!!縁起、悪いこと、を、言うな!!い、いまから、お、俺が、こ、この、ゴリラ、を、フル、ボ、ボッコ、に、して、してやる!!いくぞ!!ゴリ、ラ野、郎!!」
ザオランは、両手の手刀でケンイチに襲いかかった。
水晶人間達「ダメだ。声が震えて、噛みまくってるし、何を言っているのか分からない。」
「もうザコキャラだ。俺達と同じ、すぐにやられるザコキャラだ。」
ザオラン「な、なに!!か、体が重くて、動かない!!」
召喚獣・ケンイチ「秘技!!グラビティ・オブ・ゴリラ!!俺の半径50メートル以内の重力は2G!!地球の重力の2倍だ!!喰らえ!!ゴリラ・サイクロン!!」
ザオランが、ゆっくりスローモーションでケンイチの所に走って行くのを見て、水晶人間達は怒りまくり、バッタ人間達は笑いとばした。
水晶人間達「なにやってるんだ、ザオラン様は!!」
「あれじゃあ、ゴリラに殴ってくれって言ってるようなもんだ!!」
バッタ人間達「ワッハハハハ!!なんだアイツ、コントみたいなことしてるぞ!!」
「やっぱりアイツは、死にかけ相手じゃないと勝てない、ポンコツだったんだ!!」
ザオラン「グワアアアア!!」
ケンイチの回転技、ゴリラ・サイクロンがザオランの胴体を削って水晶の破片となり、ザオランは頭と両足だけとなって死んだ。
水晶人間達「これは酷い、瞬殺かよ。」
「ザコキャラ以下だな。俺でもたぶん、ザオラン様に勝てる。」
バッタ人間達「やったあ!!楽勝だぜ!!さすが、ゴリラ・リーダー!!」
魔王の騎士達「一時はどうなるかと。ヒヤヒヤしました。」
ジュウベイは、水晶人間達に話しかけた。
ジュウベイ「お前らの敗けだ、降伏しろ。命だけは助けてやるが、これからは、俺達バッタ人間の下で働いてもらう。」
バッタ人間達「奴隷だ奴隷!!それが嫌なら、最期に無謀な抵抗をしてみやがれ!!お前ら全員、蹴り殺してやる!!」
一 緑の水晶山 内部 一
エディプスは、自分の心臓を絞り終えて、仰向けに倒れた。
エディプス「みんな、頑張ってこの星で生きていけよ・・・・。」
そう呟いて、エディプスは死んだ。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
エディプスが死ぬと同時に、緑の水晶山が動き始めた。水晶山は崩れて人型になり、1人の巨大な水晶人間となって歩き始めた。水晶山内部の逃げ遅れたり、逃げ出さなかった水晶人間達は、水晶山に吸収されて死んでしまった。
水晶人間達「ギャアアアア!!壁に吸い込まれる!!」
「エディプス様、助けて!!」
一 未来草原 前方 一
バッタ人間達「な、なんだ!!巨大な水晶人間が現れたぞ!!」
「山だ!!アイツらの棲みかもまた、水晶人間だったんだ!!
」
水晶人間達「あれは、もしかしてエディプス様では?」
「うおおおお!!たぶんエディプス様だ!!エディプス様が助けに来てくれたんだ!!」
ハンゾウ「これか!!これがアイツの言っていた、超必殺技か!!」
水晶人間達「ギャアアアア!!」
「そ、そんな・・・・エディプス様!!」
バッタ人間達「に、逃げろ!!踏み潰される!!」
巨大な水晶人間は、バッタ人間達や水晶人間達を踏み潰しながら歩き、城下町の方へ向かった。




