表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
208/271

STARGAZER  エディプス死す!!(魔王・アナザーサイド)

ザオラン「進化したって言ったって、青いゴリラになっただけだ。」


しかし、ザオランの両足は震えていた。


バッタ人間達「ワッハハハハ!!あいつ、足が震えているぞ!!」


「さすが、死にかけ相手に無敗を誇る男だ。」


水晶人間達「ハア~、情けない。もう負けたな。」


「俺には見える・・・・。ザオラン様が、ゴリラにボコられる姿が・・・・。」


ザオランは、水晶人間達に向かって叫んだ。


ザオラン「お、お前ら!!縁起、悪いこと、を、言うな!!い、いまから、お、俺が、こ、この、ゴリラ、を、フル、ボ、ボッコ、に、して、してやる!!いくぞ!!ゴリ、ラ野、郎!!」


ザオランは、両手の手刀でケンイチに襲いかかった。


水晶人間達「ダメだ。声が震えて、噛みまくってるし、何を言っているのか分からない。」


「もうザコキャラだ。俺達と同じ、すぐにやられるザコキャラだ。」


ザオラン「な、なに!!か、体が重くて、動かない!!」


召喚獣・ケンイチ「秘技!!グラビティ・オブ・ゴリラ!!俺の半径50メートル以内の重力は2G!!地球の重力の2倍だ!!喰らえ!!ゴリラ・サイクロン!!」


ザオランが、ゆっくりスローモーションでケンイチの所に走って行くのを見て、水晶人間達は怒りまくり、バッタ人間達は笑いとばした。


水晶人間達「なにやってるんだ、ザオラン様は!!」


「あれじゃあ、ゴリラに殴ってくれって言ってるようなもんだ!!」


バッタ人間達「ワッハハハハ!!なんだアイツ、コントみたいなことしてるぞ!!」


「やっぱりアイツは、死にかけ相手じゃないと勝てない、ポンコツだったんだ!!」


ザオラン「グワアアアア!!」


ケンイチの回転技、ゴリラ・サイクロンがザオランの胴体を削って水晶の破片となり、ザオランは頭と両足だけとなって死んだ。


水晶人間達「これは酷い、瞬殺かよ。」


「ザコキャラ以下だな。俺でもたぶん、ザオラン様に勝てる。」


バッタ人間達「やったあ!!楽勝だぜ!!さすが、ゴリラ・リーダー!!」


魔王の騎士達「一時はどうなるかと。ヒヤヒヤしました。」


ジュウベイは、水晶人間達に話しかけた。


ジュウベイ「お前らの敗けだ、降伏しろ。命だけは助けてやるが、これからは、俺達バッタ人間の下で働いてもらう。」


バッタ人間達「奴隷だ奴隷!!それが嫌なら、最期に無謀な抵抗をしてみやがれ!!お前ら全員、蹴り殺してやる!!」



       一 緑の水晶山 内部 一


エディプスは、自分の心臓を絞り終えて、仰向けに倒れた。


エディプス「みんな、頑張ってこの星で生きていけよ・・・・。」


そう呟いて、エディプスは死んだ。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!


エディプスが死ぬと同時に、緑の水晶山が動き始めた。水晶山は崩れて人型になり、1人の巨大な水晶人間となって歩き始めた。水晶山内部の逃げ遅れたり、逃げ出さなかった水晶人間達は、水晶山に吸収されて死んでしまった。


水晶人間達「ギャアアアア!!壁に吸い込まれる!!」


「エディプス様、助けて!!」



       一 未来草原 前方 一



バッタ人間達「な、なんだ!!巨大な水晶人間が現れたぞ!!」


「山だ!!アイツらの棲みかもまた、水晶人間だったんだ!!


水晶人間達「あれは、もしかしてエディプス様では?」


「うおおおお!!たぶんエディプス様だ!!エディプス様が助けに来てくれたんだ!!」


ハンゾウ「これか!!これがアイツの言っていた、超必殺技か!!」


水晶人間達「ギャアアアア!!」


「そ、そんな・・・・エディプス様!!」


バッタ人間達「に、逃げろ!!踏み潰される!!」


巨大な水晶人間は、バッタ人間達や水晶人間達を踏み潰しながら歩き、城下町の方へ向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ