表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
20/271

悪の夜(キャバクラサイド)

魔王は、作業着を着て、魔法使いのシリウス、同じ作業着を着たガーゴイルのセナ、そして、ケルベロスのポチを連れて、キャバクラに出かけた。いつも通りレイコを使命して、やっとセナに買ってもらった作業着の話をしていると、白のスーツにシルクハット、白の革靴を履いた、頭が殿様バッタで体は人間の、金持ちバッタ、リームが来た。

リーム「レイコ、会いに来たぜ。今夜はパーティーナイト!!」


リームは金をばらまいた。客やキャバ嬢達は、臨時ボーナスだと叫び、金に群がった。


魔王「あのバッタ野郎、ぶちのめしてやる!!」


魔王は立ち上がり、リームのところへ。


魔王「おい、バッタ野郎、てめえ気にいらねえんだよ、表に出ろ。」


すかさず、黒服が割って入った。


黒服「魔王様、うちの大事なお客様です、暴力はやめて下さい。」


リーム「おいおい魔王さん、そんなに熱くなるなよ、ほら、あんたもこれで、今夜は楽しんでよ。」


リームは、魔王に札束を渡そうとした。


魔王「いらねえよ、男なら拳で語ろうぜ。表に出ろよ。」


シリウス「魔王様がいらないのなら、私が。」


ブルマを履いたシリウスが、札束を受け取った。


魔王「ったく。」


レイコ「ちょっとリームさんのところに行って来るね。すぐ戻るから待っててね。」


魔王「ったく。」


レイコがいなくなり、代わりに、トウモロコシのキャバ嬢・ポップマキが来た。

ポップマキは、顔がトウモロコシで体は人間のキャバ嬢だ。


ポップマキ「あら、魔王さんいらっしゃい。トウモロコシをサービスしちゃうわ。」


そう言って、ポップマキは、顔のトウモロコシを魔王達に飛ばした。


魔王「イタッ」


セナ「マジか、この女。」


シリウス「最近のキャバクラのサービスは、こんな感じなのか?」


ポップマキは、顔のトウモロコシを全部飛ばし終わると、すぐトウモロコシを再生した。


ポップマキ「もう1回いっとく?ワンモアタイム?」


魔王「いらねえよ!!今日は節分じゃないんだぞ!!。」


ポップマキ「おかしいわねえ。昆虫人には大人気な企画なんだけどなあ。」


レイコはリームに金を貰い、楽しそうに話しをしている。魔王は、ポップマキにトウモロコシを貰い、不愉快な時間を過ごした。

時間が来たので、魔王達は金を払い、キャバクラを出た。外に出ると、キャバクラに横付けしている馬車があった。白いきれいな馬が馬車に繋がれ、運転手のコオロギの昆虫人が、馬車の中で待機していた。


シリウス「魔王様、これはあの金持ちバッタの馬車ですぜ。」


魔王「マジか、よし、ぶっ壊してやる。」


魔王は馬車を殴り、壊し始めた。


運転手「あんた、何するんだ!!やめろ!!」


魔王「うるせえ!!」


魔王は運転手を掴み、馬車から外に投げ飛ばした。


シリウス「ブラックウィップ!!」


シリウスは、右手から黒い長いムチを出して、運転手の服をビリビリに裂き、それからマンホールの蓋を空けて、運転手の頭を突っ込んだ。


シリウス「開脚!!魔王様、ホモサピエンスタワーが出来ました。」


昆虫人コオロギの運転手は、頭をマンホールに突っ込んで、全裸で開脚逆立ちをしている状態になった。


魔王「ご苦労、これから悪の夜の始まりだぜ!!。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ