season 4 草むらでの死闘!!(魔王・勇者サイド)
魔王・ミナ「キャアア!!ゴリラ来襲よ!!」
ファージ「うおっ凄い迫力だ!!原始人だ!!凶暴な知能のない原始人だ!!退け!!退け!!退却!!」
魔王・ミナ達は、タケトの鬼気迫るゴリラ顔にびびり、少し走って逃げた。
チーフ・タケト「クッ食後の適度な運動で、腹の調子が・・・・糞がひりたくなったぜ。ちょっと洞窟の方まで引き返そう、もれそうだ。」
タケトは、糞をもらさないように、少し速歩きで洞窟の方へと向かった。
魔王・ミナ「あれ?追いかけて来ないわ、どうしたんだろう。」
ファージ「これは、我々を誘い込む罠かも。どこかに隠れてて、我々が引き返して来るのを待っており、近づいた瞬間、突然、襲うつもりかもしれません。」
魔王・ミナ「ありえるわね。とりあえず、出でよ!!ガマ・サムライ!!」
チョンマゲをした体長10メートル程のガマガエルが現れた。
ファージ「こいつは?あのガマガエルが進化したんですか?」
魔王・ミナ「そうよ。ガマはあれから修行をして、勇者でも魔王でも何でも消化する胃袋を手に入れたらしいの。で、ガマ・サムライに進化したみたい。」
ファージ「それは頼もしいですね。」
ガマ・サムライを先頭に、魔王・ミナ達は、もと来た道を引き返した。ガマ・サムライが突然、何かを察知したのか、高い15メートル程の草が覆い繁る草むらの中へ入っていった。
魔王・ミナ「ちょ、ちょっとガマ、どこへ行くのよ!!」
ファージ「まさか、この草むらの中に、あのゴリラがいるのでは!!」
魔王・ミナ「かもしれないわね・・・・私達は、ガマが出てくるまでここで待ちましょう。」
ファージ「ですね。ここは、ガマに任せましょう。」
タケトは草むらの中で野糞をしていた。時間は昼の3時ぐらいで、デビルタウンの歌が放送で流れていた。
あ~あ~私のふるさと~デビルタウン~
魔物に生まれて~良かった~
チーフ・タケト「ダサい歌だぜ、いつからこんなのを流すようになったんだ?あ~、腹が痛え、久しぶりにまともな物を食ったから、腹の調子が悪いぜ。」
タケトがブツブツ言いながら野糞をしていると、大きな影がタケトの後ろに現れた。タケトは殺気を感じて、野糞をしながら後ろを振り向いた。
チーフ・タケト「な・・・・お前は・・・・。」
タケトが後ろを振り向くと、大きなチョンマゲをしたガマガエルが、野糞をしているタケトを見下ろしていた。
チーフ・タケト「こ、こいつ、前よりパワーアップしてやがる!!このこいつの目は、以前とは違う!!この目は、サムライの目だ!!俺を呑み込む気満々だ!!まさか、こんな状況になるとは・・・・ファージ達は、いないみたいだな。」
タケトは野糞をしながら、周りを見回した。
チーフ・タケト「こいつ、俺が野糞をし終わった瞬間に、俺を飲み込む気だ!!このまま野糞をし続けなければ、俺は、こいつに食われてしまう!!」
タケトは、野糞をしながら草むらの中を洞窟の方へ向かって歩き始めた。ガマは、タケトの糞を避けながら、タケトの後ろをついて行った。
魔王・ミナ「なんか、あの辺りからガサガサと音が聞こえるんだけど。」
ファージ「闘っているにしては、音が静かすぎますね。おい、お前ら、ちょっと見て来い!!」
ファージは、魔王の騎士達4人に指示した。
魔王の騎士1「え~、嫌だなあ。」
魔王の騎士2「隊長、なんか恐いです。」
ファージ「じゃあ、お前らはここで、魔王様を守ってろ!!俺が行く!!」
魔王の騎士3「隊長!!分かりました、俺達が行きます!!おい、お前ら、行くぞ!!」
魔王の騎士達4人は、草むらの中の音がする方向へ歩いて行った。
チーフ・タケト「ダメだ!!糞ぎれだ!!俺はもう、これ以上、野糞をし続けることが出来ない!!」
タケトは、中腰の姿勢で野糞をしながら歩き続けたため、膝と腰が痺れて痛み、その場に倒れ込んだ。白いスーツのズボンを膝まで下ろしているため、肛門がガマに丸見えの体勢になっていた。ガマは、タケトが尻を拭いていないため、呑み込むのをためらっていた。
チーフ・タケト「お前、俺が尻を拭き終わった瞬間に、呑み込む気だな。そりゃそうだよな、ウンコがついた獲物を呑み込むということは、ウンコを丸呑みするようなもの・・・・拭かねえよ、俺は、お前が諦めてこの場を立ち去るまで、尻を拭く事ができない!!」
倒れたタケトとガマが睨み合っていると、グサッグサッと草むらの中を歩く音と話し声が聞こえてきた。魔王の騎士達だ。
魔王の騎士1「おい、こっちの方向で合っているのか?」
魔王の騎士2「たぶん・・・・。」
魔王の騎士達は、タケトが野糞をしながら歩いた道とは違うルートを歩き、そして、タケトとガマが睨み合っている現場に出くわした。
魔王の騎士3「なんだ、この状況は!!ゴリラがズボンを下ろして、ガマに尻を見せている!!」
魔王の騎士4「まさか、このゴリラは、ガマガエルに犯されたというのか!!」
魔王の騎士1「ガマにそんな趣味があったとは・・・・。」
魔王の騎士2「そのゴリラは食い逃げをしたから、罰があたったんだ!!ガマガエルに犯されるという罰が!!」
魔王の騎士3「よくやった!!ガマ!!ナイス!!レイプ!!」
魔王の騎士達「ブラボー!!ガマ、ブラボー!!」
「ナイス!!レイプ!!」
「ユーアーレイプ・サムライ!!」
チーフ・タケト「違う!!俺はガマガエルにレイプなんかされていない!!野糞をしてただけだ!!」
魔王の騎士1「分かった分かった、この事は黙っててやるよ。さあ、ズボンを上げて、大人しく投降しろ。」
チーフ・タケト(今、ズボンを上げれば、このズボンがウンコまみれになってしまう。尻も気持ち悪いし・・・・かといって尻を拭けば、このガマガエルに呑み込まれてしまうかもしれない。)
タケトが、あれこれ考えていると、召喚時間の短いガマは消えてしまった。
魔王の騎士1「おいおい、ガマが消えてしまったぞ。」
チーフ・タケト「よし、運が向いて来た。チャンスだ!!」
タケトは、ズボンを下ろしたまま立ち上がり、右手のポケットからポケットティッシュを取り出して、尻を拭き始めた。
魔王の騎士2「こいつ、ガマに犯されて脱糞したというのか!!なんか・・・・気の毒だな。」
魔王の騎士3「ガマはあのガタイだからな、たぶん、凄い巨根だったんだろう。そんなのぶち込まれたら、俺なら死ぬな。」
魔王の騎士4「おい、そんなこと言ってる場合か!!このゴリラが尻を拭き終わるまでに、逃げるぞ!!」
魔王の騎士1「そうだな。4人がかりでも、このゴリラには勝てないだろう。魔王様達には、大きな猪がいたというふうに報告しておこう。」
魔王の騎士達は、尻を拭いているタケトを尻目に、さっさとその場から引き揚げた。
チーフ・タケト「クソッなかなかウンコが尻にこびりついて取れない!!このままだと、ポケットティッシュが足りない!!」
タケトは周りを見渡し、かなり大きな直径1メートル程ある葉っぱを採って、小さく契った。そして、尻を葉っぱで拭きながら呟いた。
チーフ・タケト「危なかった・・・・あのガマガエルが絡むと、ろくな事がない。今日から俺は、デビルタウンでは、ガマガエルに犯されたゴリラ呼ばわりされることだろう・・・・だが、人の噂も75日。いずれ、みんな忘れるはずだ。この屈辱は、生涯忘れない!!少し時間をおいて、デビルタウンの奴等を皆殺しにしてやる!!」




