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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 4 キャバ嬢・明菜誕生(キャバクラサイド)

魔王の騎士達「俺達も他を捜そう。」


魔王の騎士達も、噴水広場から離れ、住居・風俗地区から反対側にある、悪魔学園や魔王病院の方へと向かった。


ルシファー「なんとか乗りきったようだな。さて、必要なアプリのインストールも終わったし、これで、さっきの連中とバトルになっても大丈夫だ。もう少し、デビルタウンにいたいんだが、これからどこに行くべきか・・・・ちょっとイライザに聞いてみよう。ヘイ!!イライザ!!」


ルシファーは、秘書アプリ"イライザ"を機能させた。


イライザ「こんにちわ、ルシファーさん。」


ルシファー「もう少しの間だけ、デビルタウンにいようと思うんたが、これからどこに行けばいい?」


イライザ「あなたは、アップデートによって、ダッチワイフタイプになったので、デリヘルで働いたらいいと思います。なので、風俗地区の方へ行くべきです。」


ルシファー「はあ?体はダッチワイフでも、魂は男だぞ。デリヘルで働くなんて、そんなの無理だ!!男に抱かれるなんて、絶対無理!!」


イライザ「デリヘルアプリ・床上手な白雪姫とこじょうずなしらゆきひめをインストールしますか?このアプリを使えば、あなたはデリヘルでプレイ中、その様子を客観的に見ることができます。男が、あなたの体を舐め回す様子をです。」


ルシファー「アホか!!そんな様子、見たくもないわ!!」


イライザ「そうですか・・・・では、キャバクラはどうてしょう?少しぐらいのボディタッチは有るかもしれませんが、これぐらいなら大丈夫じゃないですか?キャバクラアプリ・お水のいばら道をインストールすれば、あなたは客観的にその様子を見ることができます。男の客が、ベロベロに酔っぱらい、あなたの足元にゲロを吐く様子をです。」


ルシファー「ゲロを吐く客なんて、滅多にいないだろう。アンドロイドだから、ゲロの匂いはしないし。」


イライザ「アプリ・犬の鼻をインストールしますか?このアプリを使えば、あなたが見た物の成分を分析して、99・9%確実な、その匂いを体験することができます。これで、ゲロの匂いも分かるようになりますが、どうします?」


ルシファー「今はいい。とりあえず、風俗地区にキャッチされに行ってみるか。」


方向音痴のルシファーは、ナビアプリを起動させて、風俗地区へと向かった。





    一 デビルセキュリティ本社にて 一


ケンタウロスの警備員・黒田「隊長が目撃した髪がピンクで、身長が170ぐらい、花魁の格好をしたアンドロイドなんですが、どうやら、異世界から来たダッチワイフのようです。先程、噴水広場で警備をしていた隊員から連絡がありました。」


警備隊長・ヒロム「な、そうなのか・・・・異世界のダッチワイフは、普通に動いたり話したりするのか・・・・。」


黒田「らしいです。ダッチワイフの神・山田が言っていたので間違いありません。隊長の部屋にいたのは、アンドロイドではなく、ダッチワイフだったのです。」


警備隊長・ヒロム「そうか・・・・じゃあ、デビルタウンにアンドロイドはもういないんだな。」


黒田「はい。魔王の騎士達とうちの警備員達で、デビルタウンを隈無く捜し回ったのですが、アンドロイドは1体も見つからなかったそうです。魔王の騎士隊長・ファージさんにも連絡済みです。」


警備隊長・ヒロム「そうか、それは良かった。じゃあ、帰って非番を満喫するとするか。」


ケンタウロスの警備員「はい、そうしましょう。」






ルシファーは、風俗地区に来ていた。アンドロイド襲撃により、かなりの飲み屋や食べ物屋が崩壊しており、各地から、仕事を求めて集まった人間や魔物達が、修復作業をしていた。それでも、半分以上の店が営業をしており、デビルタウン復興作業のため、デビルタウンの夜の店は、バブル化していた。ウロウロ歩いているルシファーに、人間の男、キャバクラ・チョチョリーナの店長が話しかけてきた。


店長「お姉さん、可愛いねえ。うちで働かない?・・・・んん?人間じゃないなあ。もしかして、さっき警備員達が言っていたダッチワイフ?」


ルシファー「そ、そうだ。」


店長「ふ~ん。じゃあ、お姉さんは今、デリヘルかなんかの仕事してるの?体を使う仕事は大変でしょ。よかったら、うちで働かない?給料は安くなると思うけど、接客だけだし、できるだけお姉さんの都合に合わせて、シフトを組むようにするからどう?」


ルシファー「キャバクラで働くのはいいが、ま、まだここに来たばかりだから、住むところがない。」


店長「それだったら、うちの系列のアパートが一室開いてるから、そこを使えばいい。その部屋は、かつてナンバーワンで、魔王にもなった伝説のキャバ嬢が住んでいた部屋なんだ。なんか、お姉さんには運命的なものを感じるなあ。」


ルシファーは、アプリ・お水のいばら道をインストールした。


店長「よし、じゃあ、今から写真撮影とそのアパートに案内するよ。その花魁ドレスもいいけど、ちょっと汚れているから、店の貸衣装に着替えて。あっと、それから源氏名はそうだなあ・・・・明菜あきな、明菜にしよう。」


こうして、ルシファーはキャバクラ・チョチョリーナのキャバ嬢として働くこととなった。

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