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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 4 神と呼ばれる男(キャバクラサイド)

ルシファーは、デビルセキュリティの警備員と魔王の騎士達に囲まれた。


魔王の騎士達「お前はアンドロイドだな。覚悟しろ!!」


ルシファー「な、何を言ってるんだ!!俺は、いや、私は、通りすがりのダッチワイフだ、いや、ダッチワイフよ!!」


魔王の騎士達「通りすがりのダッチワイフだと?最近のダッチワイフは、歩いたり話したりするのか?」


ルシファー「そ、そうよ。よりリアルを求めて、最近のダッチワイフは、歩いたり話したりできるのよ!!だから、アンドロイドとよく間違われるの。」


魔王の騎士達「そ、そうなのか!!知らなかった。」


デビルセキュリティの警備員達「おい、誰かダッチワイフに詳しい奴、いないか?」


デビルセキュリティの警備員達「確か、山田(やまだ)がダッチワイフを部屋に置いていたなあ。」


「そうそう、80万したとか言ってた。あいつは、ダッチワイフの神。ミスターダッチワイフだ!!」


「そのダッチワイフは、勝手に動いたり話したりするのか?」


「さあな、それは分からない。ベッドの上に置いてあるのを見ただけだからなあ。」


「誰か、山田に連絡をとって確かめてくれないか?あいつは今日、本社だろ?確か。」


デビルセキュリティの警備員の一人、制服を着たストーンマンが、小さな骸骨のおじさんを呼び出し、同じく、ストーンマンの山田にダッチワイフの件を伝えるように頼んだ。


魔王の騎士の一人が、魔王の騎士隊長ファージを呼ぶため、時計台のサファリスの元へと向かった。


ルシファーは、右手を魔王の騎士達とデビルセキュリティの警備員達に向けた。


ルシファー「アトミックレーザー!!」


しかし、アトミックレーザーは発射されず、画面が現れた。


"アトミックレーザー最新版を発射するには、アプリ・平安時代をインストールしないといけません!!平安時代をインストールしますか?"


ルシファー「なに!!クソッさっきアップデートしたからなのか!!とりあえず、平安時代をインストールだ!!」


ルシファーは、空を飛んで逃げようとしたが、空を飛ぶことができず、またもや画面が現れた。


"空中散歩・最新版を起動するには、アプリ・ネバーランドヘgo!!go!!をインストールしないといけません!!ネバーランドヘgo!!go!!をインストールしますか?"


ルシファー「またかよ!!クソッネバーランドヘgo!!go!!もインストールだ!!」


ルシファーが、最新版の機能を起動するため、その他にも幾つかのアプリをインストールしていると、デビルセキュリティの山田が噴水広場に走って来た。。そして、時計台からサファリスが、大声の魔法で放送を始めた。


サファリス「ピンポンパンポン!!ファージさん、大至急、時計台、あ、間違えた。噴水広場に来て下さい。大至急ですよ!!魔王様も、来れるようなら来てください!!ピンポンパンポン!!」


魔王の騎士達「サファリスの野郎、なめた放送しやがって!!」


デビルセキュリティ・山田「これか!!動くダッチワイフというのは!!」


デビルセキュリティ・山田は、いきなりルシファーのオッパイを鷲掴みした。


ルシファー「な、何するんだ!!この変態野郎!!」


ルシファー(うおっ男に胸を鷲掴みされた!!)


ルシファーは、山田の顔をぶん殴ったが、まだアプリで強化されていないルシファーのパンチは軽く、また、石男の山田には効かなかった。


ルシファー(クッ俺のパンチが全く効いていない!!)


山田「こ、これは間違いない!!この柔らかい感触はダッチワイフだ!!こいつは、伝説のダッチワイフだ!!」


デビルセキュリティの警備員達「そ、そうなのか。山田!!こいつは、ダッチワイフなんだな?アンドロイドじゃなくて、ダッチワイフなんだな?」


山田「そうだ!!こいつは、あの幻の異世界にしかないと言われる、意志を持つダッチワイフだ!!たぶん、時空の歪みが生じた何かの拍子に、このデビルタウンに来てしまったんだろう。」


デビルセキュリティの警備員達「そうか。ダッチワイフの神様と呼ばれる山田が、ダッチワイフと言ってるんだ。間違いない!!ここにアンドロイドはいない!!みんな、他を捜そう。」


山田「ダッチワイフの姉ちゃん、俺の家に来ないか?俺は、君のことをもっとよく知りたいんだ!!」


山田の顔は白色の石で、目・鼻・口がないのっぺらぼうだ。


ルシファー(うわっキモいわ。こいつのダッチワイフは気の毒だな。)


ルシファー「え、遠慮しとく。」


山田「そうか・・・・もし気が変わったら、俺の小さな骸骨のおじさん・弥太郎さんまで連絡をくれ。」


ルシファー(絶対、お前になんか連絡しねえよ!!)


デビルセキュリティの警備員達は、噴水広場から住居地区、風俗地区へと移動した。

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