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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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救世主 ゴールドマン(魔王サイド)

魔王「小僧、なんてことしてくれたんだ!!」


魔王はハヤトに怒鳴ったが、ハヤトは、魔王のゴリラパンチを喰らい、すでにのびている。


ハヤトの剣技「カマイタチ」を喰らった多くの魔物達は、呻き声をあげたり気絶して絶命状態だ。魔物達は、回復魔法を使えない。今、この場で回復魔法を使えるのは、エルフのキミカだけだ。キミカは幸いにも、かすり傷程度で済んでいるが、超回復魔法を使ったためか、疲れて噴水の近くで座り込んでいる。


魔王「キミカ。すまないが、回復魔法でここにいる皆を回復させてくれ。」


キミカ「ノンノンノン、魔王さん、ただじゃあねえ、それに、キミカの体力は限界なのです。」


魔王は回りを見渡し、ゴールドマンを見つけた。ゴールドマンは、身長2メートル程の金でできたゴーレムだ。ゴールドマンもカマイタチを喰らったみたいだが、そんなにひどい傷ではなさそうだった。魔王がゴールドマンの所に行くと、ゴールドマンは、右手で左手の人差し指をもいで、魔王に渡した。

魔王は、それをキミカの所に持って行き渡した。


キミカ「うわあ、凄い金塊。キミカ的には、ゴールドマンが欲しいなあ。」


金塊を貰ったキミカは気分が良くなり、回復魔法を唱えようとしたが、魔王が、


「ちょっと待て。この剣士だけは、目覚めない程度の回復にしてほしいんだが、できるか?」


キミカ「了解。それじゃあ、みーんな、元気になーれ。」


こうして、傷を負った魔物達は、元気になったのであった。

魔王「ゴールドマン、すまんがもう少しだけ金塊をくれ。」


ゴールドマンは、黙って右手で左手の中指をもいで、魔王に渡した。魔王はそれを持ってハヤトを背負い、ヴァンパイアのエロい店へ。


魔王「この金塊で、この剣士をヴァンパイアのエロ漬けにしてくれ、堕落して、剣の握り方を忘れるぐらいのヴァンパイアのエロ漬けにしてくれ。」


店長・ヴァンパイア伯爵「任しといて下さい、うちのマユミのスーパーテクは、剣より強しです、あの剣士に、大人のエロの恐さを教えてやりましょう。」


魔王「頼むよ。」






キミカ「ねえねえ、魔王さん、ゴールドマンを私に紹介してよ、私って、まあまあ可愛いし、たぶんゴールドマンも私のこと気に入ると思うんだ。」


魔王「金塊目当てだな、確かにゴールドマンは、2日もすれば元通りに戻る、しかし、キミカじゃ無理だな。」


キミカ「何でよ。」


魔王「なぜなら、ゴールドマンは、おネエだからだ。」


キミカ「うそ~、マジで?」


なにはともあれ、ゴールドマンは、金の力でデビルタウンを救ったのであった。

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