season 3 ステータス・オープン!!(地獄サイド)
赤鬼達の前に、アンドロイド達は、地獄では、不死身になる代わりに鬼以外は、攻撃力と防御力が1になるという、地獄の法則により、ことごとく殴り倒され、四次元ゴミ袋の中に詰め込まれた。
チームK・赤鬼6「こんなにロボばっかり要らないし、もう、ゴミ袋の中に詰め込むのしんどいから、もう、俺達は地獄に帰ろうぜ。」
チームK・赤鬼7「ああ、そうしよう。地獄に帰ったら、ゴミ袋の中からロボを10体程出して、後はゴミ処理場に捨てようぜ。」
チームKの赤鬼達も、地獄へと帰り始めた。
チームBの赤鬼達は、噴水広場でアンドロイドと魔王の騎士達をあっという間に倒し、何体かのアンドロイドをゴミ袋の中に詰めると、近くにある時計台の中に入った。
魔物・人間達「うわあ、鬼が入って来た!!」
チームBの赤鬼達「おお、こんな所に魔物と人間が、たくさんいるぞ!!」
「可愛い女の魔物や人間がいるぞ!!みんな、ここはダッチワイフの宝庫だぜ!!ゴミ袋の中に詰め込め!!」
チームKの赤鬼達は、四次元ゴミ袋の中に、可愛い女の魔物と人間だけを放り込み始めた。
魔物・人間の男達「こいつら、赤鬼のくせにブスやデブの女は残してやがる!!」
一人の太った長い黒髪の人間の女が、赤鬼達にいちゃもんをつけた。
ブスな女1「ちょっと、あんた達失礼ね、私はブスだって言うの?」
チームB・赤鬼11「姉さん、悪いなあ。あんたはギリギリアウトだ。もう少し痩せたら、あんたは綺麗になれると思うよ。」
チームB・赤鬼12「悪いなあ、姉さん。俺もあんたじゃコケないから、ゴミ袋に入れるわけにはいかない。」
ブスな女1「フン、私だって、あんた達みたいな赤鬼はタイプじゃないわ。赤鬼は、金棒でも抱いて寝てろってえの。」
チームB・赤鬼13「調子に乗るな、このくそブス!!」
ブスな女1「ぎゃああああ!!」
赤鬼13は、ブスな女1を思いきりぶん殴った。ブスな女1の顔は凹み、もはや顔じゃなくなった。そして、そのまま仰向けに倒れ、その場にいる誰もが死んだと思った。
人間・魔物の男達「相手はたったの5人だ、ここにいる全員で一斉に飛びかかれば、倒せるはずだ!!みんな、いくぞ!!」
時計台の1階に避難していた50人余りの魔物と人間の男達は、一斉にチームBの赤鬼達5人に飛びかかったが、地獄の法則により、全く相手にならず、全員あっという間に倒されてしまった。2階に避難している魔物と人間達は、その光景を見下ろしていた。
魔物・人間達「あれだけの人数をたった5人で・・・・めちゃくちゃ強すぎる!!全てワンパンだ!!」
チームB・赤鬼14「フフフフッ冥土の土産に教えてやろう、地獄では、例え誰であろうと、俺達鬼以外は、攻撃力、防御力が1になる。お前らが束になってかかったって無駄だ!!その代わり、お前らは不死身だ!!針山の針が刺さっても、猛毒の池に落ちても、死ぬことはない、安心しろ。力のない労働者として、永遠に地獄で道路づくりをするんだ!!ハハハハ!!」
チームB・赤鬼15「今日は、これぐらいにしとくか。明日また来るからな!!街ごと逃げようとしても無駄だぞ、地獄の門が開くのは、来週の金曜日だ。それまでには、お前ら全員、地獄の労働者の仲間入りをしてることだろうよ。」
チームBの赤鬼達は、可愛い女達を詰め込んだ四次元ゴミ袋を肩に担いで、地獄へと帰って行った。
時計台の中は静まり返っていた。
人間・魔物達「アンドロイドと魔王の騎士達は、あの赤鬼達にやられたみたいだな。」
「おいおい、アンドロイドの次は鬼かよ。明日も来るって、ホームヘルパーみたいなノリで言いやがって。」
「ブスの女達はどうなるんだ?」
「ブスは男と同じ扱いの労働者だろ、たぶん。」
「キミカさんは可愛いから、明日は確実にゴミ袋の中に詰め込まれるね、かわいそうに。一生、あの鬼達のダッチワイフとして地獄で生きることになるんだ!!」
キミカ「そんなの絶対にイヤ!!」
キミカは魔王石の前に立ち、怒鳴った。
キミカ「魔王石、なんとかして!!」
しかし、魔王石に変化はなく、ただそこにあるだけだった。
人間・魔物達「攻撃力・防御力が1って、そんなの分かるのかよ。」
「ステータス・オープンってやつか?魔王石なら分かるのかも。ちょっとやってみようぜ。」
「キミカさん、あそこで気絶している、ギガンテス森山のステータスを魔王石で見てみて。」
キミカは、魔王石に呟いた。
「ギガンテス森山のステータス・オープン!!」
魔王石の表面に、文字が現れた。
名前 ギガンテス・森山
職業 下着ドロボー
攻撃力:生物は、その時々によって強くなったり弱くなったりするものだ。
防御力:生物は、その時々によって打たれ強くなったり、打たれ弱くなったりするものだ。
好きな物 プリン
嫌いな物 風呂
悩み:自分は、いつまで下着ドロボーを続けることができるのだろうか・・・・。
人間・魔物達「こいつ、下着ドロボーだったのか!!」




