表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
134/271

season 3 師の死(魔王・勇者・キャバクラ・オールサイド)

勇者・セイジは、シリウスを蹴ってうつむせににして、ズブリと肛門に剣を突き刺した。


シリウス「うぅ・・・・。」


サンタクロース(なんのためらいもなく、肛門に剣を突き刺せるようになったか、セイジ・・・・お前は、世界一変態の勇者だ!!)


勇者・セイジ「このまま、さっきのガーゴイルと同じように真っ二つに斬ってもいいが、それじゃあ面白くない。」


勇者・セイジは、シリウスの肛門から剣を抜こうとしたが、剣は抜けなかった。


シリウス「勇者よ、お前が俺の肛門に剣を突き刺したんじゃない・・・・俺がお前に、俺の肛門を剣で突き刺せたんだ!!」


勇者・セイジ「はあ?何言ってるんだ、こいつ。」


シリウスは、最期の力を振り絞り、大量に出血しながらも尻に力を入れた。


勇者・セイジ「クッ剣が動かない、剣を押しても、引いて抜こうとしても剣が動かない!!」


イルカ「いかん!!セイジ、剣から手を放せ!!」


イルカは、シリウスから飛び退いた。



黒いヘルメットに銀の鎖カタビラを着た魔法使い・サファリスもまた、アンドロイド達から逃げていた。細い路地を抜け、少し広い所に出ると、師匠のシリウスが、全裸で若僧に、肛門を剣で突き刺されている光景が目に入った。


サファリス「し・・・・師匠!!」


サファリスは思わず叫び、勇者・セイジとイルカ、サンタクロース、タイマノツルギは振り向いた。


シリウス「サファリス・・・・さらばだ・・・・ブラック・ボム!!」


シリウスは自爆の魔法を唱え、体が凄まじい爆発をした。


勇者・セイジ「うわああああああああ!!」


勇者・セイジは吹っ飛び、剣を持っていた両手の肘から下が無くなっていた。


イルカ「いかん!!痛いの痛いの、ハゲで飛んで行け!!」


イルカは、光の魔法で何とか勇者・セイジの出血を止めたが、セイジは激痛と両手がなくなったショックで、泣き叫んでいた。


サンタクロース「セ、セイジ・・・・セイジ・・・・。」


タイマノツルギ「セイジさん・・・・。」


勇者・セイジの魔力がかなり弱くなったため、サンタクロースとタイマノツルギは、その場から叙々に薄くなり、そして消えた。


サファリス「師匠が・・・・死んだ・・・・剣で肛門を刺されて死んだ・・・・。」


サファリスはイルカと目が合い、思わず鎖カタビラの上から右手で肛門を押さえ、ガードした。


イルカ「・・・・俺にそんな趣味はない。」


サファリス「お互い、肛門を狙うのは無しだ。師匠の仇を討たせてもらう、いくぞ!!」


サファリスとイルカが魔法を唱えようとしたとき、どこからともなく、三蔵法師が現れた。


三蔵法師「お前が、今のデビルタウンの司令塔的存在のサファリスだな、死ね!!アトミックレーザー!!」


三蔵法師の右手から、無数の赤いレーザー光線が出た。イルカとサファリスは、路地に逃げて身を隠したが、その場に横になっていた勇者・セイジに何発かレーザーが当たり、勇者・セイジは絶命した。勇者・セイジの顔と体には、大きな穴が空いていて、もはや誰か分からなかった。


イルカ「セイジ!!チクショウ!!」


イルカは路地から出て、三蔵法師に闘いを挑んだ。


サファリス「おお!!仲間がやられ、立ち向かうのか!!あいつは男の中の男だ!!」


サファリスは、イルカの男気に感動したが、時計台の方に向かって走って逃げた。


サファリス「こうなったら一か八かだ!!デビルタウンを動かそう!!」




魔王の騎士隊長ファージと騎士達は、噴水広場でアンドロイド達と闘っていた。腕時計のような魔王の位置を示すレーダーが震え始めた。


ファージ「おお!!魔王レーダーが震動している。これは、魔王様が私を呼んでいる!!魔王の騎士達、魔王様がデビルタウンに戻って来ているぞ!!元気を出せ!!」


魔王の騎士達「おお!!魔王様なら、何とかしてくれそうな気がする!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ