season 3 師の死(魔王・勇者・キャバクラ・オールサイド)
勇者・セイジは、シリウスを蹴ってうつむせににして、ズブリと肛門に剣を突き刺した。
シリウス「うぅ・・・・。」
サンタクロース(なんのためらいもなく、肛門に剣を突き刺せるようになったか、セイジ・・・・お前は、世界一変態の勇者だ!!)
勇者・セイジ「このまま、さっきのガーゴイルと同じように真っ二つに斬ってもいいが、それじゃあ面白くない。」
勇者・セイジは、シリウスの肛門から剣を抜こうとしたが、剣は抜けなかった。
シリウス「勇者よ、お前が俺の肛門に剣を突き刺したんじゃない・・・・俺がお前に、俺の肛門を剣で突き刺せたんだ!!」
勇者・セイジ「はあ?何言ってるんだ、こいつ。」
シリウスは、最期の力を振り絞り、大量に出血しながらも尻に力を入れた。
勇者・セイジ「クッ剣が動かない、剣を押しても、引いて抜こうとしても剣が動かない!!」
イルカ「いかん!!セイジ、剣から手を放せ!!」
イルカは、シリウスから飛び退いた。
黒いヘルメットに銀の鎖カタビラを着た魔法使い・サファリスもまた、アンドロイド達から逃げていた。細い路地を抜け、少し広い所に出ると、師匠のシリウスが、全裸で若僧に、肛門を剣で突き刺されている光景が目に入った。
サファリス「し・・・・師匠!!」
サファリスは思わず叫び、勇者・セイジとイルカ、サンタクロース、タイマノツルギは振り向いた。
シリウス「サファリス・・・・さらばだ・・・・ブラック・ボム!!」
シリウスは自爆の魔法を唱え、体が凄まじい爆発をした。
勇者・セイジ「うわああああああああ!!」
勇者・セイジは吹っ飛び、剣を持っていた両手の肘から下が無くなっていた。
イルカ「いかん!!痛いの痛いの、ハゲで飛んで行け!!」
イルカは、光の魔法で何とか勇者・セイジの出血を止めたが、セイジは激痛と両手がなくなったショックで、泣き叫んでいた。
サンタクロース「セ、セイジ・・・・セイジ・・・・。」
タイマノツルギ「セイジさん・・・・。」
勇者・セイジの魔力がかなり弱くなったため、サンタクロースとタイマノツルギは、その場から叙々に薄くなり、そして消えた。
サファリス「師匠が・・・・死んだ・・・・剣で肛門を刺されて死んだ・・・・。」
サファリスはイルカと目が合い、思わず鎖カタビラの上から右手で肛門を押さえ、ガードした。
イルカ「・・・・俺にそんな趣味はない。」
サファリス「お互い、肛門を狙うのは無しだ。師匠の仇を討たせてもらう、いくぞ!!」
サファリスとイルカが魔法を唱えようとしたとき、どこからともなく、三蔵法師が現れた。
三蔵法師「お前が、今のデビルタウンの司令塔的存在のサファリスだな、死ね!!アトミックレーザー!!」
三蔵法師の右手から、無数の赤いレーザー光線が出た。イルカとサファリスは、路地に逃げて身を隠したが、その場に横になっていた勇者・セイジに何発かレーザーが当たり、勇者・セイジは絶命した。勇者・セイジの顔と体には、大きな穴が空いていて、もはや誰か分からなかった。
イルカ「セイジ!!チクショウ!!」
イルカは路地から出て、三蔵法師に闘いを挑んだ。
サファリス「おお!!仲間がやられ、立ち向かうのか!!あいつは男の中の男だ!!」
サファリスは、イルカの男気に感動したが、時計台の方に向かって走って逃げた。
サファリス「こうなったら一か八かだ!!デビルタウンを動かそう!!」
魔王の騎士隊長ファージと騎士達は、噴水広場でアンドロイド達と闘っていた。腕時計のような魔王の位置を示すレーダーが震え始めた。
ファージ「おお!!魔王レーダーが震動している。これは、魔王様が私を呼んでいる!!魔王の騎士達、魔王様がデビルタウンに戻って来ているぞ!!元気を出せ!!」
魔王の騎士達「おお!!魔王様なら、何とかしてくれそうな気がする!!」




