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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 3 魔王・勇者 デビルタウンへ(魔王・勇者・キャバクラ・オールサイド)

勇者・セイジ達とイルカは、カツラの中から出て、先程闘った田んぼにいた。その田んぼの横の、少し緩かな坂になっている細い畦道を上り、小高い丘のダイヤルのある所で、小さな緑のおじさん・モキチが現れた。モキチは、ダイヤルの上に立っていた。


モキチ「セイジ、緊急受信速報だ!!デビルタウンで、魔物達と天竺のアンドロイド達が闘っているぞ。で、魔王・ケンイチ達も今、デビルタウンに向かっている。魔王・ケンイチの仲間の女装ジジイとガーゴイルが、深手を負って死にかけているから、復讐のチャンスだぞ!!」


イルカ「復讐?」


勇者・セイジ「少し前にいろいろありまして。ミサキとリョウは?」


モキチ「ミサキさんは、夜の仕事が忙しく、リョウさんは、明日から少しの間、派遣で別のパーティーの魔物討伐の手伝いに行くので、こちらには来れないそうだ。」


セイジ「そうか・・・・分かった。なぜ、アンドロイド達はデビルタウンを襲うんだろう。」


モキチ「分からないが、アンドロイド達は強い。どさくさに紛れて、魔王・ケンイチを倒すチャンスだ。魔王・ケンイチと仲間二人を倒したら、アンドロイド達はほっといて、トンズラすればいい。お前が倒さなくても、アンドロイド達が魔王・ケンイチ達を倒してしまうかもしれないが、それはそれで。とにかく、デビルタウンに行ってみろ、お前に損はないはずだ。」


勇者・セイジ「分かった。ありがとう、モキチさん。」


モキチは、ダイヤルの上から消えて、どこかへ行った。セイジは、ダイヤルをチャンネル3に合わせてみた。


勇者・セイジ「さっきは、このチャンネルで光の村に来れたからこれで。」


景色が変わり、そこは雪が膝ぐらいまで降り積もり、蒙吹雪だった。


イルカ「寒っ!!」


サンタクロース「寒っ絶体ここは違う!!」


ケンジャノツエ「・・・・。」


勇者・セイジ「サムサムサムサム寒っ!!チャンネルチャンネル。」


セイジは慌ててダイヤルを回し、チャンネルを4に合わせた。景色が変わり、そこは夜の街中だった。


パラリラパラリラ~


箒に乗って、白い特効服を着た魔法使いの暴走族3人が、何やら話ながら街道を走り過ぎた。


「このままだと集会に遅れるぞ!!」

「ヘッドは時間にうるさいし、すぐキレるから急げ!!」

「俺、もう暴走族やめたいんだ。」


サンタクロース「ここは闇の街だ。セイジ、チャンネルを。」


勇者・セイジは、チャンネルを5に合わせて、やっとレムリア大陸の入口に着いた。そして、そこからサンタクロースのソリでデビルタウンに向かい、10分程で着いた。




一方、魔王・ケンイチ達は、勇者・セイジ達よりも少し早くデビルタウンに着いていた。魔王・ケンイチに、人型で緑色のアンドロイドが1体襲いかかって来た。魔王・ケンイチは、背中に背負っている三日月刀を抜いた。


魔王・ケンイチ「秘剣・ツバメ返し!!」


しかし、アンドロイドは無傷だった。


魔王・ケンイチ「今のは、魔のオーラを斬った感覚だ。あっあいつだ!!あの2体のアンドロイドから、魔のオーラが出てるんだ!!」


スピーカーの胴体から手と足、スキンヘッドの頭を生やした2体のアンドロイドが、アンドロイド達限定で、魔のオーラを波紋状に飛ばしていた。

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