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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 3 光の村での戦い(勇者サイド)

ハゲたおっさん達の光の魔法、ザ・サン!!によって、雀達は気絶して、寝転がった。


ハゲたオッサン1「俺の光の魔法で、この雀達は気絶したんだ。」

ハゲたオッサン2「いや、俺のだ。」

ハゲたオッサン3「いやいや、俺のだ。」

ハゲたオッサン4「いいや、俺のだ。」

ハゲたオッサン5「俺のだ。」


ハゲたオッサン1「よし、じゃあ、この5人の中で、誰の魔法が一番眩しいか、勝負しよう。」


ハゲたオッサン2「望むところだ!!」


ハゲたオッサン3「俺の頭が、一番綺麗なハゲかたをしている。俺が最強だ!!」


ハゲたオッサン4「光の魔法は、ハゲかたじゃない!!強い意志だ!!」


ハゲたオッサン5「光の村で、カッパもどきと言われた俺のハゲかたに死角はない!!勝負だ!!」


ハゲたオッサン1「ザ・サン!!」


ハゲたオッサン2「ザ・サン!!」


ハゲたオッサン3「ザ・サン!!」


ハゲたオッサン4「ザ・サン!!」


ハゲたオッサン5「ザ・サン!!」


ハゲたオッサン達は輪になって、いっせいに魔法を唱えると、それぞれのハゲた頭が光り始めた。サンタクロースは、勇者・セイジにサングラスを渡し、自分もサングラスをした。


ハゲたオッサン1「グワアッ」


ハゲたオッサン2「ウオオオオ!!」


ハゲたオッサン3「グフッ」


ハゲたオッサン4「無念・・・・。」


ハゲたオッサン5「ギャアアアア!!」


ハゲたオッサン達は一斉に倒れた。しかし、ハゲたオッサン3だけは、両目を押さえながらも、なんとか立ち上がった。そして、徐々にだが、ハゲたオッサン3は、視力が回復しつつあった。


ハゲたオッサン3「グウオオオオ!!目が痛い、でも、勝った、勝ったぞ!!」


勇者・セイジとサンタクロースは、サングラスをかけたまま、ハゲたオッサン3に近づき話しかけた。


勇者・セイジ「すばらしい魔法ですね。はじめまして、俺は勇者・セイジです。魔王を倒すのに、あなたの力を貸してくれませんか?」


ハゲたオッサン3「サンタクロースが傍にいるところをみると、お兄さんは本物の勇者のようだな、じゃあ、お兄さんの力を見せてもらおうか、いくぞ!!ザ・サン!!」


勇者・セイジ「え?いきなり?」


ハゲたオッサン3は、ハゲた頭から眩しい光を放ったが、サングラスをかけている勇者・セイジとサンタクロースには効かなかった。


ハゲたオッサン3「さすが勇者だな、ならば、これはどうだ!!ハゲレーザー!!」


ハゲたオッサン3は、勇者・セイジの方にハゲた頭を向け、ハゲた頭から光のレーザーを打ってきた。勇者・セイジは咄嗟に横っ飛びでかわした。しかし、ハゲたオッサン3は、ハゲレーザーを連発して放った。


勇者・セイジ「地走り・改!!サンタクロース!!」


勇者・セイジは、ハゲレーザーをかわしながら剣を抜き、地を這う斬撃を幾つか飛ばし、サンタクロースに叫んだ。


サンタクロース「ああ、分かってる。」


サンタクロースは、ソリに乗って飛び立ち、いなくなった。


ハゲたオッサン3「いいねえ。久しぶりだ、こんな手に汗握る戦いは。ハゲセーバー!!」


ハゲたオッサン3の頭から、1本の長い5メートル程あるレーザー状の剣が出て、ハゲたオッサンは、勇者・セイジめがけて頭を振り回した。勇者・セイジは、跳んだりしゃがんだりしながら、なんとか、ハゲセーバーをかわし続けた。


ハゲたオッサン「ちょこまかちょこまかと。ああ、ちょっと頭がフラフラする、ハゲセーバー解除。」


ハゲたオッサンの頭から、ハゲセーバーが消えたとたん、空から小さな隕石が、ハゲたオッサンめがけて幾つも降って来た。サンタクロースが荷台に、銀髪で白のニット、青のコートを着て紺のデニムを履いた女、ケンジャノツエを乗せて飛んでいた。


ケンジャノツエ「変態勇者・セイジさんに乾杯!!スーパーメテオ!!」


ハゲたオッサン3「な、ハゲシールド!!」


勇者・セイジ「ケンジャノツエは俺のこと、デリヘルばかり呼ぶ変態って思ってるんだ。でも、俺は悪いことは何もしていない!!デリヘルを呼んで、なにが悪い!!」


勇者・セイジに迷いはなかった。


サンタクロース「セイジ、また少し強くなったな。」


ハゲたオッサン3は両手を空にかかげて、自分の体を覆うシールドを張った。そのシールドに、無数の小さな隕石が、容赦なく降り注いだ。


ハゲたオッサン3「ダメだ、耐えきれない!!ギャアアアア!!」

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