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デビルタウン物語  作者: 明日こそはシンデレラ
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season 3 時計台の悪夢(魔王・勇者サイド)

魔王ケンイチ「ウオッ魔王石に当たる!!」


魔王ケンイチは魔王石を抱えて、幾つもの斬撃をかわした。


魔王ケンイチ「クッ重い!!おい、サンタ!!お前、窓ガラス弁償しろよ!!」


勇者・セイジ「どうしたんだツルギちゃん!!なにボウッと突っ立ってるんだ!!得意の蹴りて攻撃をするんだ!!」


タイマノツルギ「・・・・セイジさん、デリヘルを呼ぶなんていやらしいわ、セイジさんて、そういう人だったんだ・・・・。」


ガーゴイルのセナは、弱味につけこんだ。


セナ「ツルギちゃん、コイツは表では勇者でヒーローだが、裏では毎晩デリヘル遊びをするエロ男爵だ、こんな裏表の激しい奴を信用できるのか?コイツは地方公務員だから、金にものを言わせて、毎晩デリヘル嬢とえげつない遊びをしているに違いない!!とんだ偽善者だぜ!!」


シリウス「そうだそうだ、コイツはプロじゃないと満足できない体になってしまってるんだ!!勇者は勇者でも、コイツは風俗の勇者だ!!ツルギちゃん、悪いことは言わねえ、コイツに協力するのはやめときな!!」


悪魔達の巧みな話術に揺れるタイマノツルギに、サンタクロースが一喝した。


サンタクロース「タイマノツルギ、お前の仕事は、勇者セイジを援護することだろ!!しっかりしろ!!」


タイマノツルギ「はい。セイジさんがデリヘルで変態プレーをしようと、勇者には変わりないわ、乱舞脚!!」


セナ「デリヘルで変態プレーをする勇者、俺は嫌だなあ。」


シリウス「そうそう、庶民ならまだしも、勇者はねえ・・・・。」


セナとシリウスは、まだ吹っ切れてないタイマノツルギのキレのない乱舞脚を、なんとかかわした。


魔王ケンイチ「シリウス、輝きの魔法を!!」


シリウス「はい、魔王様。ハゲた親父の頭は眩しいよ!!今宵も満月じゃ、ハッ!!」


シリウスが魔法を唱えると、魔王石が物凄い光で輝き始めた。魔王ケンイチ、シリウス、セナは咄嗟に目を瞑った。


勇者・セイジ「うわっ眩しい!!」


勇者・セイジ、タイマノツルギ、サンタクロースは眩しい光をもろくらい、チカチカして痛む目を手で押さえた。


魔王ケンイチ「ゴリラパンチミドル・ボディ!!」


魔王ケンイチは、勇者・セイジに腹パンチをした。


勇者・セイジ「オエッ」


勇者・セイジは腹を押さえて倒れ、うつむせになって、苦痛に顔を歪めた。


セナ「切り裂きストーンシャワー!!」


セナは、鋭い尖った石つぶてを勇者・セイジに浴びせ、服をズタズタに切り裂き、フルチンにした。


セナ「見ろ、ツルギちゃん!!コイツのこの下半身が、夜になると悪いことをするんだ!!」


シリウス「ブラックウィップ!!」


シリウスは魔法を唱え、黒い鞭を手から出し、勇者・セイジの上半身を縛り上げた。そして、両手で勇者・セイジの両足を思いきり広げ、タイマノツルギの方に勇者・セイジの股間を向けた。


勇者・セイジ「やめろ、やめてくれええええ!!」


勇者・セイジは泣き叫んだ。


シリウス「見ろ、ツルギちゃん!!これだ、これがデリヘルて大暴れする悪魔の正体だ!!」


タイマノツルギ「いやああああ!!」


目の眩しさが少し和らいだタイマノツルギは、悲鳴をあげて消え去った。


魔王ケンイチ「お前達、もうそれぐらいで勘弁してやってくれ。今は敵とはいえ、俺の大事な友達だ。」


セイジ「なにが友達だ!!こんなことをしといて!!ケンイチ、お前、絶対殺してやるからな!!」


シリウス「さあ、魔王様、コイツの股間に魔王石を落として、二度とデリヘルを呼べないようにしてやって下さい。」


セナ「そうですよ、魔王様。勇者はデリヘルを呼んではいけないんです。これは、コイツのためです、さあ、とどめを!!」


魔王ケンイチ「いやあ、そこまでしなくても・・・・それに、勇者だってデリヘルを呼んでもいいじゃないか。」


セナ「魔王様は甘い!!友達とはいえ、今コイツをここで殺しておかないと、後々大変なことになります。では、私がとどめを!!」


視力が戻ったサンタクロースが魔法を唱えた。


サンタクロース「冬休みが始まるよ!!」


サンタクロースは、勇者・セイジをソリの荷台に乗せて、シリウスの鞭を引きちぎり、物凄い速さで時計台の窓から飛び去った。

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